メダカについて

メダカは人になつく?メダカを飼い主になつかせる方法とは

2021年10月7日

メダカが人になつくか知りたい人「メダカって人になつくかどうか知りたい。メダカって人になつくの?飼い主になつくのかな?もしなつくなら、どうやったらなつくか知りたい」

こんな疑問を解決します

この記事の内容

メダカが人に、飼い主になつく方法について書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。

さて、今回のテーマはメダカが人になつくのかどうかについてです。

メダカは、犬や猫とはちがって、人になついているのかどうかがわかりにくそうですよね。尻尾を振ってくれるわけでもないし、身体にまとわりついてくるわけでもないからです。

それに、飼い主とメダカの間には、水槽という大きな壁が存在します。ですから、直接触れ合う機会がほとんどありません。

しかし、長く飼育していると、メダカはあきらかに人になつくようになります。

まぁ、なつくと言っても、メインは餌がもらえるから、というところが大きいようですが・・・。

というわけで、今回はメダカが人に、飼い主になつかせる方法について解説していきます。

メダカは人になつく?メダカを飼い主になつかせる方法とは

では、メダカを人になつかせる、そして飼い主になつかせる方法について見ていきましょう。

結論から言って、時間の経過とともにメダカは人になつきます。人が水槽の近くにくると、ガラス面に寄ってきたり、水面に上がってきたりするようになるからです。

ただ、これだけなら、人影を見ると餌がもらえると思って反射的に寄ってきている、と考えることもできますよね。

飼い主としては、自分を理解して寄ってきてくれているのかどうか、というのも大事なところかと思います。

メダカは人を見分けられる?

飼い主を理解してなついてくれるかどうかを判断するにあたっては、そもそもメダカに人を見分ける能力があるのか?という問題が出てきます。

魚類ですからね、ふつうに考えると人を見分けるのは無理っぽいよなぁと思うのですが、実はこちらの結論も「YES」になります。

2015年の研究で、魚が人の顔を認識できる能力を持っているということがわかっています。

ですから、飼い主の顔を理解して、飼い主だから寄ってくる、ということが、十分にありえるわけですね。

餌をあたえているとメダカは寄ってくるようになる

もちろん、飼育したらメダカが無条件に、そしてすぐに人に、飼い主になついてくれるわけではありません。

最初のころは、人の姿を見るとすぐに逃げ出してしまいます。そして、隠れられるところがあれば、そこに身を隠そうとします。

本当に初期なんて、蜘蛛の子を散らすように、という表現が当てはまるぐらい、大急ぎで避難しますね。

そして、たとえ水槽に餌を投入しても、すぐにとびついてくることはありません。無反応だったりするのです。

そこから徐々に様子を見ながら、身の安全をたしかめながら餌を食べるようになるんですね。

とはいえ、毎日餌をあたえていると、だんだんとメダカも安全であること、安心して食べていいことを学習し、さらにステップアップすると、人の姿を見たら餌がもらえると思って寄ってくるようになります。

水中に入れた手に寄ってきて、つついたりするようになることもあるんですよ。

餌以外でも姿を見せることを意識する

メダカに早くなれてもらうためには、できるだけ接触頻度を増やすことがコツになります。

つまり、人の姿をたくさん見せるようにするということです。

そうすることで、人が来ても危害が加えられない、ということを学ぶからです。

餌以外の時間でも、メダカの水槽の前に立ち、愛情をもってコミュニケーションを図るようにしてください。

コミュニケーションというと、メダカに話しかけるのか?と思う人もいるかもしれませんが、その場にいてメダカを観賞するだけでかまいません。

そうやっていっしょの時間を共有することで、メダカが人になれるようになります。

もちろん、話しかけてもいいですよ。

自家生産したメダカのほうがなつきやすい

なれやすさでいうと、お店で飼ってきたメダカよりも、自分の家で生まれたメダカのほうがなつきやすくなります。

なぜなら、幼いころから同じ環境で、飼い主にかかわりながら成長するために、警戒心を解くハードルが下がるからです。

いっぽうで、お店で購入してきたメダカは、場合によってはなかなかなついてくれないケースがあります。その場合も繰り返し接することで改善される可能性がありますが、どうしてもむずかしい場合は、繁殖させて2世に期待しましょう。

屋外よりも屋内水槽のほうがなつきやすい

メダカがなつくのには、環境も大きな要素となります。

屋外で飼育しているよりも、屋内水槽で飼育しているメダカのほうがなつきやすいからです。

屋外だと天敵の存在を意識する必要があるからですね。

メダカは上からのリスクに敏感ですが、水槽飼育だと上の視界が制限されるために、安心感を感じやすくなります。

しかし、屋外で飼育する場合は、上からメダカを観賞することになります。

酸素の取入れなどを考えても、間口の広い容器が必要になってくるので、上からの視界が大きく開けている状態となります。

メダカが自然界で襲われるのは、上から場合が多いんですね。ですから、上からの天敵に警戒して、人になつきにくくなるのです。

屋内水槽ではとてもなついてくれていたメダカが、屋内に出したとたんに全然寄ってこなくなってしまった、なんてことが起こるぐらいに差があります。

なつきかたには個体差がある

メダカの個体によっても、なつきかたが変わってきます。

なつきやすい個体と、警戒心が強い個体にわかれるんですね。

さらに、メダカは集団で生活するので、集団心理が影響をおよぼします。

人になれる個体が多ければ、なれにくい個体も引っ張られてなれるようになります。

しかし、逆だと集団全体が人になれにくい状況が生まれてしまいます。

メダカは人になつく?メダカを飼い主になつかせる方法とは:まとめ

メダカは人になつくのか?そして、メダカを飼い主になつかせる方法について書きました。

メダカは人になれます。そして、飼い主を見分ける能力も持っています。

時間をかけて、そして愛情をかけて飼育すれば、多くのケースでメダカは飼い主になついてくれるはずです。

ぜひ、愛情をもって大切に飼育してあげてください。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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