メダカについて

メダカには隠れ家が必要?なくても良い?

2021年9月30日

メダカに隠れ家が必要かどうか知りたい人「メダカに隠れ家が必要かどうか知りたい。メダカを飼育するにあたって、水槽などに隠れ家を用意してあげたほうがいいのかな?それとも必要ない?用意しても入らなかったら意味ないしなぁ」

こんな疑問を解決します

この記事の内容

メダカの飼育に隠れ家が必要かどうかについて書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。

さて、今回のテーマは、メダカを飼育するにあたって隠れ家が必要かどうかというお話しです。

メダカの飼育は、屋内の水槽、屋外での陶器などの容器による飼育といった形になりますよね。

それぞれの環境で、隠れ家の必要性について解説していきます。

メダカには隠れ家が必要?なくてもよい?

では、メダカには隠れ家が必要かどうかについて見ていきましょう。

まずは、そもそも隠れ家の果たす役割を確認し、メダカにとって必要かどうかを掘り下げていきます。

隠れ家を設置する目的

隠れ家を設置する目的は、そこで飼育する生き物に係るストレスを軽減するためです。

たとえば、自然界では常に外敵に襲われるリスクを抱えながら生活しています。

外敵から身を守るためには、なにかしらのものに身を隠す必要があります。身を隠すことで安全な状態を確保し、身体を休めたりすることができるわけですね。

では、飼育下において、メダカにそのような場所は必要でしょうか。

メダカは上からの驚異に敏感

メダカの名前の由来は、他の魚とくらべて目が高い位置にあることから付けられました。

この身体的特徴から、メダカが上方に敏感な生き物であることがわかります。

つまり、上部からの驚異に敏感に対応できるようになっている、逆にいうと、上方には繊細な神経を持っているということになります。

屋外飼育の場合は水草などの隠れ家でOK

屋外飼育の場合、陶器の容器などで飼育する人が多いでしょう。この場合は、上から見る形となります。

メダカは上からの視界が開けている状態では、外敵の目から逃れられる環境があったほうが安心して生活することができます。

なので、上からの視界から隠れられるような環境を作ってあげましょう。

水草を入れてあげれば、その環境を作ることができますね。

水草は他にも、酸素を供給してくれたり、水の浄化作用をもたらしてくれます。

ただし、水草の入れすぎには注意してください。

というのも、上からの視界を隠し過ぎると、メダカの観賞ができなくなるのと、容器の中に入り込んだ天敵の存在に気づけない場合があります。

たとえば、トンボの幼虫であるヤゴは、容器の中に入り込んでメダカを食べてしまいます。

また、水草の入れすぎは、夜間の酸素不足にもつながります。

ですので、隠れるようと思ったら隠れられる程度の水草にしてください。

屋内の水槽飼育では特に必要がない

屋内の水槽で飼育する場合は、横から観賞する形になります。ですから、メダカがストレスを感じることは少ないですね。

なので、特に隠れ家を設置してあげなくても大丈夫です。

飾りとして土管などを設置してあげても、メダカはあまり中に入りません。

遊び程度で入るぐらいですからね。

隠れ家に入るのは環境に不適応だから

むしろ、水槽飼育で、メダカが隠れ家に入ったままあまり外に出てこない状況は、逆に問題があります。

なぜなら、メダカがその環境に適応できていないことが考えられるからです。

環境に適応しているメダカは、水槽の中を泳ぎ回ります。しかし、環境に適応できていないメダカは、水槽の底などでじっとしている時間が長くなります。

ある程度過ごすことでなれてくる可能性が高いですが、中には適応しきれずに死んでしまうケースもあります。

底でじっとしていたり、隠れ家に隠れているような状態が見られたら、しばらくそっとしておいてあげてください。

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隠れ家があったほうがよい状況もある

隠れ家があったほうがよいケースもあります。

それは、水温が低くなって、メダカの活動性が低下する時期です。

メダカは変動物であるため、水温によって活動量が変化します。水温が低下すると、活動性が下がって動きがにぶくなります。

この場合、天敵から身を守りにくくなるため、身を隠すところで安心できる環境が必要となります。

ですから、水温が低下する冬の時期などは、隠れ家があったほうがメダカのストレスを軽減できるでしょう。

とはいえ、必須で入れなければならないわけではありません。

メダカが飼育環境に適応しているならば、隠れ家がなくても穏やかに過ごしてくれます。

より良い環境を作るのであれば、隠れ家があったほうがいい、という程度の話しです。

メダカの隠れ家におすすめの商品

ここからは、メダカの隠れ家におすすめの商品を紹介していきます。

インターネットやペットショップのアクアリウムコーナーで安価に販売されています。

参考になれば幸いです。

メダカには隠れ家が必要?なくても良い?

メダカを飼育する環境に、隠れ家が必要かどうかについて書きました。

この記事をまとめると、次のようになります。

この記事のまとめ

  • 屋外飼育で情報の視界が開けている場合は隠れ家があったほうがいい
  • その場合の隠れ家は水草でOK
  • 水草の入れすぎると、容器内の天敵に気づけないリスクあり
  • 屋内水槽で横見の場合は、隠れ家がなくても大丈夫
  • 冬の低水温の時期は、メダカの動きがにぶるため、隠れ家があったほうが安心できる

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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