メダカの稚魚の生存率を上げたい人「メダカの稚魚の生存率を上げたい。卵が孵化してメダカの稚魚を育てているんだけれど、途中で死んでしまうことが多いんだよね。どうやったら生存率を上げることができるのかな?コツを知りたいな」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
メダカや金魚、ウーパールーパーといった水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。
さて、メダカの卵が孵化して稚魚を育てようとしても、大きく育てられる稚魚はごくわずか、なんて人もいるかもしれません。
たくさんの稚魚が途中で死んでしまうとお困りのかた、それにはもちろん原因があります。
その原因を解決することで、メダカの稚魚の生存率を上げることができるのです。
メダカの稚魚の生存率を上げるためには、次のような方法があります。
メダカの稚魚の生存率を上げる方法
- 大きな容器で少ない数の稚魚を飼育する
- こまめに餌をあたえる
- 水質の悪化を防ぐ
- 急激な環境の変化を避ける
- メダカ同士の共食いを防ぐ
これらを守ることによって、稚魚の生存率は確実にアップします。
というわけで、今回はメダカの稚魚の生存率を上げる方法について解説します。
メダカの稚魚の生存率を上げる方法
では、メダカの稚魚の生存率を上げる方法について見ていきましょう。
実際にやってみると、それほどむずかしくはありません。適切な環境整備をして、手間をかけて飼育すれば、稚魚の生存率を上げることができます。
大きな容器で少ない数のメダカを飼う
メダカの稚魚が死なないようにするためには、まずは大きな容器で飼育することが重要です。小さい容器だと、稚魚にストレスがかかりやすくなるからです。
メダカは小さいですし、稚魚はなおさら小さいですから、どうしても小さな容器で飼育してしまいがちです。
ですが、容器が小さいほど飼育がむずかしくなります。というのも、次のような影響があるからです。
容器が小さく、水量が少ないほど飼育水は汚れやすくなります。汚れの濃度が上がりやすくなるからです。
また、外気温や室温による影響を受けやすくなるため、水温の変化が激しくなります。
水の汚れや水温の急激な変化は、メダカにとってストレスになるんですね。
さらに、小さな容器だと思うように泳げなくなります。そのストレスも相まって、メダカが病気になりやすく、死んでしまうリスクが高くなります。
こまめに餌をあたえる
メダカの稚魚が死ぬ原因のひとつとして、餓死があります。餌が不足して死んでしまうんですね。
メダカは成魚になると、1日1〜2回の餌やりで十分生きていける状態となります。
しかし、稚魚のうちは、成長するためにたくさんの栄養が必要になります。ですから、1日3〜4回、餌をあたえる必要があるんですね。
この回数が不足すると、稚魚が餓死してしまうことになります。
じゃあ、1回の餌の量を増やせばいいんじゃないの?
と思うかもしれません。
しかし、メダカの稚魚が1度に食べられる量は多くありません。小分けしてあげないと、食べられないのです。なので、1日の中で、複数回餌をあたえてあげる必要があります。
なお、メダカの稚魚の餌にはいろいろな種類があります。詳細については、メダカの稚魚の餌はいつから?餌やりの方法や回数、おすすめの餌などをご覧ください。
水質の悪化を防ぐ
餌をたくさん食べさせるということは、それだけ飼育水が汚れることになります。なぜなら、排泄物が増えるからです。
ですから、水換えをして飼育水をきれいにする必要があるんですね。
では、どれぐらいの頻度で水換えをしたらいいのでしょうか。そのペースについては、一概に言うことはできません。
なぜなら、水換えのペースには、次のような要素が影響してくるからです。
水換えのペースを決めるのに必要な要素
- 水の量
- メダカの稚魚の数
- 餌の量
水量が多ければ多いほど、飼育水の汚れの濃度は薄まります。そして、餌の量が少ないほど、排出される汚れの量は減りますし、同様に稚魚の数が少ないほど、汚れは少なくなります。
その分、水換えも少なくて済むんですね。
逆の環境であれば、頻繁に水換えが必要になるということです。
急激な環境の変化をさける
ただし、水換えを頻繁にすることは、メダカの稚魚にストレスをあたえることになります。なぜなら、水換えは急激な環境の変化をもたらすからです。
水換えをすると水質が変わります。換える水の量が多ければ多いほど、環境の変化が大きくなります。
稚魚は成魚よりも環境の変化に敏感です。ですから、できるだけ水換えの頻度を少なくしてあげる必要があります。
とはいえ、水質の悪化のほうがメダカの稚魚へのストレスが大きくなります。
もし、水換えが必要な場合は、1回の量を少なくし、こまめに水換えするようにしてください。
そうすることで環境の変化が軽減され、稚魚にあたえるストレスを少なくすることができます。
メダカの共食いを防ぐ
メダカの稚魚が死ぬ原因としては、共食いがあります。多くは、成魚が稚魚や卵を食べてしまうというケースですが、状況によっては稚魚同士でも発生します。
たとえば、稚魚の大きさに差がある場合です。
生まれたタイミングがちがったり、同じときに生まれても成長に偏りが出ることがあります。
身体の大きさが極端にちがうと、大きな稚魚が小さな稚魚を食べてしまうのです。
共食いを防ぐためには、いっしょに飼育する稚魚の大きさを、できるだけそろえる必要があります。
もし、成長に偏りが出た場合は、成長が遅い稚魚同士、別の容器で飼育してあげてください。
メダカの稚魚の生存率を上げる方法:まとめ
メダカの稚魚の生存率を上げる方法について書きました。
稚魚が死んでしまう原因は、環境や不適切な飼育方法による場合が多いです。
なので、飼育環境や飼育方法を見直すようにしてください。
本記事を参考に改善すれば、生存率は確実にアップするはずです。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。