メダカの水合わせについて知りたい人「メダカの水合わせについて知りたい。メダカを飼う際は、必ず水合わせをしないといけないって聞いた。水合わせっていったいなんなの?どうして必要なのかな。また、やり方なども具体的に知りたいな」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
メダカの水合わについて、しないといけない理由、具体的な方法について書いています
こんにちは、せいじです。
メダカや金魚、ウーパールーパーなど、水中で生活するペットを主に飼育しています。
さて、ペットショップでメダカを購入したり、知り合いからもらったりしてメダカの飼育をはじめる際、家の水槽に入れる前に必ずしなければならないことがあります。
それは、水合わせです。
水合わせをしないでいきなり水槽に入れると、メダカがすぐに死んでしまう原因となるからです。ですから、確実に水合わせを実施する必要があるんですね。
水合わせの目的をまとめると、次のようになります。
水合わせをする目的
- 急な温度変化を避けるため
- 急な水質の変化を避けるため
- 新しい環境に適応しやするくするため
繰り返しますが、水合わせをしないと、せっかく飼いはじめたメダカがわずか数日で死んでしまう、といったことが起こりかねません。
必ず行うようにしてくださいね。
というわけで、今回はメダカの水合わせについて解説していきます。
超重要!メダカの水合わせの方法を解説します
では、メダカの水合わせについて書いていきます。
水合わせとは、水温合わせと水質合わせ
水合わせとは、細かく分けると水温合わせと水質合わせを指します。
お店などから持ち帰ったメダカが入っている袋や容器の水と、これから入れる水槽の水は、温度や水質が異なります。
メダカはいきなり環境が変わると、身体がついていけずにストレスを感じてしまうんですよね。
これは、メダカだけでなく人間でも同じですよね。
たとえば、夏の楽しみとしてプールがあります。プールに入る際、いきなり入ると心臓に負荷がかかってしまうので、徐々に身体をならしてから入りますよね。
それは、現在身体が感じている温度とは、ちがう環境に入っていくからです。
お風呂に入るときも同様です。かけ湯をしたり、湯船にゆっくりと身体を沈めていくのは、身体を徐々にならす必要があるからです。
お風呂の湯温が高いと、なおさらじっくりと時間をかけてならす必要が出てきます。
そうじゃないと熱湯風呂のような状態になってしまいますものね。
メダカも同様に、袋の水と水槽の水の水温を徐々に合わせてあげる必要があるんですね。
次に、水質合わせです。
たとえば、海外に旅行に行った際、水道水を飲むと強烈な下痢を起こすことが良くあります。これは、日本と水質が異なるために、身体がびっくりするからですよね。
メダカにとっては、飼育水は身体の中に入れるものになります。ですから、水質が突然変わると、身体が拒絶反応を起こしてしまう可能性があるんですね。
メダカにとっては、生きる環境のすべて水ですから、その影響は人間の飲料水にくらべてさらに大きくなります。
ですから、温度と同様、水質も徐々になれさせてあげる必要があるのです。
水合わせ不要説、しないとどうなる?
とはいえ、同じ日本の水質なんだから、それほど大きな影響はない、水合わせは必要ないよと、水合わせ不要論を唱える人もいます。
しかし、同じ日本であっても、地域によって水質は微妙に異なるんですよね。
人にとってはそれほど大きな影響がなくても、小さな身体で、しかも水の中で生活するメダカにとっては非常に大きな影響を及ぼすことになります。
場合によってはpHショックと言って、ショック状態を起こす可能性もあるのです。
また、水温については、人間でも水の温度が3℃ほどちがうだけで、感じかたがかなり変わりますよね。
たとえば、40℃のお風呂に入るのと、43℃のお風呂に入るのとでは、まったくちがいます。43℃のお風呂はかなり熱く感じるでしょう。
いきなり43℃のお風呂に入ると考えたら、徐々に身体をならさないとかなりきついのがわかると思います。
ですから、水質合わせ、水温合わせは必ずしてあげる必要があるんですね。
水合わせの方法
ここからは、水合わせの方法について書いていきます。
少し手間はかかりますが、やりかた自体はむずかしくありません。
水温合わせの方法と時間「ビニール袋のまま浮かべる」
水温合わせの方法は、次の手順で行います。
水合わせの方法
- メダカをの入った袋、容器をこれから入れる水槽に浮かべる
- 浮かべたまま30分間放置する
水温合わせはこれだけです。かなりかんたんですよね。
水質わせの方法と時間
水温合わせが終わったら、引き続き水質合わせを行っていきます。
水質合わせの手順は次のようになります。
水質合わせの方法
- 袋や容器の水を3分の1捨てる
- 水槽の水を捨てた分足す
- 10分放置
- 1~3の手順×3行う
全体の時間としては、約30分間です。水温合わせの時間と合わせると、1時間の作業となります。
水合わせが終了したら、いよいよメダカを水槽に移しますが、ここで注意点がひとつあります。
それは、袋からメダカだけを取り出して水槽に移すということです。
ペットショップなどから持ってきた水には、病原菌や寄生虫などだ混入している可能性があるからです。
ですから、袋の水は水槽に入れないで捨ててください。
点滴法による水合わせ
水質合わせの方法として、点滴法というのがあります。
点滴法とは、エアチューブとコックを使って、袋の水に少しずつ水槽の水を移し、水合わせをする方法を言います。
通常の方法よりも、さらに環境の変化を緩やかにすることができます。
用意する物品は、次のとおりです。
点滴法に必要な道具
- バケツ
- エアチューブ
- コック
- キスゴム
これらの道具を使用して行っていきます。
具体的な手順をまとめると、次のようになります。
点滴法の具体的な手順
- 持ち帰った袋からバケツにメダカを移す
- エアチューブの一方の先端を水槽に入れ、キスゴムで固定する
- コックを装着したエアチューブの先から水を出す
- コックで水量を1秒間に5滴ぐらいのペースに調節する
- 30〜60分放置する
点滴法の場合も、通常の水質合わせと同様に、メダカだけを水槽に移してください。
水合わせをするのはいつがいい?夜はさけるべき?
さて、最後に水合わせをする時間帯についてです。
水合わせをするタイミングとして、夜はさけるべき、という説があります。
その理由は、夜は身体を休める時間帯であり、その時間帯に新たな環境に適応するための負担をかけるべきではない、というものです。
たしかに、これは一理あると思います。
メダカにも体内時計があり、それがくるってしまう可能性もありますからね。
とはいえ、次の日の朝まで袋のまま放置することを考えると、夜に水合わせしてでも本水槽に移したほうがいいとも言えます。
ビニール袋の中は非常に狭いですし、水量が少ないために汚れやすく、水温が変化しやすいからです。
これらの要素は、メダカにとってストレスとなりますからね。
結論としては、新しく飼育するにあたっては、なるべく昼間に水合わせができるタイミングで購入すること、どうしても夜しかできないようであれば、夜にしてしまってもいい、ということになります。
超重要!メダカの水合わせの方法を解説します:まとめ
メダカの水合わせについて書きました。
水合わせは、メダカを飼育するうえで、必要不可欠と考えてください。飼育初心者がすぐにメダカを死なせてしまう原因のひとつが、水合わせをしないことだからです。
それぐらい、水合わせをすることは重要なのです。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。