金魚の飼い方

【金魚】底面フィルターの掃除は大変?掃除の方法を解説します

2021年5月18日

底面フィルターの掃除の方法を知りたい人「底面フィルターの掃除の方法が知りたい。金魚の水槽に底面フィルターを使用したいと思っているんだけれど、掃除が大変そうだよね。底面フィルターって、どうやって掃除したらいいのかな?普段、そしてがっつりきれいにする場合の掃除の方法について知りたいな」

こんな悩みを解決します

この記事の内容

金魚飼育で使用する底面フィルターの掃除の方法について書いています

こんにちは、せいじです。

金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。

さて、金魚の水槽に適したフィルターとして、底面フィルターがあります。

底面フィルターとは、水槽の底に本体を敷きつめ、その上にかぶせた砂利を濾材として使用するタイプのフィルターです。

設置の仕方次第では、水槽の底一面がフィルターの役割をしてくれるので、強力な生物濾過を発揮することができます。

金魚は魚類の中でも水を汚しやすい生き物なので、強力な濾過作用があったほうが、健康に飼育しやすくなるんですよね。

ですから、底面フィルターは金魚に適しているのです。

ただし、その濾過能力を維持するためには、掃除が必要になってきます。

底砂利が目詰まりして水流が滞ると、水の浄化作用が低下するからです。

とはいえ、底面フィルターの掃除はけっこう大変なんですよね。

完全にメンテナンスをしようと思ったら、水槽をリセットするレベルの掃除が必要になってくるからです。

というわけで、今回は底面フィルターの掃除について解説します。

掃除の前に、底面フィルターを詳しく知りたい方は【金魚】底面フィルターの使い方やメリット、デメリットを解説しますをご覧ください。

参考記事
【金魚】底面フィルターの使い方やメリット、デメリットを解説します

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【金魚】底面フィルターの掃除は大変?掃除の方法を解説します

では、底面フィルターの掃除について書いていきます。

まず、なぜ底面フィルターの掃除が必要なのかについて見ていき、それから具体的な掃除の方法を掘り下げていきます。

底面フィルターの掃除はどうして必要?

底面フィルターを掃除する理由は、目詰まりの解消です。

底面フィルターでは、底砂利が濾材の役割を担うことになります。

フンや餌の汚れを取り除く物理濾過と、バクテリアによって汚れを分解する物理濾過の両方を、底砂利がおこなうことになります。

たとえば、上部フィルターであれば、濾材のうえに綿製のマットを置き、そのマットが物理濾過をの役割を担います。

こうすることで、濾材の目詰まりを防ぐことができるんですね。

しかし、濾材である底砂利が物理濾過も兼ねるということは、濾し取った汚れによって目詰まりしやすくなる、ということになります。

目詰まりして、水が砂利を通過する面積が少なくなると、生物濾過の作用が低下してしまいます。

これでは、せっかく水槽の底の広い範囲を濾材に使えても意味がありません。

ですから、目詰まりしないように定期的な掃除が必要となるのです。

普段の掃除はプロホースを使って汚れを排出

底面フィルターの普段の掃除については、砂利に溜まった汚れを「プロホース」を使って排出します。

プロホースとは、砂利と飼育水をいっしょに吸い上げ、砂利の中にある汚れを取り除くことができる道具です。

普通の水換え用ホースよりも水の排出に時間がかかりますが、水換えと同時に汚れを排出することができるので便利なんですよね。

というのも、普通の水換え用ホースでは、砂利の中の汚れを取ろうとすると、吸水口がすぐに砂利でつまってしまいます。

何度も水の吸い上げを止めて砂利を外し、また吸い上げて、と繰り返す必要が出てくるのです。

プロホースだと、そのような手間がかからずに、スムーズに汚れを吸い出すことが可能です。

がっつり掃除は水槽リセットレベル

普段のメンテナンスはプロホースで十分なんですが、年単位で見ていくと、フィルターを外して掃除をする機会をもうけたほうが衛生的にはいいでしょう。

なぜなら、底砂利の下に汚泥が溜まるからです。

底面フィルターを使用している水槽は、使用していないフィルターと比較すると、底の汚泥はたまりにくいというメリットがあります。

ポンプで水槽の底から水を吸い上げるため、砂利の下に水の流れが発生するからです。

それでもある程度年月が経つと、日常の掃除では取りきれない汚れが溜まってしまいます。

プロホースで取り除くのには限界があるんですよね。

汚泥が溜まって長期間そのままにしておくと、飼育水が汚れやすくなります。

せっかくきれいな水に換えても、汚泥の影響ですぐに水が悪くなってしまうのです。

ですから、砂利もフィルターも外して、根こそぎ取り除く必要があるのです。

この場合の掃除は、水槽をリセットするレベルの手間が発生します。

ですから、かなりの労力が必要になります。

底面フィルターの掃除の頻度はどれぐらい?

掃除の頻度は、水槽の大きさや金魚の数、餌の量によって変わってくるので一概には言えませんが、

プロホースを使った掃除については、月に1回、フィルターを外したがっつり掃除は1年に1回ぐらいで大丈夫だと思います。

きちんと掃除をして、金魚の健康を守ってあげてください。

【金魚】底面フィルターの掃除は大変?掃除の方法を解説します:まとめ

底面フィルターの掃除について書きました。

濾過能力が高く金魚に向いているとされる底面フィルター、使い方は複数ありますが、私のおすすめは上部フィルターに連結して使う方法ですね。

こうすることで、濾過作用をパワーアップさせることができます。

メーカーによっては、連結させるためのパーツが販売されています。

ぜひ試してみてください。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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