金魚の病気など

金魚にとって強い水流はストレスになる?

2021年5月22日

水流が金魚にストレスか知りたい人「金魚にとって、水流ってストレスになるのかどうか知りたい。強力なエアポンプを使って、水槽に強いエアレーションを起こしているんだけれど、金魚がその水流に逆らって泳いでるんだよね。そして、わざとエアレーションの泡の上に行こうとする。流されないように頑張りながら、まるで楽しんでいるように見えるんだけれど、どうなんだろう?」

こんな疑問を解決します

この記事の内容

水槽内に起こる水流が金魚によってストレスになるのかについて書いています

こんにちは、せいじです。

金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。

さて、金魚の飼育をするのに、フィルターを使いますよね。

また、エアレーション、いわゆるぶくぶくを使用する人もいらっしゃるでしょう。

エアレーションの原理を使って濾過作用を発揮する、投げ込み式フィルターを使っている人も多いですしね。

ところで、フィルターに強力なポンプを使用している場合、水槽内に強い水流が発生する場合があります。

強い水流が発生すると、金魚はその水流に逆らって泳ごうとします。

ぶくぶくをしている場合だと、その渦の中に自分で飛び込んで行っているようにも見えて、なんだか楽しんでいるように感じることもあります。

そのいっぽうで、ずっと水流に逆らって泳ぐのは疲れないのかな?と疑問にも思いますよね。

そうなんです。

楽しんでいるように見えて、やはり水流は金魚にとってストレスになります。

ですから、できるだけ水流のない環境で飼育してあげなければなりません。

というわけで、今回は金魚にとって水流がストレスになる、ということについて解説したいと思います。

金魚にとって強い水流はストレスになる?

では、金魚にとって強い水流が金魚にとってストレスになる理由について書いていきます。

強い水流では金魚は弱ってしまう

水槽内で強い水流が発生すると、どうして金魚にストレスになるのでしょうか。

それは、水流にずっと抵抗しながら生活することになるからです。

人間で例えると、大きな台風が直撃し、暴風が吹き荒れる中を、風に抵抗しながら歩くようなものです。

足をしっかりと踏ん張り、身体を前方に傾けながら必死になって前に進まないと、風に吹き飛ばされてしまいます。

全身の力を使うので、かなり体力を消耗しますよね。

強い水流が発生している環境というのは、金魚にとってこのような環境なのです。

ですから、日常生活の中で、ずっと体力をけずられているような状態になります。

時間の経過とともに弱って、そのうち水流に流されるままになってしまいます。

金魚は泳ぎが苦手な生き物

つまり、金魚にとって水流は大敵です。

なぜなら、金魚は泳ぎが苦手な魚だからです。

「どうして泳ぎが苦手なのさ。そんなのおかしいよ魚なんだから、泳ぎの能力はそれなりにあるでしょう?」

と思うかもしれません。

しかし、金魚は泳ぎが苦手なのです。

なぜなら、人間の手で品種改良され、泳ぎよりも見た目を重視した種類がたくさん増えたからです。

もともと、金魚はフナの突然変異によって誕生しました。

そして、金魚として最初の品種が和金です。

和金は、祖先であるフナに体形が似ています。

ですから、金魚の中では泳ぎがもっとも得意です。

その能力は、フナとも遜色のないレベルなので、少々の水流でもそれほどストレスにならないでしょう。

ところが、その和金から生まれた他の種類の金魚は、丸い体形をしている品種が多いです。

金魚の観賞性を高めるため、人がわざとそのような体形にしたからです。

丸い体形は、水の抵抗を受けやすくなります。

そして、泳ぎの推進力を生みにくくなるのです。

その結果、泳ぎが苦手で、水流に弱い品種が増えたのです。

水流を楽しんでいるように見えるのは本能

ただ、金魚を見ていると、水流に向かって泳いでいるよう見えることがあります。

自ら好んで水流のところに行くような感じです。

たとえば、水換えをしていて新水を水槽に注入する際です。

できるだけ金魚に直接当たらないように、水流の影響がおよばないようにホースで注入しようとしますが、金魚が自ら寄ってきてしまうといった経験はありませんか?

他にも、金魚すくい大会なんかに参加すると、かなり密な状態で水槽に金魚が入っているため、強くエアレーションされています。

金魚がそのエアレーションに向かって泳いで行ったりするのです。

このような姿を見ていると、金魚は水流が好きなんじゃないの?って思ってしまいますが、どうやらこれは魚の本能のようです。

水流に対しては、抵抗するといったようなスイッチがあるんでしょうね。

止水性を好む

ということで、金魚は本来は止水性、つまり水流のない環境を好む生き物です。

特に、前にふれたように、丸物と呼ばれる丸い体型をした金魚は、泳ぎが苦手なために水流による負担が大きくなります。

水流に抵抗するために、ものすごいエネルギーが必要になるからです。

ですから、水流が強い状態が続くと、徐々に体力が低下して、病気になってしまったり、弱って死んでしまいます。

エアポンプを使うフィルターであれば、エアの調整をして水流をおさえるようにしてください。

また、上部フィルターなどのフィルターであれば、水の吐き出し口の向きを調整して、金魚への影響を最小限にしてあげてください。

くれぐれも、喜んでいると勘違いしないようにしてくださいね。

金魚にとって強い水流はストレスになる?:まとめ

金魚にとって強い水流はストレスになるかどうかについて書きました。

和金型以外の金魚は、泳ぎを犠牲にして観賞性を高めています。

その結果、水流にはとても弱い傾向があります。

ですから、フィルターやエアレーションをする場合は、水流に対しての配慮をしてあげてください。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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