金魚の病気など

金魚の目がない!目が取れた原因や対処法、防ぐ方法は?

2020年5月15日

目が取れた金魚を飼っている人「水槽を見たら、金魚の目が取れていたの!!目がなくなったら見えないよね?どうしたらいいの??生きていけるのかな?」

こんな悩みを解決します

この記事の内容

金魚の目が取れる原因と、目が取れたときの対処方法、そして目が取れないように飼育する方法がわかります

こんにちは、せいじです。

いきなりですが、金魚の目が取れた経験、ありますか?

想像するだけで恐ろしい話しですが、金魚は稀に目が取れることがあります。

私ははじめてピンポンパールを飼ったときに経験しました。

水槽をのぞいたら、なんとなく感じる違和感。

よく見ると、ピンポンパールの目が片方、なくなっていたのです。

考えられる原因は次の2つです。

金魚の目が取れる原因

  • 混泳している他の金魚に突っつかれたり吸われたりして取れた
  • なにもしていないのに勝手に取れた

というわけで、今回は金魚の目が取れる原因と、取れた場合の対処方法について書いていきます。

金魚の目がない!目が取れた原因は?

金魚の目が取れる原因について書いていきます。

混泳している他の金魚に突っつかれたり吸われた

金魚の目が取れるもっとも大きな原因は、混泳している他の金魚に目を突っつかれたり、吸われたりすることによります。

たとえば、ピンポンパールと和金をいっしょの水槽で飼育している場合、和金がピンポンパールを突っついたりすることが起こりやすくなります。

また、同じ品種であっても、身体の大きさが極端にちがう場合、同じようなことが起こるケースがあります。

そんな中で、目が取れてしまうことがあるのです。

なにもしていないのに勝手に取れた

金魚の目は、非常に稀ですが、なにもしていないのに取れてしまうことがあります。

私の経験上の話しになりますが、1匹だけで飼育していたのに、目が取れてしまったことがあります。

具体的に説明すると、私はピンポンパールを他の品種と混泳させていました。

その際に、ピンポンパールの片目が取れてなくなってしまったのです。

その後、片目になったピンポンパールだけを他の水槽に移し、単独で飼育するようにしました。

しかし、しばらくすると、残ったもう1つの目も取れて、水槽の底に落ちていたのです。

1匹なので、他の金魚にいたずらされる可能性はもちろんありません。

また、その水槽には飾り物を一切入れていなかったので、なにかに引っかかって目が取れてしまうことも考えられません。

つまり、勝手に目が取れてしまったとしか考えられないのです。

ただ、もしかしたら混泳させていた間に、残っていた目もすでに突っつかれたりしてすでにダメージを受けていたとも考えられます。

そして、時間の経過とともに、徐々に目が剥がれ落ちた、という可能性がありますね。

目が取れるのはピンポンパールに多い

金魚の目が取れる現象は、ピンポンパールに多いようです。

情報を検索すると、和金などでも発生しているようですが、件数が多いのはピンポンパールですね。

ピンポンパールに目が取れる現象が起きやすい理由として、次の理由ことがあげられます。

ピンポンの目が取れやすい理由

  • 泳ぎがもっとも苦手
  • 品種改良しすぎて弱い

ピンポンパールは金魚の品種の中でも、もっとも泳ぎが苦手です。

なので、他の品種と混泳させた場合、いたずらをされやすかったり、餌になかなかありつけなかったりします。

それに、ピンポンパールの姿を見るとわかると思いますが、元々のフナの姿とはかけ離れていますよね。

品種改良を重ねた結果誕生した品種なので、どうしても弱くなるのです。

目が取れやすいのも、その影響が考えられます。

なので、ピンポンパールはピンポンパール同士で飼育するようにしてください。

金魚の目が取れた場合の対処方法

万が一、金魚の目が取れた場合の対処方法について書いていきます。

取れた目は復活するの?

まず、取れた目が復活するかどうかですが、残念ながら元に戻ることはありません

目が取れたしまったら、一生目がない状態がつづきます。

もし両目が取れてしまったら、完全に盲目の状態になってしまいます。

目が取れた傷口からの2次感染を防ぐために塩浴を実施

目が取れた場合は、目があったところに傷口ができた状態なります。

ここに細菌感染が起こり、病気になってしまう可能性があります。

なので、0.5%の塩浴を実施してください。

なぜなら、塩による殺菌効果と、免疫力の向上によって、病気にならないようにケアしてあげるためです。

参考記事
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両方の目が取れて見えなくなった金魚はどうなる?

金魚には当然目が2つあります。

片目だけが取れてしまった場合は、残ったもうひとつの目で、それほど違和感なく過ごすことができます。

しかし、両目とも取れて、視力がまったくなくなってしまった場合、金魚はどうなるのでしょうか?

目が見えないので動きが制限されるようになる

両方の目が取れてしまった金魚は、あまり行動しなくなります。

目が見えないので、水槽の底でじっとしていることが増えるのです。

目が見えないと動けないのはしかたがないですね。

目が見えなくても、嗅覚で餌を食べることができる

しかし、両目が取れて見えなくなっても、餌を食べることはできます。

金魚には嗅覚があって、においで水槽に餌があるのを察知し、その場所まで移動することができるからです。

ですから、目が見えなくなったからといって、すぐに死んでしまうことはありません。

金魚の目が取れないようにする方法

最後に、金魚の目が取れるのを避ける方法について書いていきます。

同じ品種、タイプ同士で飼育する

金魚の目が取れる理由は、他の金魚につつかれたことが原因として考えられるます。

なので、取れないようにするために、同じ品種や同じタイプの金魚で飼育するようにしてください。

同じ品種やタイプの場合、泳ぐ力に差がないので、仮にいたずらされても逃げやすくなります。

しかし、泳ぎの不得意なタイプと、泳ぎが得意なタイプを混泳させると、泳ぎの不得意な金魚は逃げることができません。

なの、泳ぎの能力による金魚のタイプについては、【金魚】ちがう品種の混泳は可能?相性や注意点などを解説に書いていますので、読んでいただけると嬉しいです。

参考記事
【金魚】ちがう品種の混泳は可能?相性や注意点などを解説

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極端に大きさのちがう金魚を混泳させない

金魚の品種やタイプが同じでも、身体の大きさが極端にちがう混泳は避けましょう。

大きな金魚の方が泳ぎも早く、力も強いので、小さい金魚が負けてしまうからです。

金魚の目がない!目が取れた原因や対処法は?まとめ

金魚の目が取れてしまう原因と、取れた場合の対処方法、そして取れないようにするための方法について書きました。

目がなくなった金魚はなかなかグロいです。

ピンポンパールの両目が取れて、目のサイズ大にぽっかり穴があいているのを見てしまった私は、5年間、ピンポンパールを飼えなくなりました。

なので、万が一を考えて、無理な混泳は避けるようにしてくださいね。

極力見ない方が良い姿ですので。

というわけで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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