金魚について

金魚の性別、オスとメスの見分け方6つのポイント【画像あり】

2020年8月15日

金魚の性別が知りたい「金魚の性別を見分けたい。うちで飼っている金魚、オスなのかメスなのか知りたいんだよね。なにか見分ける方法ってないかな?」

こんな疑問を解決します

この記事の内容

金魚のオスとメスの見分け方について書いています

こんにちは、せいじです。

金魚マイスター養成塾を修了、金魚マイスターの認定をもらっています。

さて、金魚には性別があります。

しかし、人間のように、パッと見で判断するのはむずかしいです。

また、犬や猫のように、ついている、ついていないで判断できるほどのわかりやすさもありません。

とはいえ、金魚の性別を見分けるポイントはあります。

それは次の5つです。

性別を見分ける6つのポイント

  • 追星の有無
  • お腹の柔らかさ
  • 生殖孔の形
  • 胴の太さ
  • 肉瘤の発達具合
  • 糞の太さ

というわけで、今回は金魚のオスメスの見分け方について書いていきます。

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金魚の性別、オスとメスの見分け方6つのポイント【画像あり】

金魚の性別の見分け方、ポイントは前述した6つです。

わかりやすいのは、繁殖時期の特徴である「①追星の有無」「②お腹の柔らかさ」ですが、これだけでは繁殖時期以外に判断する術がなくなります。

しかし、後半4つの特徴を用いれば、普段から見分けがつくようになります。

追星の有無

もっともわかりやすいオス、メスのちがいは、追星が出るか出ないかです。

基本的にオスには追星が出て、メスには出ません。

追星とは、繁殖時期に見られるオスの発情のサインです。

オスは発情すると、えらぶたや胸びれに白い点々が出てきます。

そして、追尾といって、産卵をうながすためにメスを追いかけまわし、お腹をつついたりします。

追星という名前は、追尾と白い点々を星に見立ててつけられたのです。

追星の詳細については、金魚の追星とは?【画像付きで説明します】をご覧ください。

金魚の病気で有名な白点病でも白い点々が出ますが、追星とのちがいについても記事内で解説しています。

外国産の金魚の中には、ごくごく稀にメスでも追星が出る個体がいるそうです。

そんなに多いケースではないと思われるので、余談として受け止めておいてください。

お腹の柔らかさ

メスは繁殖時期になると、お腹がふっくらしてきます。

お腹の中に卵ができるからです。

この状態を抱卵と言います。

通常、金魚のお腹は、オスもメスも弾力性がありません。

しかし、抱卵している状態のメスのお腹は、さわるとぷよぷよと柔らかい感触になります。

ですから、金魚のお腹のふくらみと、さわったときの柔らかさで、メスと判断をすることができます。

さて、お腹が柔らかくなっているかどうかを確認するためには、手で直接さわる必要があります。

金魚を直接さわる際は、必ず事前に手をよく洗い、飼育水で冷やしてからさわるようにしてください。

金魚の体温と手の温度に差がありすぎると、金魚がショックで弱ってしまうからです。

生殖孔の形

繁殖時期以外の見た目でもっともわかりやすいのが、生殖孔の形です。

オスの生殖孔は、楕円形で縦長になっています。

対して、メスの生殖孔は、丸の形に近いですね。

また、メスの場合は生殖孔が突起している場合が多いです。

特に繁殖期になると、生殖孔の突起が目立つようになります。

胴の太さ

金魚の身体にもオス、メスの差が出ます。

わかりやすいのは胴の太さですね。

メスのほうが、胴が太くなります。

上から見ると、そのちがいがはっきりわかります。

なので、メスはしっかりとした厚みのある体形に、オスは細めの体型になります。

金魚は身体に厚みがあったほうが、美しく見えます。

品評会でもメスの金魚のほうが、評価が高い傾向にあります。

ですから、金魚を購入するとき、上身の美しさで選びすぎると「全部メスだった」なんてことが起こる可能性があります。

肉瘤の発達

頭のこぶ、肉瘤のある品種は、その発達具合でオス、メスを見分けることができます。

たとえば、らんちゅうやオランダ獅子頭などの品種ですね。

肉瘤はオスのほうが発達しやすいです。

胴はメスよりも細く、肉瘤はメスよりも発達するので、肉瘤のある品種のオスは、上見だと頭でっかちに見えやすくなります。

結果的にバランスが悪くなって、品評会で評価されにくいのです。

糞の太さ

身体の特徴以外で判断できるのが、糞の太さです。

メスのほうが糞は太くなります。

こちらも比較できるとわかりやすいですね。

金魚の性別を見分けることができるメリット

金魚の性別がわかることによって、どんなメリットがあるでしょう?

そのあたりにふれておきます。

金魚の繁殖をしたい人には必須

当たり前ですが、金魚が繁殖をするためには、オスメスのペアが必要になります。

飼っているのが同性同士では、繁殖することができません。

なので、金魚の繁殖にチャレンジする場合、繁殖時期がくる前に性別を把握しておくことが重要です。

できれば追星以外のところで判断したいところですね。

というのも、追星で性別を見分けるのがもっともわかりやすいですが、それでは繁殖のタイミングを逃す可能性が高いからです。

追星が出るということは発情しているサインなので、その時点でメスがいない!と気づいても、用意するのは困難です。

さらにディープな話しをすると、子どもに受けつかがれる身体的な特徴や色、柄は、オスとメスによって異なります。

お父さんから受け継がれる要素と、お母さんから受け継がれる要素がちがうのです。

なので、事前に厳選してオス、メスを用意することで、思い描いている形の金魚を作りやすくなります。

できれば生殖孔や身体の特徴を用いて、性別を判断できるようになりたいところですね。

金魚の繁殖、産卵時期や手順、必要物品などをわかりやすく解説

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金魚の名前をつけるときに役立つ

「いや、別に繁殖まで望んでないよ。そこまでマニアな人は多くないでしょ」

という声もあるかもしれません。

でも、愛情をもって金魚を飼う人の中には、名前をつける人もいたりしますよね。

そんな時にも性別がわかっていたほうが、つけやすいです。

たとえば、「花子」という名前をつけたのに、春になったらバリバリ追星が出た、なんてことになると、若干複雑な気持ちになるでしょう。

性別がわかっていたら、このような失敗がなく、きちんと女の子らしい名前をつけることができます。

金魚の性別、オスとメスの見分け方6つのポイント【画像あり】:まとめ

金魚の性別、オスとメスの見分け方について書きました。

繁殖時期になると非常にわかりやすいですが、それ以外の時期に判別するためには、ある程度のなれが必要ですね。

とはいえ、オスとメスでは顕著なちがいがあるので、なれてくると見分けることができます。

特にオスとメスが混在している状況だと、それぞれの特徴を比較できることによって判別しやすくなります。

性別がわかると、愛着度合いがさらにアップすることまちがいなしです。

ぜひ、本記事の内容を用いて、オス、メスを見分けてもらえたらと思います。

ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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