金魚の飼い方

【金魚】屋外飼育でエアレーションなし、代わりになるものは?

2022年7月13日

金魚をエアレーションなしで飼育したい人「金魚を屋外でエアレーションなしで飼育したい。金魚を屋外で飼育しているんだけれど、電源がなくてエアレーションができない。太陽光で動くエアポンプを使う手もあるけれど、エアポンプの音が近所に迷惑になると嫌なので使いたくないんだよね。エアレーションの代わりになるものってなにかないかな」

こんな悩みを解決します

この記事の内容

金魚を屋外飼育する際に、エアレーションの代わりになるものについて書いています

こんにちは、せいじです。金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。

さて、金魚を屋外で飼育したいと思う方もいらっしゃると思います。屋内では場所を取りますし、水換えなどの世話も手間がかかったりしますしね。なにより、金魚の健康を考えると、屋内よりも屋外の方がメリットがあります。

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とはいえ、屋外では電源設備がないためにエアレーションができないので飼えない、という人も少なくないでしょう。

金魚は酸素がないと生きていけないので、エアレーションをしないのであればその代わりに酸素を供給できる環境を作る必要があります。

というわけで、今回は金魚の屋外飼育でエアレーションの代わりになるものについて解説します。

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【金魚】屋外飼育でエアレーションなし、代わりになるものは?

では、金魚の屋外飼育でエアレーションの代わりになるものについて見ていきましょう。まとめると次のようになります。

エアレーションの代用

  • 水草を入れる
  • 酸素石を入れる
  • 頻繁に水換えをする
  • ストローなどでブクブクする

それぞれ掘り下げていきます。

水草を入れる

金魚の水槽に酸素を供給するために、エアレーションの代わりとなるものとして水草があります。水草は、光合成により飼育水の二酸化炭素を消費し酸素を供給してくれるからです。

屋外飼育に適している水草としては、ホテイアオイ(ホテイ草)があります。値段が安く設置、その後の管理もかんたんで、飼育水に浮かべておくだけでOKです。

ホテイアオイは葉っぱが大きく、金魚の隠れ家になったり、直射日光をさえぎる働きもしてくれます。それにくわえて、水草には飼育水を浄化する働きもあります。飼育水の汚れの原因であるフンや餌に含まれる有機物を取り除いてくれるのです。

そして長く伸びたたくさんの根は金魚のおやつがわりにもなります。ですから、ホテイアオイは金魚が過ごしやすい環境を作るために、かなり役に立ってくれるアイテムと言えるでしょう。

ちなみに、金魚がホテイアオイの根を食べ尽くしてしまうと、ホテイアオイは枯れてしまいます。しかし、屋外飼育で太陽の光をたっぷりと浴びられる環境であれば、食べられる以上にホテイアオイは成長します。ですから、食べ尽くされて枯れてしまうリスクは低いです。

ぜひ、ホテイアオイを飼育容器に入れてみてください。

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なお、青水で金魚を飼育したい人には水草は向きません。なぜなら、水草を入れると青水にならないからです。ですから、青水で飼育したい人は、水草以外の方法を選んでください。

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酸素石を入れる

飼育水に酸素を手軽に供給できるアイテムとしては、酸素石があります。酸素石とは、飼育水に入れておくだけで酸素を放出してくれる石のことです。インターネットやペットショップにて安価でかんたんに手に入ります。

ただし、たくさんの水量にしっかりと酸素を供給するためには、けっこうな数の酸素石が必要になります。酸素石をたくさん飼育水に投入すると、水質に影響をあたえる可能性があります。水質の変化は金魚が体調を崩す原因になるため、注意が必要です。

また、だいたいの商品が1ヶ月での交換を必要とします。交換する手間が発生するのと、ランニングコストがかかるデメリットがあります。

頻繁に水換えをする

水換えの頻度をあげることでも、飼育水に酸素を供給することができます。なぜなら、水換えをすることによって、飼育水に揺れが起こり、たくさんの酸素が取り込まれるからです。

水は空気に触れる面積が多いほど、酸素を取り込みやすくなります。水換えをすると、必然的に飼育水に揺れが生じて、酸素を取り込まれるのです。

また、供給する新水にもたっぷり酸素が含まれています。ですから、頻繁に水換えをすればエアレーションをしなくても大丈夫な環境になるんですね。

1週間に1度、一気に必要な量の水換えをするのではなく、毎日に分けて行うようにしてください。

ストローなどでブクブクする

ストローなどで空気を送り込み、飼育水をブクブクすることでも酸素を供給することができます。原理はエアポンプと同じですね。

1日に数回、水面をブクブクしてあげれば、エアレーションがなくても金魚が生きていける程度の酸素を供給することができます。

まとめ:ベストは水草を入れる方法です

金魚の屋外飼育でエアレーションの代わりになるものについて書きました。この記事をまとめます。

この記事のまとめ

  • 水草を入れる
  • 酸素石を入れる
  • 頻繁に水換えをする
  • ストローなどでブクブクする

この4つの方法の中で、安定して酸素を供給できる環境を作れるのは、水草を入れる方法です。その他の方法では、確実性に欠けたり、酸素は供給できるものの他にデメリットが発生します。

ですから、エアレーションの代わりとしては水草を入れることをおすすめします。

なお、電源がない環境でもエアレーションをする方法としては、ソーラー充電式のエアポンプを使うという手があります。

詳細は、電気が使えない!屋外飼育の水槽にエアレーションする方法は?をご覧ください。

参考記事
電気が使えない!屋外飼育の水槽にエアレーションする方法は?

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ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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