水泡眼の大きさを知りたい人「水泡眼の大きさが知りたい。目の横に袋をぶら下げている水泡眼。とても変わった形をしているけれど、どこまで大きくなるの?また、どうやったら大きく育てることができるかな?それに、身体が成長したら水泡も成長するんだろうか?」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
金魚の飼育をして10年以上が経ち、水泡眼をふくむ変わり種の金魚をたくさん飼育してきました。
また、金魚のふるさと奈良県大和郡山市在住で、市から金魚マイスターの認定を受けています。
さて、金魚の品種の中でも、ひときわ奇抜な姿をしているのが水泡眼です。
目の横についた大きな袋を揺らしながら泳ぐ姿を見ていると、不思議な気分になりませんか。
なんとなくこぶとり爺さんを思い出す人もいるとかいないとか。
その水泡眼ですが、成長すると15㎝ぐらいにまでなります。
大きくなると、その姿はさらにコミカルになります。
というわけで、今回は水泡眼の大きさや、大きく育てるコツについて書いていきます。
なお、水泡眼の特徴や飼い方など、網羅的に知りたいかたは【金魚】水泡眼とは?飼い方や混泳の相性など飼育ポイントを解説をご覧ください。
【金魚】水泡眼の大きさはどれぐらい?
では、水泡眼の大きさについて書いていきます。
水泡眼の大きさは?
水泡眼は金魚の中では小さな品種になります。
水泡の大きさによってかなり大きく見える個体もいますが、身体自体の平均的な大きさは10cm前後、品種としてのマックスでも15cm程度の大きさですね。
金魚の品種の中で最大の大きさを誇る和金と比較すると、半分ぐらいの大きさになります。
水泡眼の水泡も大きくなるの?
ところで、水泡眼の特徴と言えばなんといっても顔についてる水泡ですよね。
その水泡が大きくなるのかどうか、気になるところでしょう。
結論から言うと、水泡は身体の成長とともに大きくなります。
とはいえ、大きさは個体によってちがいます。
もともと大きな水泡を持つものもいれば、申し訳程度の大きさしかない個体もいます。
小さいときに水泡が小さかった個体は、成長してもそれほど大きな水泡にはなりません。
しかし、小さいときから水泡が大きかった個体は、身体が成長するにつれて水泡も非常に大きく成長する場合があります。
身体の半分ぐらいの大きさにまでなっている個体もいます。
とはいえ、水泡は大きければ大きいほど良いか、と言われるとそうではありません。
大き過ぎると、いろいろ生活に支障が出てきます。
たとえば次のような問題です。
水泡が大きすぎると、泳ぐときに邪魔になります。
水泡眼は身体を横に振って泳ぎますが、大きな水泡だと、揺れる水泡に身体が持って行かれてとても泳ぎにくそうです。
全体のバランスも悪くなるので、泳ぐのに必要以上の体力を消耗することになります。
そして、ストレスの原因になります。
また、顔の前に大きく広がる水泡は、餌を食べる際に邪魔になります。
さらに、水泡眼を水槽から出し、別の容器に移したい場合も、水泡が大きすぎると大変です。
やぶれてしまうリスクが発生するからです。
やぶれた水泡は復活しますが、だいたいの場合元通りにはならず、やぶれる前よりも小さくなってしまいます。
ですから、やぶれていないほうの水泡とのバランスが悪くなり、見た目にもマイナスになります。
以上のことから、水泡眼を購入する際は、大き過ぎず、小さすぎずの水泡を持つ個体を選ぶようにしてください。
水泡眼を大きくするコツ
ここからは水泡眼を大きくするコツについて書いていきます。
金魚は環境によって成長具合が変わります。
効率的に成長できるよう環境整備することで、楽に大きく育てることができるようになります。
大きな水槽などで飼育する
大きく育てる場合のコツとして、ひとつ目は大きな水槽や容器で飼うことがあげられます。
水泡眼は大きな環境で生活するほど、成長が促進されるからです。
逆に、小さな容器で飼育すると、成長はおさえられます。
飼育スタイルに合わせて使い分けるといいですね。
少ない数の水泡眼で飼育する
大きな水槽や容器を用意したら、次はできるだけ少ない数で飼育するのがポイントとなります。
いくら大きな水槽でも、たくさんの水泡眼を入れてしまうと、せまい容器と変わらなくなるからです。
たとえば、6畳の部屋に1人で住むのと、8畳の部屋に2人で住むのとでは、6畳の部屋で1人で住む方がスペースの割合は大きくなりますよね。
人間は部屋の大きさで成長具合が変わることはありませんが、水泡眼の場合は大きな影響を受けます。
せまい空間だと、たくさん餌をあたえてもなかなか大きくなりません。
なので、少数でゆったりと飼育するようにしてください。
餌をたくさんあたえる
水泡眼の身体を大きくするためには、当然餌をたくさんあたえる必要があります。
餌を食べないと、身体は作られませんものね。
とはいえ、水泡眼の消化能力は高くありません。
あたえすぎると消化不良を起こして、死んでしまうリスクが高くなります。
ですから、餌やりの基本をおさえつつ、消化不良を起こさない程度に量を増やしていかなければなりません。
餌やりの注意点や失敗しない方法については、金魚は水温によって餌の調整が必要!失敗しない方法を紹介しますをご覧ください。
【金魚】水泡眼の大きさはどれぐらい?大きくするコツは?:まとめ
水泡眼の大きさや、大きくするコツについて書きました。
大きく成長した水泡眼は、小さい個体よりもさらにコミカルな姿を楽しませてくれます。
環境整備や餌のあたえかたによって、ぜひ大きな水泡眼に育ててください。
なお、大きくするためには長生きさせることも重要です。
水泡眼の寿命や長生きさせるコツについては、【金魚】水泡眼の寿命はどれぐらい?長生きさせるコツは?をご覧ください。
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。