メダカの飼い方

メダカ飼育に効果的な麦飯石、そのメリットとデメリットとは?

2021年12月26日

麦飯石(ばくはんせき)の効果を知りたい人「メダカの飼育における麦飯石の効果を知りたい。麦飯石を使うと、メダカにとってメリットがあるって聞いた。麦飯石って聞きなれない名前だけれど、いったいなに?そして、メダカにどんなメリットがあるのかな?あと、もしデメリットがあるならそれも知りたいな」

こんな疑問を解決します

この記事の内容

メダカ飼育に効果的な麦飯石のメリットとデメリットについて書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。

さて、メダカの飼育用具によく用いられるものとして、麦飯石があります。

麦飯石をメダカの水槽に使用することで、メダカにたくさんのメリットがあるからです。

たとえば、麦飯石には水をきれいにする効果であったり、メダカの健康を増進する効果などがあるんですね。

ですから、フィルターの濾過槽に入れたり、水槽などの底砂利に敷いたりといった形でメダカの飼育に麦飯石が用いられるのです。

ただし、麦飯石にはデメリットもありますし、使用の仕方によっては、メダカに悪影響を及ぼすこともあります。

なので、正しく飼育する必要があるんですね。

というわけで、今回はメダカ飼育に麦飯石を用いることで得られるメリットやデメリットについて解説します。

メダカ飼育に効果的な麦飯石の活用方法

では、メダカ飼育に効果的な麦飯石について見ていきましょう。

まずは、そもそも麦飯石とはどんなものなのか、どのぐらいの量入れればメダカにメリットがあるのか、水槽のどこに設置すればよいのか、といったことについて書いていきます。

麦飯石とは

麦飯石とは、特殊な風化作用によりできる石英班岩から作られた石を言います。

見た目が麦飯に似ているので、麦飯石と名付けられています。

多量のミネラルを溶出することから、古くから漢方薬の材料として用いられてきました。

麦飯石はどれぐらいの量いれるといい?

麦飯石は、たくさんの量投入すれば効果が高いというわけではありません。

入れすぎると水質への影響が強すぎて、メダカにマイナスとなることがあります。

それぞれ販売されている商品の規定量を投入するようにしてください。

麦飯石を投入する場所は?

麦飯石は、次のような場所に投入することになります。

麦飯石を投入する水槽の場所

  • フィルターの濾過槽に濾材として
  • 水槽の底砂利として

飼育水にしっかりと触れる場所に投入する必要があります。

麦飯石が水に触れることによって効果を発揮するからです。

メダカ飼育における麦飯石のメリット

麦飯石がメダカにもたらしてくれるメリットについて見ていきましょう。

メリットをまとめると、次のようになります。

メリット

  • 吸着濾過による浄化作用
  • 生物濾過による浄化作用
  • 水質を維持する
  • ミネラルによる生体の健康増進

それぞれ掘り下げていきます。

吸着濾過による浄化作用

麦飯石には、水槽の中の汚れを吸着する効果があります。

ですから、麦飯石を投入することで水の濁りやにおいの原因物質が取り除かれ、透明できれいな水になります。

水槽の水は、餌の影響で少しずつ色がついたりにごりが出たりするんですね。麦飯石を投入しておけば、そのような汚れを麦飯石が除去してくれ、透明できれいな水の中で泳ぐメダカを楽しむことができます。

生物濾過による浄化作用

麦飯石は、生物濾過による水の浄化作用を高める働きがあります。

なぜなら、麦飯石には生物濾過に必要なバクテリアがたくさん棲みつくことができるからです。

麦飯石は多孔質の岩です。多孔質というのは、表面上にたくさん孔(穴)が開いていることをあらわしています。

水槽の汚れを分解してくれる生物濾過のバクテリアは、この孔に棲みつくのです。

多孔性の麦飯石は、たくさんのバクテリアを繁殖させるための濾材として適しているんですね。

水質を維持する

麦飯石には、水質を維持する効果があります。

アルカリ性、酸性の水を、中性に近づけていくという作用があるからです。

ですから、メダカが住みやすい水質を維持してくれることになります。

メダカは、中性~弱酸性の水質を好みます。しかし、生活しているうちに、水質は汚れによって徐々に酸性に傾いていくんですね。

酸性が強くなりすぎると、メダカはストレスを感じるようになります。

しかし、麦飯石を入れておけば、酸性に傾こうとする水質を中性に維持してくれます。

メダカにとって適した水質が維持されるというわけです。

ミネラルによる生体の健康増進

麦飯石には、メダカの健康を増進する効果があります。

飼育水にミネラルを溶出する作用があるからです。

ミネラルは、メダカの免疫力を高めてくれます。ですから、病気になりにくくなるわけです。

メダカ水槽に麦飯石を入れるデメリット

ここからは、メダカ水槽に麦飯石を入れるデメリットについて見ていきましょう。

飼育水の富栄養化をまねく

麦飯石を入れると、水槽内に苔が生えやすくなります。

麦飯石からミネラルが溶出することによって、飼育水の富栄養化をまねくことになるからです。

飼育水の富栄養化とは、飼育水の中にいろいろな有機物が溶け出している状態を言います。

苔は有機物を餌にして成長するため、飼育水が富栄養化すると生えやすく、増えやすくなるのです。

前述したように、麦飯石にはミネラルを溶出する作用があります。

ですから、麦飯石を入れると苔が発生しやすくなるんですね。

とはいえ、苔が発生することはメダカにとってマイナスではありません。メダカにとって健康食となるからです。

ただ、観賞性が低下するのと掃除が大変になるため、歓迎できないところではありますね。

定期的な交換が必要

麦飯石は、定期的な交換が必要になります。なぜなら、麦飯石の効果には限りがあるからです。

特に限りがあるものとしては、汚れの吸着効果です。吸いつくことができる汚れには上限があるんですね。

上限までくると、それ以上汚れを吸着することができなくなります。

吸着濾過の効果を発揮させるためには、掃除をしてきれいにするか交換する必要があります。

交換の目安としては、物にもよりますがだいたい6ヶ月~1年ぐらいになります。

底砂利に麦飯石を使用している場合、交換や掃除のときにかなり手間がかかります。

また、そのたびに生物濾過が一時的に不安定になり、メダカが体調をくずすリスクを高めることになります。

なぜなら、麦飯石を掃除、交換することによって、生物濾過に必要なバクテリアが大幅に減少するからです。

個人的には、フィルターの濾材の一部として麦飯石を用いることをおすすめします。

薬の効果が薄くなる

麦飯石を使用している水槽では、メダカが病気になった場合に実施する薬浴の効果が減少します。麦飯石が薬の成分を吸着してしまうからです。

ですから、薬浴を実施する場合は、麦飯石を水槽から取り除くか、麦飯石を使っていない水槽や容器で行わなければなりません。

メダカ飼育に効果的な麦飯石の活用方法とは:まとめ

メダカ飼育に効果的な麦飯石のメリット、デメリットについて書きました。

麦飯石は、メダカを飼育する際にいろいろなメリットをもたらせてくれます。

ただし、その効果の中には有限的なものがあるため、定期的な交換が必要という手間がかかります。

メリット、デメリット双方を確認したうえで、自分の飼育環境への導入を検討してみてください。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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