金魚すくいのコツを知りたい人「金魚すくいのコツを知りたい。金魚すくいでたくさんの金魚をすくいたいと思っている。でもなかなかむずかしいね。なにかコツはないかな?」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
金魚すくいのコツについて書いています。この記事を読むことで、金魚が1つのポイで30匹すくえるようになります
こんにちは、せいじです。
全国金魚すくい選手権大会に過去6回出場、最高成績は全国大会20位です。
2019年奈良県予選では、6位でした。
さて、今回は金魚すくいのコツについて書いていきます。
お祭りの屋台でよくある金魚すくい、最近は1回300~400円ぐらいしますね。
せっかくそれだけのお金を出すのであれば、たくさんすくって楽しみたい、と思うのが当然です。
しかし、たくさんすくえるかどうかについては、いろいろな要素を考慮しなければなりません。
まとめると次のようになります。
たくさんすくうためのポイント
- すくえる屋台選び
- ポイの使い方の基本をマスター
- すくえる金魚の選び方
- 金魚のすくい方
- 金魚すくいに適した服装
毎年奈良県大和郡山市では、全国金魚すくい選手権大会が開催されています。
屋台選び以外については、金魚すくい選手権でも上位に進出できる内容になっています。
というわけで、金魚すくいのコツについて掘り下げていきます。
【金魚マイスター直伝】金魚すくいのコツを解説します【かんたん】
では、金魚すくいのコツについて書いていきます。
金魚すくいの屋台の選び方
お祭りに行くと出ている金魚すくいの屋台。
それなりの規模のお祭りであれば、2~3個ほど金魚すくいの屋台が出ているでしょう。
屋台によってすくいやすい、すくいにくい、といったちがいを見分ける方法をご紹介します。
ポイの号数を確認しよう
まずはポイの号数を確認してください。
ポイは4号~7号まであり、数字が低い方が和紙が厚く、破れにくくなります。
屋台の店主の近くにポイが入った箱が置かれていないか確認してください。
箱があったら、その側面に号数が書いてあるはずです。
その号数が5号までのところを探すようにしてください。
6~7号のポイだと、1匹すくうのもかなりむずかしいからです。
屋台の中には、大人の男性であれば号数の高いポイを、女性や子供には号数の低いポイを渡すお店もあります。
ですから、家族で行っている場合は、父親がする場合でも、子供や奥さんにポイを購入してもらった方が良いですね。
もしポイの号数が確認できなければ、他の人がすくっているのを観察しましょう。
そして、かんたんに破れなさそうであることを確認してから行うようにしてください。
水槽の金魚の数を確認しよう
金魚すくいは、水槽の金魚の数が多いほどすくいやすくなります。
多い方がすくいやすい理由
- 単純に数が多いほうがねらいやすい
- 数が多いと身動きが取れなくて、すくいやすい
なので、金魚の数が多い屋台を選ぶようにしましょう。
数が少ないと、すくうのが格段にむずかしくなります。
金魚の大きさを確認しよう
たくさんの金魚をすくおうと思ったら、小さな金魚のほうが断然すくいやすいです。
なので、小さな金魚を用意している屋台を選ぶようにしましょう。
ポイ選びがとても重要
ポイ選びも重要です。
一般の屋台では渡されたポイでそのまますくうことになると思いますが、もし選べるようなら、チェックポイントを確認してください。
ポイ選びのポイント
- 和紙ののり付けがしっかりされているか
- 和紙の厚みがあるか
- 薄くなっている部分の有無
- しわの有無
- 和紙の繊維が横向きかどうか
選べなくても、ポイののり付け次第では、裏を使わないほうが良い場合があります。
のり付けが甘いと、裏側ですくうと和紙全体が枠からかんたんにはがれてしまうことがあるからです。
ポイは少々やぶれてもすくうことができますが、和紙がすべてはがれてしまったら、すくいようがありません。
ポイ選びの詳細については、【金魚マイスター直伝】金魚すくいのポイの選び方5つのポイントをごらんください。
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【金魚マイスター直伝】金魚すくいのポイの選び方5つのポイント
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ポイの使い方
ポイは使いかた次第でもちが変わってきます。
基本をふまえて使わないと、かんたんに破れてしまうのです。
なので、ポイの基本的な使いかた、動かしかたについてまとめておきます。
ポイの使い方のポイント
- ポイの全体を水につける
- 水面に対して斜めに入れ、斜めに出す
- 水中は水平移動する
- 水中に入れている時間を短くする
- 水から出しているときのポイの向きは縦
詳しくは【金魚マイスター直伝】金魚すくいのポイの使い方5つ【熟練技あり】をご覧ください。
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【金魚マイスター直伝】金魚すくいのポイの使い方5つ【熟練技あり】
金魚すくいのポイの使い方を知りたい人「ポイの使い方を知りたい。金魚すくいでたくさんすくいたいと思うんだけど、なかなかうまくいかない。ポイがすぐに破れてしまうんだよね。ポイの使い方のコツってあるのかな? ...
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すくいやすい金魚をねらう
数をのばすためには、すくいやすい金魚をねらうのも重要です。
すくいやすい金魚を紹介していきます。
弱っている金魚をねらえ
最優先は弱っている金魚です。
弱って泳ぎがにぶくなった金魚をねらいましょう。
そうすれば、ポイに負担をかけずにすくうことができます。
もし、持ち帰るつもりですくうのであれば、弱い金魚ははずしたほうが良いですが、屋台によってはすくったあとに交換してくれる場合があります。
事前に確認しておいてもいいかもしれません。
小さい金魚をねらえ
次に、小さい金魚をねらうことです。
大きな金魚のほうが重量があるため、当然ポイにかかる負担が大きくなります。
小さな金魚ならポイにかかる負担が小さくなるので、選別するようにしてください。
たとえ、大きな金魚をすくえる状況になったとしても、さけたほうが良いです。
ちなみに、屋台にはあえて大きめの金魚を含ませていることが多いです。
ポイ破りと呼ばれる金魚ですね。
大きさで興味を引き、チャレンジさせてポイをやぶることが目的の金魚です。
屋台の策略にはまらないようにしてください。
大きな金魚を持ち帰らなくても、和金ならかんたんに大きく成長しますから。
水面に近い金魚をねらえ
金魚は底に沈んでいるものもいれば、水面近くを泳いでいる金魚もいます。
中には鼻上げといって、水面近くで口をパクパクしている金魚もいるかもしれません。
ねらうのは底にいる金魚ではなく、水面近くの金魚がいいでしょう。
水面のほうが水圧が低く、また、すくいあげる距離が短くなるため、ポイの負担を軽減することができるからです。
金魚のすくい方
ここからは、金魚のすくいかたについて書いていきます。
頭側から入れ、金魚の下にもぐりこませる
金魚をすくう際は、金魚の頭側からポイを入れるようにしてください。
金魚は頭側にしか移動できません。
お尻側から追いかけるようにポイを入れようとしても、かんたんに逃げられてしまいます。
ですから、頭側をおさえながらポイを金魚の下に滑り込ませるのです。
ここまでくれば、すくう作業の半分は達成したようなものです。
頭をおさえて通せんぼする
ポイを金魚の下にすべりこませたら、あとは金魚の動きに合わせてポイを小さく動かしていきます。
金魚は逃げるために方向転換しようとしますが、都度ポイの頭側を軽くあげて通せんぼしてください。
そして徐々にポイを水面にあげていきます。
あとは金魚をのせたまま水面からポイをななめに出します。
そしてお椀に入れれば完了ですね。
お椀はできるだけ近くに置く
すくった金魚を入れるお椀は、できるだけすくう金魚の近くに用意しておきましょう。
屋台での金魚すくいでは、ポイとは反対の手でお椀をもつことができるので、金魚をすくったらお椀を動かして受けに行くようにしてください。
金魚すくい大会の公式ルールでは、ポイをもつ片手しか使えないことになっています。
お椀は浮かべておくだけです。
水の流れで動いていくので、都度近くに寄せるようにしてください。
そして、できるだけお椀の周りにいる金魚をすくうようにしましょう。
ポイに金魚をのせている時間をできるだけ短くするのです。
尾びれ外しをマスターしよう
ポイの負担を減らしていくための技術として、尾びれはずしという技があります。
金魚全体をポイにのせると、金魚は尾びれをばたつかせます。
尾びれはけっこう力強く、ポイをやぶってしまう可能性が高いです。
なので、尾びれをポイの枠から出してすくうのです。
そうすればポイの負担も減り、尾びれでやぶられるリスクも避けることができます。
ポイの枠を有効活用する
ポイはプラスチックの枠に和紙が貼られています。
和紙は紙なので、当然やぶれます。
しかし、枠の部分はやぶれることがありません。
金魚をたくさんすくうためには、枠の部分をいかに活用するかがポイントになってきます。
つまり、和紙で金魚をすくおうとせず、枠にのせて金魚をすくうのです。
特に持ち手の部分とつながっているところは、広くなっています。
ここを有効活用するのがポイントですね。
金魚すくいその他のポイント
金魚自体やポイ以外の要素で、たくさんすくえる方法について書いていきます。
金魚すくいに向く服装
金魚すくいをする際に向いている服装というのがあります。
金魚は影に集まる習性があります。
ですから、上の服は黒いほうが有利になります。
黒い服を着て水槽に身体を出すと、影を作りやすくなるからです。
しばらくその状態で待っていると、金魚が集まってきます。
金魚がたくさん近くに集まったほうが、金魚の下にポイを入れやすくなります。
なので、すくいやすくなるわけですね。
金魚すくい選手権大会の公式ルールでは禁止されていますが、つばの広い帽子をかぶることでも、影を作り出すことができます。
金魚の習性をうまく利用して、すくうようにしてください。
利き腕と反対の角を取る
水槽の位置もとても大切です。
位置によって、下手すると倍ほどすくえる数が変わります。
では、どの位置を確保するべきかですが、ポイを持つ手と反対側の角です。
右手ですくう人は、左の角の位置を確保してください。
そうすることで、水槽の壁を有効利用して、金魚の逃げ場をなくすことができるからです。
ただし、くれぐれも金魚をポイで壁に押し付けてすくわないでください。
壁に擦れて金魚が傷んでしまうからです。
これは、金魚すくい選手権大会では、完全な違反行為となっています。
そうでなくても、生きている金魚を傷つける行為は避けるべきですよね。
ここでの方法は、壁に押し付けるのではなく、ポイで壁に追い詰めて、金魚の動きを止めてすくうということです。
ちなみに、先ほどの例の通り、私は壁の位置が変わるだけで、倍ほどの差がでます。
金魚すくい選手権大会で優勝するほどの選手でも、確実に差が出ます。
その金魚すくい選手権大会では、あらかじめ登録番号順に場所が決められます。
場所は運しだいということになります。
【金魚マイスター直伝】金魚すくいのコツを解説します【かんたん】:まとめ
金魚すくいのコツについて書きました。
お祭りの屋台でする金魚すくいと、公式ルールに則った全国金魚すくい選手権大会では若干環境がちがいますが、大会の方がルールが厳しいため、記載した技術を使えば屋台では確実にたくさんすくうことができるはずです。
あとは、ポイの号数ですね。
どれだけ優れた技術を使っても、6~7号では限界があります。
ぜひ、5号あたりのポイを扱っている屋台を見つけてください。
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。