ウーパールーパーを飼育する温度が知りたい人「ウーパールーパーを飼育するのに適切な温度が知りたい。ウーパールーパーを飼いたいと思っているんだけれど、飼育する際に温度って気をつけないといけないのかな?何度ぐらいで飼育したらいいんだろう?」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
ウーパールーパーってなかなか不思議なかわいさがありますよね。その姿からペットとして人気が高まっているようですが、飼育方法をあまり知らないかたがほとんどではないでしょうか。
たとえば、水温をどうしたらいいのか?なんてことです。
ウーパールーパーが生きていける水温は、5〜30℃とされています。そのうち、最適な温度としては、15〜25℃なんですね。
四季のある日本では、季節によってこの水温域からはずれてしまう場合があります。そんなときは、温度調節をしてあげなければなりません。
特に高温には弱い性質があるので、夏場は注意が必要なんですよね。
というわけで、今回はウーパールーパーを飼育するのに適切な温度について解説していきます。
ウーパールーパーに適した温度は?
では、ウーパールーパーに適切な温度について書いていきます。
ウーパールーパーの本当の名前は、メキシコサンショウウオと言います。名前にある通り、本来の生息地はメキシコなんですよね。
その生息地の気温は、5〜25℃の間となっています。ウーパールーパーは比較的涼しい気候の中で生活する生き物なのです。
ですから、暑さにはとても弱いんですよね。そのあたりについて、具体的に見ていきましょう。
ウーパールーパーが生きられる温度と適温
ウーパールーパーが生きることができる温度は、5〜30℃と言われています。ただし、30℃近くになると、ウーパールーパーにとってはかなり厳しい環境となり、死んでしまうリスクが高くなります。
ウーパールーパーが過ごす適温となる温度は、15〜25℃の間です。
この水温域であれば、ウーパールーパーは快適に過ごすことができます。
ちなみに、低水温には比較的強いですが、氷が張るほど寒くなってくると死んでしまうリスクが高くなります。
最低でも5℃以下にならないようにしてあげてください。
夏の高水温では死んでしまう可能性がある
前述したように、ウーパールーパーはもともとの生息地から、高温に弱い性質があります。30℃を超えると、死んでしまう可能性が非常に高くなります。
日本の真夏の温度は、余裕で30℃を超えるどころか40℃近くにまで上昇します。なにもせずに普通に飼育していると、夏場には確実に死んでしまいます。
ですので、高温対策が必要になります。
水槽の水温を下げる方法については、後述します。
ウーパールーパーの冬の温度調節
冬の低水温対策としては、ヒーターの使用があります。水槽用のヒーターを設置することで、水温を維持することができるからです。
冬の間は、できればヒーターによって15℃ぐらいの水温を保つようにしてあげてください。
夏の高温対策、ウーパールーパーの水槽の温度を下げる方法
ここからは、真夏の暑い時期にウーパールーパーが死んでしまわないよう、水温を下げる方法について書いていきます。
水温を下げるには、少々コストがかかります。
とはいえ、そこをケチるとウーパールーパーの健康に多大なダメージをあたえてしまうことになりかねません。
必要経費と思って、水温を下げるようにしてあげてください。
水槽用ファンを使用する
水槽の水温を下げる方法のひとつ目は、水槽用のファンの使用です。
水槽用のファンとは、かんたんにいうと扇風機ですね。
ファンを使用するメリット、デメリットをまとめると、次のようになります。
水槽用ファンのメリット・デメリット
- 安価で購入することができる
- ランニングコストがおさえられる
- 2℃ほどしか下げることができない
水槽用ファンであれば、安いもので2000円ほどで購入することができます。また、電気代も安く、使いやすいです。
しかし、扇風機と同じ原理なので、それほど劇的に水温を下げることはできません。
だいたい2℃ぐらいですね。ですから、真夏の暑い時期では、水槽用ファンだけでは不十分ということになります。
水槽用クーラーを使用する
水槽の水温をもっとしっかりと低下させたいとなると、水槽用のクーラーが必要になってきます。
水槽用のクーラーであれば、設定した温度まで下げることが可能になります。
水槽用のクーラーのメリット、デメリットをまとめます。
水槽用クーラーのメリット・デメリット
- 水温をガッツリ下げることができる
- 導入コストが高い
- 電気代が高い
水温をしっかり下げられる水槽用クーラーですが、1台4万円ほどかかります。かなり高価になるので、導入するのをためらう人も少なくないでしょう。
それに加えて、使用する際の電気代もそれなりに必要になります。
かかる費用がネックになりますね。
エアコンで温度管理をする
コストをかけずにクーラーの効果を得ようと思ったら、室内の温度を下げるエアコンを使用するのがいいでしょう。
そうすれば、人間も過ごしやすくなりますし、ウーパールーパーにも適温を維持することができるからです。
エアコンを使用するメリット・デメリットをまとめると、次のようになります。
エアコンのメリット・デメリット
- 水温をしっかり下げられる
- エアコンプラスアルファのコストで使用できる
- オン・オフで水温の変化が激しくなる
エアコンでウーパールーパーの温度調節をする場合は、1シーズンエアコンを稼働し続けるつもりで
利用したほうがいいですね。
というのも、人がいるとき、いないときでオンオフをしてしまうと、その度に水温が急激に変化してしまうからです。
温度の激しい変化は、人間でも身体に負担となりますものね。小さなウーパールーパーでは、その負担はさらに大きなものとなります。
ですから、水温の変化が激しくならないよう、ずっと稼働しておくことが必要なのです。
電気代が心配になるところではありますが、家にいる時間が長い人であれば、その分普段からエアコンを使用する時間が長いでしょうから、それほど負担が増えることはないでしょう。
普段、あまり家におらず、エアコンを使用しない人でしたら、稼働時間が伸びる分、電気代が上がるかもしれません。
この場合は、水槽用クーラーとどちらがコストが重くなるかが判断の分かれ目になります。
水温を下げるのにやってはいけない方法
ウーパールーパーの健康を守るために、夏は水温を下げる必要があることがわかっていただけたと思います。
とはいえ、水温が下がればよいのかというとそうではありません。適切な方法で水温を下げないと、ウーパールーパーの健康を損なう可能性があります。
なぜなら、急激な水温の変化は、ウーパールーパーにとって負担となるからです。
水温を下げるためにやってはいけない方法としては、氷の投入があります。
たとえば、水槽に大量の氷を入れるとか、凍らせたペットボトルを水槽に入れて水温を下げるといった方法ですね。
この方法では、氷を入れた直後に、急激に水温が下がることになります。また、氷が溶けたあとは、今度は急激に水温が上昇することになります。
このような変化は、ウーパールーパーの飼育では避けなければなりません。
前述したように、ファンやクーラーなどを使用して、ウーパールーパーに負担がないような形で水温をコントロールするようにしてください。
ウーパールーパーに適した温度は?:まとめ
ウーパールーパーを飼育するのに適切な温度や、夏や冬の季節の温度調節の方法について書きました。
ウーパールーパーは、もともと涼しい気候に生息している生き物なので、現地の気候に合わせた環境作りが必要となります。
少し手間とお金が必要になりますが、大事なウーパールーパーのためですから、飼育するうえでの必要経費として考えてあげてください。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。