メダカに元気がなくて悩む人「メダカに元気がなくて悩んでいる。最近なんだかメダカに元気がないんだよね。水面や水槽の底でじっとして動かなかったりと、とても心配。メダカに元気がない、動かない原因ってどんなことが考えられるのかな?」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。
さて、めだかを飼育していると、なんだか元気がないなぁと感じることがあると思います。
いつもとくらべて動きが悪かったり、様子が変だなと感じたりといった具合です。そんなときは早期に、そして適切に対応してあげないと、メダカが死んでしまう可能性が高くなります。
そして、適切に対応するためには、まずはその原因を把握しなければなりません。
というわけで、今回はメダカに元気がない、動かない原因と対策について解説します。
メダカに元気がない、動かない原因と対策について
では、メダカに元気がない、動かない原因をまとめて見ましょう。
メダカに元気がない原因
- 冬の低水温状態
- 夏の高水温状態
- 酸素不足
- 水質の悪化
- 消化不良を起こしている
- 病気にかかっている
- 寿命が近い
それぞれ掘り下げていきます。
冬の低水温状態
メダカは水温が低いと、動きがにぶります。なぜなら、変動物だからです。変温動物は、温度によって活動量が変化するんですね。
冬になって、水温が15℃を下回るようになると、メダカの動きがだんだんとにぶくなっていきます。さらに10℃を切ると冬眠状態となり、あきらかに活動量が低下して動かなくなります。
これは特に体調が悪いわけではありません。そういう性質の生き物ということです。
ですから、冬眠している間はそっとしてあげてください。
餌もあたえる必要はありません。あたえても食べないか、もし食べたとしても、消化不良の原因となり、メダカが体調をくずしてしまうことになります。
もし、冬場でも元気な姿が見れて、餌をあたえたいという人は、ヒーターなどで水温を20℃ぐらいまで上げてください。
そうすれば、メダカは活発に過ごしてくれるようになります。
夏の高水温状態
逆に水温が高すぎても、メダカは元気がなくなります。バテてしまうからです。
ですから、あまり高い水温もよくないんですね。
メダカがもっとも元気に過ごせる水温は、25〜28℃です。それ以外の水温でも適応することができますが、水温が30℃を越えて35℃近くになってくると元気がなくなります。
対策としては、水温を下げることですね。
水温を下げる方法としては、水槽用のクーラーがあります。1万円を超える値段になっているため、財布には優しくありませんが、夏場の高水温に対応するためには、クーラーがあったほうがいいでしょう。
高水温に対するその他の対策については、危険!メダカを室内水槽で飼育する際の夏の水温対策についてをご覧ください。
水質の悪化
飼育水が汚れて、水質が悪化することでもメダカの元気がなくなります。ストレスになるからです。
飼育水が汚れる原因の主なものは、メダカの排泄物です。排泄物にはメダカに有害となるアンモニアがふくまれており、濃度が高くなってくると、メダカにとって非常に強いストレスとなります。
ただ、適切な環境整備がされている容器であれば、メダカが出すアンモニアはバクテリアによる生物濾過で分解され、硝酸という害の少ない物質になります。
しかし、硝酸もメダカにとって完全に無害ではなく、飼育水に溜まると水質が酸性に傾いていきます。
メダカが好む水質は中性です。酸性の水質でも、徐々に変化していけばある程度適応することができますが、あまりにも酸性に傾くと、ストレスが大きくなります。
その結果、水槽の底でじっとしたら、水面にぼーっと浮かぶようになることがあります。
適切なペースで水換えをして、メダカのストレスを軽減するようにしてください。
消化不良を起こしている
餌を食べすぎたりするなどして、消化不良を起こしている場合もメダカの元気は低下します。こちらもストレスになるからですね。
メダカには胃がありません。ですから、餌を食べ過ぎると消化不良を起こしやすくなります。
また、前述したように水温によって活動性が変化するため、水温が低いと消化能力が低下し、消化不良を起こしやすくなります。
なので、餌をあたえる際の水温や、餌の量については、くれぐれも注意してください。
病気にかかっている
メダカが病気にかかっている場合も、元気がなくなります。病気になっているサインでもあります。
たとえ体表に症状が出ていない場合でも、病気ではないと断定することはできません。なぜなら、病気を発症してからしばらくして、具体的に症状があらわれる可能性があるからです
ですから、メダカの様子を見ながら、病気に合わせて薬浴などの治療をしてあげてください。
寿命が近い
メダカが歳をとって寿命が近い、老衰を起こしている場合も、元気がなくなったり動かなくなったりします。
メダカの寿命は、人間の飼育下では1〜4年ほどとされています。寿命に開きがあるのは、繁殖や産卵、水温といった要素が影響するからです。
寿命が近づいたメダカは、いずれも徐々に元気がなくなっていきます。そして、衰弱して死んでいきます。
寿命の場合は、できるだけ安楽に過ごせるような環境整備をしてあげてください。
状況によっては、他の元気なメダカから話して飼育してあげるのもいいでしょう。
メダカに元気がない、動かない原因と対策について:まとめ
メダカに元気がない、動かない原因と対策について書きました。
メダカの元気がなくなるのには、相応の原因があります。その原因をしっかりと把握することで、状況に合わせて適切に対応することができるようになります。
体調をくずしているようであれば、回復のために塩浴を行うようにしてください。塩浴には、体調不良を改善する効果があるからです。
本記事が参考になれば幸いです。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。