ホテイアオイを冬越しさせたい人「ホテイアオイを冬越しさせたい。ホテイアオイって、そのままだと冬には枯れてしまうって聞いた。せっかく増えてくれたし、このまま来年も今のホテイアオイを育てていきたいと思うんだけれど、無理かな?冬越しできる方法があるなら知りたいな」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
ホテイアオイを冬越しさせる方法について書いています
こんにちは、せいじです。
金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。
さて、金魚やメダカの水草として活躍してくれるホテイアオイ、夏場は放っておいても勝手に増えて行くぐらい強い水草ですが、冬になると枯れてしまいます。
ですから、そのままではワンシーズンごとに買い替えないといけないことになります。
それほど高価なわけではないので、買い換えるのも負担にならないかもしれませんが、とはいえ、せっかく育ててきたホテイアオイ、愛着も湧いてなんとか枯れないようにできないか、と思う人もいるでしょう。
ホテイアオイが枯れてしまうのは、もちろん原因があるからです。
ですから、環境を整えればホテイアオイは枯れずに、次のシーズンも元気に金魚やメダカの水槽で活躍してくれます。
というわけで、今回はホテイアオイの冬越しの方法について解説します。
ホテイアオイが冬に枯れてしまう原因
では、まずはホテイアオイが枯れてしまう原因についていて見ていきましょう。
まとめると、次のようになります。
ホテイアオイが枯れる原因
- 気温と水温の低下
- 日照不足
- 霜の影響
- 飼育水の凍結
それぞれ掘り下げていきます。
気温の低下と水温の低下
ホテイアオイが枯れてしまう原因のひとつ目は、気温と水温の低下です。
ホテイアオイは、10℃以下程度になると枯れてしまうのです。
金魚やメダカの屋外飼育で使用するため、基本的には屋外での使用が多いホテイアオイですが、屋外では冬になると気温が低下します。
それにつれて、飼育水の水温も低下していくことになります。
その結果、ホテイアオイが枯れてしまうことになるのです。
日照不足
水温の低下にくわえて、冬の日照不足も枯れてしまう原因となります。
冬場は、夏よりも日照時間が短くなります。
また、太陽の光も弱くなってしまいます。
光が弱くなりすぎると、ホテイアオイが生きていくために必要な光の量が確保できなくなり、枯れてしまうことになるのです。
霜の影響
冬の朝は、霜が降りることがありますね。
ホテイアオイは霜に触れることでも、枯れてしまう原因となります。
気温の低下によって弱っているホテイアオイに霜が降りると、ますますダメージが大きくなります。
低い気温で耐えていたホテイアオイも、霜の影響を受け、枯れるスピードが早くなります。
凍結
水に浮かべているホテイアオイは、飼育水が凍結してしまうことでも枯れてしまいます。
凍結によって根が痛んでしまうからです。
ホテイアオイは、根から栄養分などを吸い上げます。
ですから、根にダメージを受けると枯れてしまうのです。
飼育水の凍結には十分注意が必要です。
ホテイアオイを冬越しさせる方法
ホテイアオイが冬に枯れてしまう原因について見てきました。
ここからは、ホテイアオイを冬越しさせる方法について見ていきましょう。
ホテイアオイを冬越しさせるには、次のような方法があります。
冬越しさせる方法
- 鉢植えにする
- 発泡スチロールで保温する
- 軒下で大きな容器で育てる
それぞれ掘り下げていきます。
ホテアイアオイの冬越しはいつから準備?
具体的な方法を紹介する前に、ホテイアオイの冬越し準備はいつから始める必要があるのかについておさえておきましょう。
ホテイアオイは、気温が10℃を切ってくると弱りはじめます。
ですから、その前に準備をしておく必要があります。
日中気温が上がっても、朝晩の冷え込みの影響も受けるため、早めに準備をするようにしてください。
鉢植えにする
まずは、ホテイアオイを鉢植えにする方法です。
金魚やメダカの飼育で使う場合、ホテイアオイは水面に浮かべます。
ですから、水面で生息する植物と思われがちですが、ホテイアオイは鉢植えでも育てることができるのです。
鉢植えの状態で室内で飼育すれば、屋外で飼育するよりもずっとかんたんに冬越しさせることができます。
ただし、屋内で育てるには光が不足するため、窓越しでも太陽の光が当たるところに置いてあげてください。
発泡スチロールで育てる
ホテイアオイが冬に枯れてしまう大きな原因は気温と水温の低下です。
ですから、保温をすることで枯れるのを防ぐことができます。
保温するには、保温効果が高い発泡スチロールが有効です。
ホテイアオイを、水をはった発泡スチロールの中に入れたあげてください。
そして、蓋をして外気から守ってあげてください。
蓋をしてしまったら、太陽の光が当たらないのでは?と思うかもしれませんが、発泡スチロールは光を通す性質があります。
また、気温が低下してくると、ホテイアオイの活動性も低下するため、暖かい環境よりも光を必要としなくなります。
なので、蓋をしていても、生きていけるだけの光を確保することができるのです。
軒下で大きな容器で育てる
屋外で水に浮かべたまま冬越しさせる場合は、霜の影響を受けない軒下などに容器を設置するようにしてください。
そして、できるだけ水量の多い容器で育ててください。
水量が多いと、外気の影響を緩和することができるからです。
これは、飼育している金魚やメダカの冬越しにも有効な対策になります。
室内で冬越しさせるよりも枯れるリスクは上がりますが、可能性を高めることはできます。
ホテイアオイを冬越しさせることはできる?その方法を解説します:まとめ
ホテイアオイを枯らさずに冬越しさせる方法について書きました。
この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- ホテイアオイは気温が低いと枯れてしまう
- 霜や凍結の影響も大きい
- 霜や凍結から守り、保温することで冬越しさせることができる
- 鉢植えや発泡スチロールで保温し、太陽の光を確保しながら屋内で冬越しさせる
- 屋外での冬越しさせる場合は、軒下などに設置して霜から守り、水量の多い容器で飼育する
ということで、今回はこの辺終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。