フィルター事故を防ぎたい人「金魚がフィルターに吸い込まれて死んでしまうのを防ぎたい。金魚がフィルターのストレーナー(吸い込み口)に吸い込まれて、死んでしまったんだよね。もう二度と起こしたくないので、防ぐ方法が知りたいな」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
金魚がフィルターに吸い込まれてしまうのを防ぐ方法について書いています
こんにちは、せいじです。
金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。
さて、まれに金魚がフィルターに吸い込まれたり、ストレーナーパイプ(フィルターの吸い込み口)に張り付いて動けなくなってしまう事故が起こることがあります。
吸い込まれた場合はもちろんですが、張り付いてしまった場合も、回復するのはとてもむずかしいんですよね。
張り付いていた時間がたんじかんであれば、復帰できる可能性も十分ありますが、長時間になると、身体が変形してしまったりして、元に戻らないケースが多いです。
なんとか逃れようとして、体力を消耗した結果でしょう。
ですから、そもそもそのような事故を起こさないようにすることが重要です。
というわけで、今回は金魚がフィルターに吸い込まれる事故を防ぐ方法について解説していきます。
金魚がフィルターに吸い込まれるのを防ぐ方法
では、金魚がフィルターに吸い込まれるのを防ぐ方法について見ていきます。
金魚はどこから吸い込まれる?
防ぐ方法を考えるにあたっては、そもそもどこから吸い込まれるのか、というのを把握しておく必要があります。
経験した人は良くご存じだと思いますが、それ以外でも発生する可能性がありますからね。
防止するためにどこに注意をすればよいか、つかんでおく必要があります。
フィルターのストレーナーパイプ
金魚がフィルターに吸い込まれる入り口は、フィルターのストレーナーパイプからが多いです。
ストレーナーとは、フィルターが飼育水を吸い上げるパイプの先についている網目状の部分をいいます。
割と細かい目になっていますが、稚魚程度の大きさであれば吸い込まれてしまいます。
また、吸い込まれなくても、吸水の力に負けてしまい、ストレーナーに張り付いて死んでしまうことがあります。
他にも、ストレーナーパイプがゆるんではずれてしまい、吸水パイプから吸い込まれるといった事故が発生することもあります。
パイプのはずれは、差し込みが浅かったり、パイプ自体が割れて抜けやすくなっていたりといったことが原因です。
人為的なミスといってもいいでしょう。
投げ込み式フィルターであれば底面から
投げ込み式フィルターのように、ストレーナーパイプがないフィルターでも金魚が吸い込まれることがあります。
どこから吸い込まれるかというと、フィルターの底辺部分からです。
投げ込み式フィルターの場合、エアポンプで空気を送り、空気の浮力によって水を循環させます。
フィルターの底辺部分は網状になっていて、そこから水を吸い込む形になるのです。
稚魚ですと、吸い込む水流に負けてしまい、フィルターの中や、フィルターの下敷きになって死んでしまうことがとくあります。
死んだ稚魚は、まるでちりめんじゃこのように真っ白になります。
吸い込みを防ぐフィルターを使おう
フィルターでの吸い込み事故を防ぐためには、吸い込み口をなんとかする必要があるということですね。
でも、フィルターは水を循環させないと機能しません。
ですから、吸水は不可欠となります。
その上で、吸い込みを避けるには、次のような環境整備が必要です。
フィルターの吸い込みを防ぐ為に
- 吸水の水流をおさえる
- 吸い込む入り口をなくす
この二つの条件を満たしてくれるのが、スポンジフィルターと底面フィルターです。
どうして避けることができるのか、それぞれ理由を見ていきたいと思います。
スポンジフィルター
スポンジフィルターは、厚めのスポンジで、物理濾過と生物濾過を発生させるフィルターです。
スポンジが非常に分厚いため、金魚に及ぼす水流の影響を減らすことができます。
また、スポンジの目が小さいために、金魚を吸い込むことがありません。
稚魚にも安心して使えるフィルターとして、繁殖に用いる人が多いですね。
ちなみに、スポンジフィルターには、大きく分けて2種類あります。
投げ込み式フィルターと同じ形で、フィルター全体がスポンジになっているタイプと、水槽の壁面に設置したり、他のフィルターの吸水パイプに連結するタイプです。
吸水パイプに連結させるタイプであれば、上部フィルターや外部フィルターに連結して使用することができます。
イメージとしては、上部フィルターで一部の商品では標準でついている、ストレーナースポンジを強化版といった感じですね。
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底面フィルター
底面フィルターは、水槽の底に設置して、その上に砂利を敷いて使用するフィルターです。
砂利が濾材の役割を担うんですね。
そのため、砂利が水流の影響を軽減してくれ、また広い面積から水を吸い上げるために、水流が発生しにくい作りになっているのです。
もちろん、砂利の下に設置するので、金魚を直接吸い込んでしまうリスクもありません。
こちらも、稚魚の飼育に適したフィルターとして活用されています。
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弱っている金魚は吸い込まれる
とはいえどれだけ対策をしても、金魚自体が弱っているとフィルターに吸い込まれたり、張い付いて身動きが取れなくなることがあります。
その場合は、吸い込みを防ぐ、防がないの問題ではなく、金魚の健康を守るための環境改善が必要になります。
金魚がフィルターに吸い込まれるのを防ぐ方法:まとめ
金魚がフィルターに吸い込まれるのを防ぐ方法について書きました。
フィルターの吸い込み事故は「避けられたのに」と思うだけに、精神的ショックが大きいです。
ですから、万が一にも発生しないような環境整備をしておきたいところですよね。
スポンジフィルターや底面フィルターであれば、リスクを最小限におさえることができるはずです。
それに、ともに濾過能力の高いフィルターですからね。
導入は金魚の健康のためにも役に立ちます。
ぜひ、導入を検討して見てください。
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ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。