バクテリアの住処の作り方を知りたい人「バクテリアの住処の作り方が知りたい。水質浄化作用を起こすために、水槽にはバクテリアが欠かせないって聞いた。たくさんいる方がいいんだよね?どうやったら、バクテリアを増やすことができるのかな?具体的な方法が知りたい。
こんな疑問を解決します
この記事の内容
- バクテリアが水槽のどこに住処を作るのかがわかる
- 水槽にバクテリアが必要な理由がわかる
こんにちは、せいじです。
大和郡山市出身&在住で、金魚飼育歴10年になります。
さて、金魚飼育にバクテリアの存在は欠かせません。
水槽の水の浄化はバクテリアにかかっているからです。
水槽で金魚を飼育すると、ある程度勝手にバクテリアは繁殖してくれます。
しかし、バクテリアを使った生物濾過をうまく機能させるためには、バクテリアの住処をきちんと整えてあげる必要があります。
今回の記事は、バクテリアが棲む付く場所について書いていきます。
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金魚水槽のバクテリアの効果をわかりやすく解説
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金魚水槽でバクテリアの住処を作る方法
さっそくバクテリアが水槽で機能するために必要な住処について書いていきます。
水槽内でバクテリアが棲みつく場所は次の通りです。
バクテリアの棲みつく場所
- 濾過フィルターの濾材
- 底砂利
- 飼育水
それぞれ説明していきます。
濾過フィルターを設置する
バクテリアがもっとも棲みつきやすいのは、濾過フィルターの濾過槽です。
フィルターの役割には、飼育水を循環させて綿で汚れを取り除く物理濾過と、バクテリアの力による生物濾過があります。
つまり、単純に水の中の物理的な汚れを取り除く役割だけではないということです。
濾過槽の濾材にバクテリアが棲みつき、生物濾過が起こり、その作用で水がきれいになるのです。
なので、水槽にフィルターを設置するようにしてください。
ちなみにフィルターには次のような種類があります。
水槽のフィルターの種類
- 上部フィルター
- 投げ込み式フィルター
- 外部フィルター
- 底面フィルター
- 壁掛けフィルター
フィルターにはそれぞれ特徴があります。
後日フィルターの特徴について、記事を書く予定です。
ぜひご覧ください。
底砂利を敷く
水槽に底砂利を敷くことをおすすめします。
水槽に底砂利を敷いた方が良い理由がいくつかありますが、そのうちのひとつがバクテリアの住処になるからです。
住処がたくさんあり、バクテリアが多い方が水の浄化作用は高まります。(多ければ多いほど良い、という話しではありませんが)
また、砂利にバクテリアがいれば、フィルターを掃除したときや、イレギュラーが発生したときでも、バクテリアの減少を抑えることができます。
なので、底砂利を敷いて、バクテリアの住処を増やしましょう。
底砂利の効果については、また別の記事で説明したいと思います。
飼育水
フィルターや底砂利と比較すると数は少ないですが、飼育水もバクテリアの住処になります。
なので、頻繁に大量の水換えをすると、バクテリアの数が減少して水質が不安定になります。
金魚水槽は環境のバランスが大切です。
うまく生活してくれている状態をいかに保つかが重要なんですね。
なので、掃除を頻繁にして、清潔を保つことが必ずしも金魚の住みやすい環境になるわけではない、ということです。
金魚水槽でのバクテリアの必要性
バクテリアの住処について書いてきました。
ここからは、水槽にバクテリアがどうして必要なのか、について書いていきます。
繰り返しになる部分がありますが、大切なことなので再確認していただければと思います。
水の浄化作用がある
バクテリアには水槽の水を浄化する作用があります。
これを生物濾過と言います。
金魚は餌を食べると、当然排泄をします。
その際に、アンモニアという物質を排出するのですが、これが金魚にとってはかなりの有害物質なのです。
なので、糞などを取り除く必要がるのですが、物体を取り除いただけでは、水中に溶けだしたアンモニアを除去することはできません。
かといって、頻繁に水を換えるのは大変ですし、金魚にとっても環境の変化が激しくなるのでよくありません。
そこでバクテリアによる生物濾過の役割が重要になってくるのです。
バクテリアはアンモニアを食べて、金魚にとって比較的害の少ない亜硝酸という物質を排出します。
そして、別のバクテリアが亜硝酸を食べて、金魚にさらに害の少ない硝酸という物質に変えてくれるのです。
バクテリアの効果については金魚水槽のバクテリアの効果をわかりやすく解説でより詳しい説明をしているので、読んでいただけると嬉しいです。
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金魚水槽のバクテリアの効果をわかりやすく解説
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生物濾過によって水槽が安定する
バクテリアによる生物濾過が機能すると、水槽の水質は安定するようになります。
バクテリアが金魚にとって有害の物質を、無害化してくれるからです。
なので頻繁に水換えをしなくてすむのです。
ただし、硝酸が水槽内に増えてくると金魚にとって有害になるので、硝酸を排出するために定期的な水換えは必要です。
とはいえ、生物濾過が機能していなければ、下手すると毎日のように水換えが必要になるので、その労力や水道代はバカになりません。
バクテリアの働きは金魚を飼育するためには必要不可欠なのです。
まとめ
バクテリアの住処について書いてみました。
バクテリアの存在は、金魚を飼育する上で欠かせないものです。
金魚にとってもっとも重要な水に関わるからです。
なので、バクテリアの住処をきちんと設置し、バクテリアを増やすことが重要ですね。
それが水槽の安定につながり、金魚が元気で長生きしてくれることにつながります。
水槽が安定せずに、金魚が病気をすると、その間ずっと心配と憂鬱の日々になりますからね。
うまく生物濾過を機能させられるようにしてください。
というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。