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金魚の鼻の役割を知りたい人「金魚には鼻があるよね?金魚の鼻はどんな役割をしているの?呼吸はえらでしているから、鼻はにおいをかぐ働きだけなのかな?でも、水中でどうやってにおいをかぐんだろう?」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
金魚の鼻がどんな役割をしているのかについてわかる
金魚のふるさと、奈良県大和郡山市に生まれ育った金魚マイスターのせいじです。
金魚の顔を見ると、鼻があるのがしっかりと確認できます。
この鼻は、いったいどんな働きをしているのでしょう?
というのも、金魚はえら呼吸をする生き物なので、鼻で呼吸をしません。
なので、呼吸をするために鼻があるわけではないということになります。
では、においを嗅ぐためにあるのでしょうか?水の中でどうやって?
そんな疑問が浮かんできますよね。
実は金魚には全部で4つの鼻の穴があります。
これは魚全体に言えることですが、前に2つと、お尻のほうに2つの鼻の穴があるのです。
そして、前の鼻から水を取り込み、後ろの鼻から出しています。
この間ににおいを嗅ぐことができるのです。
というわけで、金魚の鼻について、詳しく書いていきます。
金魚に鼻があるのはどうして?どんな役割をしている?
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人間と同じように、金魚にも鼻があります。
実際に見ると、目の下のところに鼻があるのがわかると思います。
この鼻の役割について解説していきます。
金魚には鼻の穴が4つある
さて、金魚を含めて、魚には鼻の穴が4つあります。
人間と同じように口の上に2つと、お尻のほう2つあるのです。
どうして4つの鼻の穴があるんでしょうか?
それは、鼻の構造に関係しています。
金魚は前の鼻で水を取り込み、後ろの鼻で水を排出している
金魚は前の鼻で水を吸い込んで、後ろの鼻から排出しています。
トンネルのような作りになっているのです。
そして、水を通すことによって、ある働きをしています。
金魚の鼻にはにおいを嗅ぐ役割がある
その働きとは、水中のにおいを嗅ぎとることです。
金魚は前から水を取り込み、後ろから出す間に、においを嗅ぐことができるのです。
「本当に金魚に嗅覚があるの?」
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と疑問に思われるかもしれません。
金魚は本当に水の中でにおいを嗅ぐことができるのでしょうか。
結論として、金魚には確実に嗅覚があります。
これは生物学的にも証明されていますね。
また、私は飼育している金魚から、金魚には嗅覚があることを実感することができました。
というのも、私が以前飼っていたピンポンパールは、両目がないのに餌が水槽に入ってきたのに気づいていたからです。
もう少し詳しく説明します。
私が飼育していたピンポンパールは、なんらかの拍子に片目が取れてしまいました。
目が取れるなんてことがあるの!?って驚きました。
片目になったピンポンパールは、それでも元気に過ごしていました。
しかし、それから3ヶ月ほど経ったある日、水槽を見ると、残ったもうひとつの目が水の底に落ちていたのです。
哀れ両目を失ったピンポンパール、視界を失った金魚はどうなってしまうのか?なにも見えない状態では餌も食べられないのではないか?そう思っていました。
しかし、そんな心配は杞憂に終わりました。
水槽に餌を入れると、視界があったときと同じく、大慌てで餌を探し出すではありませんか!
その当時に与えていたのは浮上性の餌でした。
視界を失ったピンポンパールが餌を察知できるとしたら、においしかありません。
というわけで、この経験から金魚にはまちがいなく嗅覚があるということがわかりました。
金魚に嗅覚が必要なのはどうして?
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では、金魚にはどうして嗅覚が必要なのでしょうか?
考えられる理由としては、次の通りです。
金魚に嗅覚が必要な理由
- 餌のありかを知るため
- 繁殖行為の相手を見つけるため
掘り下げていきます。
餌のありかを知るため
金魚の嗅覚の働きとして、まずあげられるのは餌の存在を察知するためです。
魚は水中で生活をします。
水中では、視覚で情報を収集するのには限界があります。
特に自然界で水が濁っていたりすると、視覚だけでは満足に情報を得ることができません。
なので、魚は嗅覚が発達しているのです。
そして、この嗅覚で餌の存在を察知することができるようになっているのです。
繁殖行為の相手を見つけるため
金魚に嗅覚がある2つ目の目的としてあげられるのが、繁殖行為の相手を見つけることです。
研究によって、メスの金魚はフェロモンを出すことが分かっています。
そのフェロモンをオスの金魚が嗅覚によって察知して、繁殖行為に及ぶのです。
人間もフェロモンを出しますが、視覚や嗅覚で感じることはできません。
嗅覚でフェロモンをキャッチできる金魚は、その点だけを取れば、人間よりもすごいですよね。
金魚に鼻があるのはどうして?どんな役割をしている?まとめ
金魚の鼻の役割について書きました。
金魚には体の前と後ろに2つずつ、4つの鼻があり、前から水を取り込み、そして後ろから排出する間ににおいを感じることができるようになっているのです。
この能力は金魚だけではなく、他の魚も同じ働きを持っています。
東京海洋大学名誉教授のさかなクンによると、サメも同じ形でにおいをかぐそうで、嗅覚が非常に鋭く、何百メートルも離れたところのわずかな血のにおいですら嗅ぎとることができるそうです。
サメ、恐るべしですね。
というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。