金魚について

金魚のあくびにはどんな原因や理由、意味があるの?説を検証します

2020年5月12日

金魚を飼っている人「金魚のあくびってかわいいよね。口を大きくあけてするんだよね。あれを見るのも金魚を飼っている楽しみのひとつ。ところで、金魚のあくびって、人間と同じように眠たいときやリラックスしているときにするの?それとも他に意味や原因があるのかな?」

こんな疑問を解決します

この記事の内容

金魚があくびをする原因や意味について考えています

こんにちは、せいじです。

金魚飼育を10年以上しています。

金魚のふるさと大和郡山市に生まれ育ち、幼いころから金魚が身近にいる生活でした。

さて、金魚を飼育している人なら見たことがあると思いますが、金魚ってあくびをするんですよね。

あれってどんな意味があるんでしょう?

金魚があくびをする原因は?

はっきりとした原因がわかっているわけではないようなので、金魚が実際にあくびをする場面から、その原因を推測し、仮説を立ててみました。

金魚があくびをする原因

  • 環境がよく、リラックスしているとき
  • のびをしている、ストレッチをしている
  • えらについたゴミを取り除いている
  • 水質が悪化して呼吸が苦しい
  • 水中の酸素が少なくなっている
  • エラ病になっているとき

というわけで、今回は金魚のあくびをする原因について考えていきます。

金魚のくびにはどんな原因や意味があるの?

金魚のあくびにはどんな原因、理由、意味があるのでしょうか?

残念ながらまだはっきりとした答えは出ていませんが、諸説ある中で可能性のあるものをピックアップしてみました。

そして、実際に金魚を飼育していて、金魚があくびをする場面から、原因や理由、意味を推測しています。

それぞれ掘り下げていきます。

環境が良くリラックスしている

まずは金魚の生活環境が良い状態で、元気にリラックスして過ごせている証拠という説です。

人間と同じような状態のときに、あくびをするってわけですね。

このあくびなら、本当にかわいくて癒されますね。何度でも見たい気持ちになります。

たしかに、金魚が餌を食べているときや、動きが落ち着かない様子のときにあくびは見かけません。

また、金魚を持ち帰ってきて、新しい環境に適応しようとしているときも、金魚があくびをすることはないように思います。

なので、金魚があくびをするということは、金魚が安心して過ごせる環境が作れている証拠かもしれません。

のびをしている、ストレッチをしている

次もリラックス系です。

金魚がのびをしている、ストレッチをしているという説ですね。

水中を優雅に泳ぎつつ、たまに伸びのように口を大きく開きます。

それも、口先を全力で伸ばすような形で。

これは人間に置き換えると、ソファで伸びをするようなイメージでしょうか。

いい感じのあくびですね。

えらについたゴミを取り除いている

こちらは猫でいう毛づくろい的な意味合いです。

えらについたゴミを取り除くために、あくびのような行動をしているんだという説です。

金魚はえらから水を取り入れて、水中の酸素によって呼吸をしています。

俗に言うえら呼吸ですね。

しかし、水が一方向から流れてばかりだと、えらの中にゴミが溜まってしまうのです。

そのゴミを外に出すために、あくびのようなしぐさをして、水を逆流させているんだという説ですね。

なるほど、金魚にとってえらは生きていくために非常に重要な器官です。

なんせ呼吸をするところですからね。

ここがふさがってしまったり、機能しなくなると、死んでしまうことになります。

白点病などの病気でも、えらがやられてしまうことによって、思いのほか早く金魚が死んでしまった、なんてことがあります。

なので、汚れを落として清潔にしておくためにあくびをしているっていうのは納得できる気がします。

水質が悪化して呼吸が苦しい

続いてはほっこりできない理由です。

金魚のあくびは水質が悪化して呼吸が苦しくなっているから、という説です。

呼吸が苦しいから、大きく口を開けて酸素を取り込もうとしている、ということですね。

もちろん口から酸素を取り込もうとしているのではなく、大きく口を開けることでえらから入ってくる水の量を増やそうということです。

人間でいう、息苦しいときに深呼吸をする感じでしょうか?

もしかしたら、しんどいときのため息に近いのかもしれません。

水換えをして、水質の改善をしてあげる必要があります。

水中の酸素が少なくなっている

水中の酸素量が低下しているときにあくびをするという説です。

水質の悪化と同じく、息苦しくなっているときにするのではないかということですね。

水温が上がると、水中の溶存酸素量は減少します。

つまり、水に含まれる酸素の量が減るということですね。

酸素の量が少なくなると、たくさん水を取り込もうとして、あくびをするというのも合点がいきますね。

エラ病になっている

最後もつらい症状です。

金魚がエラ病になっているときにあくびをするという説です。

エラ病とは様々な理由から起こる、エラの不具合ですね。

えらが正常に機能しなくなると、呼吸が十分にできなくなり、金魚の体調に悪影響を及ぼします。

こちらも息苦しさからくる行動だということですね。

金魚のあくびにはどんな原因があるの?まとめ

金魚のあくびについて書きました。

良い説、悪い説がありましたが、いかがだったでしょうか?

個人的には人間のあくびと同じく、理由はひとつではないと思います。

なので、リラックスしている状態であくびが出るのも正しいでしょうし、酸欠やえらの清潔を保つため、というのも正しいように思います。

いずれにしろ、金魚からのサインかもしれませんので、調子が良いとき、悪いときであくびの意味を

受け取るのが良いのではないでしょうか。

というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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