メダカの飼い方

メダカ飼育に良いグリーンウォーター(青水)を作る方法

2021年9月19日

メダカ飼育のために青水を作りたい人「メダカのためにグリーンウォーター(青水)を作りたい。メダカをグリーンウォーターで飼育したいと思っているんだけれど、なかなかうまく作れないんだよね。どうやったらじょうずに作ることができるのかな?方法を教えてほしい」

こんな悩みを解決します

この記事の内容

メダカを飼育するにあたって、グリーンウォーター(青水)の作り方について書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。

さて、メダカはグリーンウォーター(青水)で飼育すると、元気で健康に、そして大きく育てることができる、と言われます。

グリーンウォーターには、植物プランクトンが豊富に含まれているため、メダカは自然な健康食を食べながら生活できるんですね。

とはいえ、いざグリーンウォーターを作ってみようとすると、なかなかむずかしいと頭を悩ませている人もいるかもしれません。

なぜなら、グリーンウォーターを作るためには、一定の条件が必要になるからです。

グリーンウォーターができる条件としては、次のようなことがあげられます。

青水ができる条件

  • 太陽の光がしっかりと当たる
  • 水が富栄養化している
  • 水温がある程度高い

というわけで、今回はメダカをグリーンウォーターで飼育するために、グリーンウォーターを作る方法について解説していきます。

メダカ飼育に良いグリーンウォーター(青水)を作る方法

では、メダカを飼育するために、グリーンウォーターを作る方法について見ていきましょう。

グリーンウォーターは、屋外であればかんたんに作ることができます。というか、夏場の暑い日なんかは、放っておいたら勝手になってしまいます。

飼育水がグリーンウォーターになる条件を掘り下げていきましょう。

太陽の光が当たる場所に容器を設置する

まず、飼育水が青水になるためには、強い光が必要になります。飼育水に植物性プランクトンが発生することによって、グリーンウォーターになるからです。

植物性プランクトンが発生し増殖するためには、光合成をする必要があります。ですから、光合成に欠かせない光の力が必要になるんですね。

屋外飼育であれば、太陽の光を使うことができます。太陽の光は非常に強いので、グリーンウォーターを作るにあたって非常に効果が高いです。

なので、グリーンウォーターを作りたい場合は、飼育容器を太陽の光が当たる場所に設置するようにしてください。

飼育水の富栄養化

2つ目の条件としては、飼育水の富栄養化です。植物プランクトンが発生するためには、その餌となる有機物が必要だからです。

飼育水の富栄養化とは、飼育水の中に有機物が豊富に溶け込んだ状態を言います。たとえば、メダカのふんや餌の食べ残しが有機物となります。

つまり、水をグリーンウォーターにするためには、メダカをその飼育水で飼育する必要があるということです。

そして、飼育水で餌やりをし、その結果メダカがふんをすることで飼育水に有機物が発生し、グリーンウォーターの発生につながるということなんですね。

逆にいうと、有機物がない状態ではグリーンウォーターにならないため、メダカなどの生き物を入れない状態でいくら太陽の光を当てたとしても、グリーンウォーターにはなりません。

もし、メダカを入れる前からグリーンウォーターを作りたい、と思う人は、汚れた飼育水を光に当てておくことで、グリーンウォーターにすることができます。

高い水温

グリーンウォーターになるには、水温も条件のひとつになります。水温が低いと、グリーンウォーターにならないからです。

グリーンウォーターの原因となる植物性プランクトンは、水温が25℃以下になると活動が低下します。

ですから、グリーンウォーターを作ろうと思ったら、25℃以上の水温があったほうがいいんですね。

真夏では、困るぐらいにグリーンウォーターになるのに、春や秋はなかなかグリーンウォーターを作るのがむずかしのには、水温が影響しているというわけですね。

屋内でグリーンウォーターを作る方法

さて、メダカを飼育している人の中には、屋内でもグリーンウォーターで飼育をしたい人がいるかもしれません。

ここからは、屋内でもグリーンウォーターを作る方法について書いていきます。

グリーンウォーターにする条件は、屋外と同様です。屋内で同じ条件が作れるかどうかがポイントになります。

屋内でむずかしいのは、太陽に代わる光をどうするからです。

また、フィルターを使用しながら飼育していると、生物濾過の作用によってどうしても透明なサラ水に戻りやすくなります。

エアレーションのみで飼育するなど、工夫してください。

では、掘り下げていきます。

強力なライトを使う

グリーンウォーターにするためには、太陽の光に代わる光源が必要になります。水槽の場合、水槽用ライトがその役割を果たしますが、普通のライトではグリーンウォーターはできません。光が弱すぎるからです。

グリーンウォーターを作るためには、強力な光を準備しなければなりません。

水草用のライトであれば、グリーンウォーターを作るぐらいの光量を得ることができます。普通のライトよりも費用がかかりますが、グリーンウォーターを作るためには準備してください。

参考として、商品のリンクを貼っておきます。

種水を使う

強力なライトを使用しても、太陽の代わりほどの光を得ることはできません。ですから、プラスアルファで環境を整えてあげる必要があります。

そのプラスアルファが「種水」です。

種水とは、言葉通り、グリーンウォーターの種となる水を言います。グリーンウォーターを作るために、透明な水にグリーンウォーターを追加するのです。

知り合いなどで、すでにグリーンウォーターでメダカや金魚を飼育している人がいるならば、ある程度もらってきて飼育水に追加しましょう。

そうすれば、水槽の水をグリーンウォーターにすることができます。

「そんな知り合い、そうそういるわけないでしょ」

という人も少なくないでしょう。

その場合は、グリーンウォーターを作るための種として市販されている「クロレラ水」を使ってください。

これを飼育水に規定量入れることによって、グリーンウォーターを作り、そして維持することができます。

メダカ飼育に良いグリーンウォーター(青水)を作る方法:まとめ

メダカの飼育にメリットがある、グリーンウォーター(青水)を作る方法について書きました。

青水飼育は、メダカを健康に、元気に、そして大きく育てるのに適しています。

屋外ではもちろん、屋内でもぜひチャレンジしてみてください。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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