ホテイアオイの育て方が知りたい人「金魚やメダカを飼育するのに、水槽にホテイアオイを入れたいと思うんだけれど、うまく育てられるか心配なんだよね。それに、金魚などの飼育以上に手間がかかっても困るしなぁ。ホテイアオイって手間かかる?」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
ホテイアオイの育て方、増やし方、注意点などを書いています
こんにちは、せいじです。
金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。
さて、金魚やメダカを飼育するのに相性の良い水草として、ホテイアオイがあります。
ホテイアオイは水面に浮かべて育てることができ、飼育水をきれいにしてくれたり、酸素を供給してくれたりといった効果を発揮してくれます。
とても強く、繁殖力も高いため、放っておいても勝手に成長してくれる手間いらずの水草なんですね。
ただし、育てていくために注意点もあります。
というわけで、今回はホテイアオイの育て方、増やし方、注意点について解説します。
ホテイアオイの育て方、場所や注意点など
では、ホテイアオイの育て方について見ていきましょう。
ホテイアオイとは?
まずは、ホテイアオイとはどんな植物なのかについてです。
ホテイアオイはミズアオイ科の植物で、南アメリカから入ってきた外来種のになります。
南アメリカは熱帯地域なので、そこで生まれたホテイアオイは、夏場は元気に育ちますが、寒さに弱いという特徴があります。
ホテイアオイの花言葉
ホテイアオイには花があります。
夏場に、状態が良ければ花をつけるんですね。
薄紫色で、午前中に咲いて夜には萎んでしまいますが、とてもきれいで見るものを楽しませてくれます。
ところで、花には花言葉というものがありますが、ホテイアオイの花言葉には「恋の楽しみ」「恋の悲しみ」「揺れる心」「揺れる想い」「好意」「移ろいやすい恋」があるのだとか。
水面に浮かんで、風などで揺れる姿から来ているのでしょう。
育てる場所や必要な環境
ホテイアオイは、主に水に浮かべて育てます。
睡蓮鉢や水槽などに浮かべることで、飼育できるんですね。
ですから、金魚やメダカの飼育にもよく使われるのです。
育てる際に必要なものとしては、日光と栄養分、そして15〜30℃程度の気温です。
ホテイアオイは植物なので、成長するためには光合成が必要になります。
光合成には、たっぷりの光量と二酸化炭素、栄養分、そして一定の温度が必要になるんですね。
金魚やメダカの飼育水に浮かべて飼育する場合は、太陽の光と気温以外は飼育水内に確保されます。
あとは、しっかりと太陽の光が当たる場所に容器を置いてあげれば、勝手に育ってくれます。
水やりの方法や頻度
ホテイアオイを水に浮かべて飼育する場合は、特に水やりの必要はありません。
そのまま放置でOKです。
鉢植えで育てるのであれば、土が湿る程度の水を与えてあげてください。
控えめにするのがポイントです。
ホテイアオイは寒さに弱い特徴がありますが、水に浮かべるよりも鉢植えにした方が寒さに対する耐性は上がります。
ですから、鉢植えにすることで、屋外でも冬越しできる可能性を高めることができます。
ただし、万全を期すのであれば、屋内に入れてあげたほうがいいでしょう。
屋内では光が不足する可能性がありますが、寒い冬は活動が低下するため、光の量も少なくても大丈夫です。
窓越しに日の当たる場所に置いてあげることで、生きていくのに必要な光を確保することができます。
肥料は必要?
基本的に、ホテイアオイに肥料は必要ありません。
ただでさえ放っておいても増えていくので、肥料を与えてしまうと、爆増するおそれがあります。
ホテイアオイの株分けの方法や時期(タイミング)
ホテイアオイを水に浮かべて育てていると、勝手に子株が分岐して増えていきます。
それに対して、なにか手を加える必要はありません。
逆に増えすぎてしまう場合は、間引きするようにしてください。
金魚やメダカの水槽で増えすぎると、光が水槽内に届かなくなったり、酸欠を引き起こす可能性があります。
伸びすぎた根に絡まってしまう事故もありますので、注意が必要ですね。
鉢植えで育てる場合は、分化した子株を切り取って、別の鉢に移し替えればOKです。
日々の手入れは?
水面に浮かべている場合は、水やりなどの普段の手入れは特に必要ありません。
ただし、アブラムシなどの虫がついている場合は、ホテイアオイが枯れてしまう原因となりますので、すぐに取ってあげてください。
取る方法としては、水面に浮かべているのであれば、水中に1週間ほど沈ませておくだけで大丈夫です。
寄生虫は水中では生きていけないので、死んでしまうか、ホテイアオイから離れます。
ホテイアオイを育てる際の注意点
ホテイアオイを育てる場合は、増えすぎに注意してください。
丈夫で繁殖力が強いため、勝手に増えていきます。
間引くなどして、育てられる程度にとどめておきましょう。
仮に増えすぎたとしても、川などに流してはいけません。
外来種なので、自然界に流出して増えすぎてしまうことが起こりえます。
自然界のバランスを崩してしまい、甚大な被害を及ぼすこともあり得るので、絶対にやめましょう。
あと、ホテイアオイは寒さに弱い特性があります。
冬になると枯れてしまうため、対策を講じてあげてください。
具体的な冬越しの方法は、ホテイアオイを冬越しさせることはできる?その方法を解説しますの記事を参考にしていただけると嬉しいです。
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ホテイアオイの育て方、場所や注意点など:まとめ
ホテイアオイの育て方について書きました。
この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- ホテイアオイは丈夫で繁殖力が高いため、放っておいても増えていく
- 手間要らずで育てやすい植物
- ただし、気温が低かったり、虫がつくと枯れてしまうことがある
気温や虫以外にも枯れてしまう原因があります。
詳細については、ホテイアオイが枯れる原因とは?夏、冬の時期の違いも解説しますをご覧ください。
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ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。