メダカの繁殖

メダカの産卵数はどれぐらい?卵の数を増やす方法は?

笑顔の女の子

メダカが産む卵の数を知りたい人「メダカの産卵数について知りたい。メダカって、うまく飼育すればどれぐらいの数の卵を産むものなのかな?そして、どうすればたくさん卵を産むようになるの?コツを知りたいな」

こんな疑問を解決します

この記事の内容
メダカが産む卵の数と、どうすればたくさん卵を産むのかについて書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーなど、水の中で生活するペットを主に飼育しています。

さて、メダカを飼育している人の中には、繁殖がひとつの楽しみである人もいるでしょう。メダカは金魚などとくらべて、繁殖がしやすいですからね。

繁殖、産卵させやすいメダカですが、ではいったいどれぐらいの数の卵を産むのでしょうか。

メダカが1回につき産む卵の数は、10~50個程度と言われています。その数は、メダカ自身の成熟度や、飼育環境、そして種類によって変わってきます。

また、一生のうちでどれぐらいの数の卵を産むことができるかというと、5000個近くの卵を産むことができる能力があります。

もちろん、能力があるだけで、必ず5000個に近い数の卵を産むわけではありません。たくさんの卵を産ませるためには、環境を整えてあげる必要がるんですね。

というわけで、今回はメダカの産卵数と、たくさん卵を産ませる方法について解説します。

メダカの産卵数はどれぐらい?卵の数を増やす方法は?

では、メダカの産卵数について、まずは見ていきましょう。

メダカの産卵数は?

メダカは、早い個体だと2~3ヶ月で産卵できるようになります。そして、1回あたり10~50個の卵を産みます。

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数の幅に影響する要素としては、次のようなものがあげられます。

産卵数にあたえる要素

  • メダカの成熟具合
  • メダカの栄養状態
  • 飼育環境
  • 種類

成熟度については、ただ単に身体の大きさだけをさすのではなく、生まれてからどれぐらいの時間が経っているかも影響していきます。つまり、中身も伴った成熟が必要になります。

さらに、メダカの栄養状態も影響します。産卵にはエネルギーが必要なため、エネルギーを生み出せる身体の状態が必要になるんですね。

そのためには、しっかりと餌をあたえる必要があるわけです。

また、飼育環境も影響してきます。水の汚れ具合などや、容器のメダカの密度といったことが、産卵する卵の数に影響します。過密状態の飼育では、産卵数が少なくなる傾向があるんですね。

そして、最後はメダカの種類です。種類によっては、どうしても1回あたりの卵の数が少ないものがあります。

メダカはどれぐらいの頻度で卵を産むの?

とはいえ1回の産卵数が少なくても、産卵の条件が整っていれば、メダカは毎日のように卵を産みます。

ですから、トータルすると、たくさんの卵を産むことになるんですね。

ただし、毎日のように卵を産むのは成熟したメダカで、成熟が不十分なメダカについては、1回産卵したあとしばらく時間が経過しないと卵を産まない、ということも十分にあります。

しばらく産卵の機会を開いたとしても、特に異常が発生しているわけではないので、気にしなくてもいいでしょう。

メダカが産卵する条件とは

では、メダカが産卵する条件にはどのようなものがあるでしょうか。

まとめると次のようになります。

メダカが産卵する条件

  • 水温が18℃以上ある
  • オスとメスがいる
  • 病気や体調不良になっていない
  • 栄養状態が良い
  • 成熟している

これらの条件が整えば、メダカは産卵します。いずれの条件についても、普通に飼育していれば満たすことができるので、産卵させること自体はむずかしいことではありません。

メダカの産卵数を増やす方法とは

ここからは、メダカの産卵数を増やす方法について見ていきたいと思います。

せっかく卵を産んでくれるわけですから、できるだけたくさん産んでほしいですよね。

とはいえ、卵をたくさん産むということは、それだけたくさんの稚魚が誕生するということにもなります。

くれぐれも、飼いきれなくて川に流してしまうということがないようにしてください。改良メダカなど、本来自然界にいないメダカを川に流すと、生態系が影響をあたえる可能性があるからです。

メダカの飼育密度を低くする

メダカの産卵数を増やすためには、過密飼育をさけ、余裕をもって飼育するようにしてください。

過密飼育になると、ストレスなどでメダカの産卵数が減ってしまうからです。

メダカを飼育する際の水量の目安としては、1匹あたり3ℓです。ですから、約60ℓの水が入る60cm水槽であれば、20匹ほどまでの飼育になります。

これぐらいの数、もしくはもう少し余裕を持たせることで、メダカがたくさん卵を産んでくれるようになります。

栄養状態を良くする

メダカの産卵数には、栄養状態も大きく影響します。なぜなら、産卵にはたくさんのエネルギーが必要になるからですね。

ですから、産卵数を増やしたい場合は、餌をたくさん与えるようにしてください。

通常であれば、メダカは1日1~2回の餌やりがベースになりますが、産卵を増やしたい場合は、1回の餌の量は変えずに、1日5~6回まで回数を増やしてください。

ただし、餌の回数を増やすと、それだけ水が汚れやすくなります。ですから、水換えの頻度を高めて、水質を維持するようにしてください。

水温をあげる

メダカは、水温が18℃を越えると産卵するようになりまが、たくさん卵を産ませたい場合は、25~28℃ほどまで上げるといですね。

25~28℃は、メダカがもっとも活発に活動できる水温です。ですから、この水温にすることで、産卵する数も増えるのです。

また、冬場でも、ヒーターなどを使用して水温を18℃以上に保ってあげれば、メダカは1年中産卵するようになります。

ただし、産卵はメダカの身体に負担がかかる行為でもあります。1年中産卵させることは、メダカの寿命を短くする原因にもなるので、くれぐれもご注意ください。

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メダカの産卵数はどれぐらい?卵の数を増やす方法は?:まとめ

メダカが産卵する卵の数はどれぐらいか、卵の数を増やすにはどうしたらいいのか、について書きました。

メダカは、条件さえ整えば、生涯を通じて頻繁に産卵をします。自然に飼育していても、1年の約半分は産卵をするようになります。

小さくて弱い生き物なので、子孫を残すためにはそれだけ産卵が必要ということですね。

できるだけたくさん産卵させて、たくさんの稚魚を育ててください。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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