メダカの飼い方

メダカと混泳できる、一緒に飼える生き物とは?

2021年9月26日

メダカと混泳できる生き物を知りたい人「メダカと混泳できる生き物を知りたい。メダカと他の生き物をひとつの水槽で一緒に飼育したいと思っている。どんな生き物だったら一緒に飼育できるかな。特徴や具体的な生き物を知りたい」

こんな疑問を解決します

この記事の内容
メダカと混泳できる生き物の条件と、具体的な生き物について書いています。

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。

さて、メダカを飼育していると、メダカ以外の生き物も一緒に飼育したいと思う人もいるでしょう。

でも、生き物には相性があって、相性が悪いとどちらかがストレスを感じたり、最悪の場合は食べてしまうこともあります。

ですから、メダカと混泳できる条件が合う生き物を選ぶ必要があります。

メダカと一緒に飼育できる生き物の条件を具体的にあげると、次のようになります。

メダカと混泳できる生き物の条件

  • 縄張り意識が強くない、攻撃的でない
  • 肉食、雑食ではない
  • メダカが口に入らない
  • 飼育環境が近い

というわけで、今回はメダカと一緒に飼育できる生き物について解説していきます。

メダカと混泳できる、一緒に飼える生き物の条件

では、メダカと混泳できる生き物の条件について見ていきましょう。

縄張り意識が強くない、攻撃的でない

メダカと一緒に飼育できる生き物には、縄張り意識が強くない、攻撃的でないものを選びましょう。

縄張り意識が強いと、縄張りをおかす生き物に対して攻撃をしかけることがあるからです。

メダカが攻撃を仕掛けられると、衰弱して死んでしまうことがあります。

一緒に飼育するためには、温厚な生き物を選ぶようにしてください。

肉食性、雑食性ではない

また、肉食性、雑食性ではない生き物を選ぶようにしてください。メダカが食べられないようにするためです。

せっかく一緒に飼育しても、食べられてしまっては目も当てられませんからね。

メダカが口に入らない大きさ

メダカが食べられてしまう恐れがあるのは、メダカが口に入るほどの大きさを持つ生き物となります。

ですから、メダカよりも極端に大きい生き物は避けたほうがいいですね。

たとえば、金魚と一緒に飼育すると、メダカが食べられてしまうことが多いです。

また、メダカ同士でも、大きさが極端に異なる場合は共食いをしてしまうリスクがあります。

具体的には、成魚と稚魚を一緒に飼育すると、高い確率で成魚が稚魚を食べてしまいます。

メダカは、口の中に入って食べられる物なら、それがたとえ我が子であっても食べてしまいます。

同種の意識がないようですね。

飼育環境が近い

一緒に飼うためには、飼育環境が同じか、近い生き物である必要があります。

好む水質や水温がちがうと、どちらかが体調をくずしたりする原因となります。

メダカが好む環境は、次のようになります。

メダカが好む環境

  • 淡水
  • 中性の水質
  • 水温18〜30℃
  • 水流の少ない環境

このような環境を好む生き物を選ぶようにしてください。

そうすれば、お互いに元気に生活することができます。

メダカと一緒に飼える生き物

ここからは、具体的に一緒に飼育できる生き物について見ていきましょう。

まとめると、次のようになります。

メダカと一緒に飼育できる生き物

  • エビ
  • ドジョウ

掘り下げていきます

ドジョウ

メダカと一緒に飼育できる生き物のひとつ目は、ドジョウです。

ドジョウの中でも、ヒドジョウやシマドジョウはメダカと相性が良いですね。

ドジョウは、メダカと一緒に飼育することで、メダカの飼育環境にとってもプラスになります。

なぜなら、メダカの餌の食べ残しを食べてくれるからです。

ですから、餌の食べ残しによる飼育水の汚れを防いでくれるのです。

エビ

ヤマトヌマエビといったエビも、メダカと一緒に飼育することができます。

あまりにも小さすぎると、メダカに食べられてしまう可能性がありますが、口に入らない大きさまで成長していたり、隠れ家があれば、食べられることなく生活することができます。

エビもドジョウと同じく、メダカの餌の食べ残しなどを処理してくれます。水質悪化を防ぐのに、一役買ってくれる存在となります。

石巻貝などの貝類も、メダカと一緒に飼育することが可能です。さらに、石巻貝は水槽の苔を食べてくれます。

ですから、水槽が苔で汚れて観賞性が低下するのを防いでくれるのです。

メダカ同士の混泳について

最後に、メダカ同志の混泳についても見ていきましょう。

メダカ同志でも、種類によっては混泳に向いていない品種があります。

混泳に向いていない品種の特徴としては、次のようなものがあげられます。

混泳に向かない品種の特徴

  • 体質的に弱い
  • 泳ぎが苦手
  • 身体的な特徴がある

掘り下げていきます。

体質的に弱い

体質的に弱い品種は、他の品種との混泳に向きません。他の品種が元気に生活できる環境でも、体質をくずしてしまうからです。

体質の弱いメダカの品種としては、アルビノメダカがあります。

アルビノメダカは、色素を持たない品種です。ですから、視力が弱かったり、全体的に体質が弱い傾向があるのです。

単一で飼育するようにしてあげてください。

泳ぎが苦手

泳ぎが苦手な品種も、混泳には向きません。泳ぎが上手な品種と生活のペースが合わず、ストレスを感じてしまうからです。

たとえば、ダルマメダカはメダカの品種の中でも泳ぎが苦手です。

なので、泳ぎが得意な品種との混泳は避けてください。

身体的な特徴がある

身体的な特徴をもつメダカも、単一で飼育したほうが安心です。

目が出ているのが特徴の出目メダカは、目が弱点でもあります。傷つきやすく、その傷から感染して病気になったりすることがあるため、注意が必要なんですね。

ですから、出メダカは単体で飼育したほうが安心ですね。

メダカと混泳できる、一緒に飼える生き物とは?:まとめ

メダカと一緒に飼育できる生き物について書きました。

せっかく水槽を置くのだから、メダカだけでなくいろいろな生き物と一緒に飼育したい、と思う人については、参考にしていただけると幸いです。

なお、記事中にも触れましたが、メダカ同士でも共食いをすることがあります。そのあたりの詳しい内容については、メダカは共食いをする!原因や理由と対策について解説しますをご覧ください。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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