金魚の種類

出目金水槽のレイアウト4つのポイント【目のケガに注意】

2020年6月27日

出目金の水槽のレイアウトを考えている人「出目金水槽でのレイアウトの注意点が知りたい。出目金を飼っているんだけど、水槽のレイアウトで注意しておかなければならない点はあるかな?」

こんな疑問を解決します

この記事の内容

出目金水槽のレイアウトの注意点について書いています

こんにちは、せいじです。

金魚の飼育を10年以上していて、金魚のふるさと、奈良県大和郡山市から金魚マイスターの認定証をもらっています。

さて、観賞魚を飼うとき、水槽のレイアウトも楽しみのひとつかと思います。

水槽の中がまるで小宇宙のように、みごとに作りあげる人もいますよね。

そんなレイアウトですが、出目金を飼う水槽については、おさえておくべきポイントが4つあります。

まとめると次のようになります。

レイアウトのポイント

  • 水流が強くなり過ぎない
  • 飾り物の素材や形状
  • 底砂利の有無
  • バックスクリーンの設置の有無

というわけで、今回は出目金水槽のレイアウトについて解説します。

出目金水槽のレイアウト4つのポイント

では、出目金水槽のレイアウトでおさえておくべきポイントを掘り下げていきます。

水流が強くなり過ぎないようにする

金魚は止水性を好む生き物です。

つまり、水の流れがあまりない環境が適しているのです。

それは出目金にもあてはまります。

その上、出目金は金魚の中でも泳ぎが苦手な品種になります。

というのも、琉金の突然変異を固定化して作られた出目金ですが、丸みのある琉金の身体に加えて目が突出しているので、泳ぎが下手なのです。

泳ぎの得意な和金と比較すると、身体のちがいがよくわかりますよね。

水流が強い環境だと、水の流れにあらがうのに体力を使わなければならないなど、ストレスになります。

そのストレスが体調をくずす原因となるのです。

なので、エアレーションや投げ込み式フィルターの場合は、設置する位置やエアポンプの強さを調整して、水流の発生をおさえるようにしてください。

上部フィルターなど、水を循環するタイプのものであれば、水を排出する吐き出し口の角度を調整することで、水流の発生をおさえるようにしてください。

飾りものの素材、形状に注意する

観賞魚を飼う楽しみのひとつとして、水槽の飾りつけがあります。

飾り物を水槽内に設置して、水槽の空間を楽しむかたも少なくないでしょう。

ただし、出目金の場合は入れる物に注意が必要です。

というのも、出目金はその特徴である目が傷つきやすいからです。

飾り物の形状や素材によっては、目を傷つける可能性が大いにあるのです。

なので、飾り物を選ぶ際は次の点に注意して選んでください。

出目金は水槽に適した飾り

  • 素材が柔らかいもの
  • 尖っていないもの

素材がソフトで角がないものだと、傷つくリスクを軽減することができます。

人工の水草は素材がやわらかいものが多く、尖っている部分も少ないため、出目金の水槽にもおすすめですね。

底砂利はあったほうが良い

底砂利を敷くかどうかですが、見た目については好みの問題になってきます。

ただし、底砂利があると、次のようなメリットがあります。

メリット

  • 水質が安定する
  • 水底お汚れや苔が目立たない

底砂利を敷くと、そこに水を浄化するバクテリアが棲みつき、水質が安定します。

また、底に溜まる糞や、発生する苔を目立たなくすることができます。

ただし、定期的に底砂利の掃除をしないと、汚れがたまって水質を悪化させる原因ともなります。

なお、底砂利の掃除については金魚水槽の砂利の掃除の方法【プロホースで楽ちん掃除】をご覧ください。

参考記事
金魚に砂利は必要?効果やおすすめの砂利を紹介

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バックスクリーンを設置するかどうか

バックスクリーンについては、好みに合わせてで大丈夫です。

使用すると、次のようなメリットがあります。

メリット

  • 光による苔の発生を抑えることができる
  • 水槽の中が見やすくなる
  • 金魚の美しさがはえる

水槽に太陽光が入ると、苔が発生しやすくなります。

苔掃除はけっこう面倒なので、抑えられるにこしたことはありません。

あと、バックスクリーンがないと、水槽の裏側が見える状態になります。

電気コードや設置したうしろの部分の壁の汚れなどが水槽の見栄えに影響するので、隠しておいたほうがきれいに見えるのではないでしょうか。

バックスクリーンでいらない景色を見えないようにすることで、中に入っている出目金もはえますしね。

なので、個人的には設置することをおすすめします。

出目金水槽のレイアウト4つのポイントまとめ

出目金水槽のレイアウトのポイントについて書きました。

出っ張った目が品種の特徴ではありますが、その目はデリケートな部分でもあります。

なので、レイアウトにも目が傷つかないような配慮が必要です。

また、その姿から泳ぎが苦手なので、水流にも注意をしてください。

あと、底砂利やバックスクリーンは好みにもよりますが、金魚の飼育環境や 見栄えを考えると、個人的には両方とも設置したほうが良いと思います。

というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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