メダカの稚魚を早く成長させたい人「メダカの稚魚を早く成長させる方法が知りたい。メダカの卵が孵化して稚魚を育てているんだけれど、なかなか成長しないんだよね。早く成長させるコツはないかな?その方法が知りたい」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
メダカの稚魚の成長速度を速める方法について書いています
こんにちは、せいじです。
メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。
さて、メダカの卵が孵化して、稚魚を育てる段階になったところで、稚魚がなかなか大きくならないと悩む人も多いと思います。
できれば目に見えるぐらいの勢いで成長させたい、というのが正直なところで、それぐらいの勢いで成長してくれたら育てがいもあるというものです。
では、どうすればメダカの稚魚の成長速度を高めることができるのでしょうか。
そのコツとしては、次のような要素があげられます。
稚魚の成長速度を速めるポイント
- 大きな容器で飼育する
- 水温を25~28℃に維持する
- 栄養価の高い餌をあたえる
- 太陽の光が当たるようにする
- 青水で飼育する
- PSBを添加する
というわけで、今回はメダカの稚魚の成長速度をMaxにする方法について解説していきます。
メダカの稚魚の成長速度を爆上げする方法とは
では、メダカの稚魚の成長速度を最速にする方法について見ていきましょう。
要素は大きく分けると、環境整備、栄養価の高い餌の2つとなります。適切な環境と餌の工夫によって、メダカの成長速度を高めることができるということです。
大きな容器で飼育する
メダカの稚魚を大きく育てるための環境としては、大きな容器でゆったりと飼育することが必須となります。
小さな容器や、ひとつの容器でメダカをたくさん飼育する過密飼育では、メダカの成長が阻害されてしまうからです。
メダカは、容器の大きさによって成長速度が変わります。小さな容器では、のびのびと泳ぐことができませんし、過密の環境では、ストレスを感じてしまいます。
これらのストレスが、メダカの成長速度に影響を及ぼすんですね。
ですから、メダカの成長速度を高めるためには、まずは大きな容器で少ないメダカの数を飼育する環境を整えてください。
水温を25~28℃に維持する
メダカは変温動物です。ですから、生活する水温によって、活動性が変化します。高い水温のほうが活動性が高まり、水温が低くなるにつれて活動性が低下するんですね。
で、成長速度をあげようと思ったら、高い水温のほうが適しています。
とはいえ、水温が高ければよい、というわけではありません。メダカが生活するのに最適な水温は、25~28℃です。
つまり、稚魚をもっとも早く成長させたいのであれば、28℃の水温設定がベストということになります。
自然な形でこの水温を維持することができればよいですが、もしそれがむずかしい場合は、ヒーターを設置して水温を28℃に固定しましょう。
栄養価の高い餌をあたえる
稚魚の成長を早めるためには、餌も重要な要素となります。身体を作っていくのは食べ物だからです。
手軽にあたえられる餌として、稚魚用の人工餌が市販されていますが、それよりも嗜好性や栄養価が高いのが、ブラインシュリンプです。
ブラインシュリンプとは動物プランクトンの一種で、生き餌で栄養価が高く、また動くために稚魚がよろこんで食べるのです。
ですから、メダカの卵が孵化してからしばらくは、ブラインシュリンプをメインに給餌するといいでしょう。
なお、ブラインシュリンプの沸かし方については、金魚の稚魚の餌に最適なブラインシュリンプのわかし方や給餌方法をご覧ください。
-
金魚の稚魚の餌に最適なブラインシュリンプのわかし方や給餌方法
こんな疑問を解決します この記事の内容 ブラインシュリンプのわかし方がわかる ブラインシュリンプをわかす器具の紹介 金魚の稚魚を育てるのに、最適なのがブラインシュリンプです。 なぜなら、生き餌で栄養価 ...
続きを見る
それに人工餌を組み合わせながら、少しでもたくさん稚魚が餌を食べられるようにしてください。
他にも、栄養価の高い生き餌としては、ミジンコがあります。ただ、ミジンコはブラインシュリンプよりも大きいため、生まれた直後からしばらくはメダカの稚魚が食べることはできません。
ある程度成長してからあたえる必要があります。
太陽の光が当たるところで飼育する
メダカの成長には、太陽の光も影響しています。太陽の光をしっかりと浴びることで、丈夫で健康的に、そして大きく成長することができるからです。
屋外飼育であれば、自然と太陽光の恩恵を得ることができます。屋内飼育の場合は、水槽や容器の設置場所を調整して、直射日光ではなくて間接的に光がそそぐような環境づくりをしてあげてください。
そうすることによって、メダカの成長を促進することができます。
青水(グリーンウォーター)で飼育する
屋外飼育をしていると発生する青水(グリーンウォーター)も、メダカの成長に一役買ってくれます。青水の中には、メダカの稚魚の餌となる、植物性プランクトンが豊富にふくまれているからです。
植物性プランクトンは、メダカやメダカの稚魚の自然食品になります。青水で飼育するということは、自然な餌をいつでも食べられる環境となります。
ですから、成長しやすくなるんですね。
また、成長だけでなくメダカの身体にも非常に良い餌となります。青水の環境下では、メダカは健康に、そして色艶良く成長してくれるようになります。
PSB(光合成細菌)を添加する
PSB(光合成細菌)を添加することでも、メダカの成長を促進することができます。
PSBとは、バクテリア剤の一種で、昔から飼育水の浄化作用の目的で用いられてきました。しかし、このバクテリアは、メダカの餌にもなるのです。また、バクテリアはメダカの餌となる動物性プランクトンの餌にもなるため、二重でメダカの栄養に寄与してくれるんですね。
また、稚魚を普通に育てる際にも、問題なるのが餌不足による餓死です。稚魚のうちは1日に4〜5回餌をあたえる必要がありますからね。
でも、普段の生活の中では、なかなか餌やりの時間をとるのがむずかしいという現実があります。
PSBを使用すれば、餌不足による餓死も防ぐことができるんです。使用の頻度としては、1日1〜2回、規定の量を添加すればOKです。
ぜひ、活用してみてください。
なお、おすすめのPSBのリンクを貼っておきます。早くから商品を販売し、ほとんどのペットショップで手に入れることができる、シマテックのPSBが定番です。
メダカの稚魚を早く大きくする際の注意点
ここからは、メダカの稚魚を早く大きくする際の注意点について書いていきます。急激に大きくすると、メダカに弊害が発生する場合があります。
高すぎる水温は弊害を生むことも
水温をあげると、メダカは早く成長します。ですから、水温を28℃よりも高くすることで、さらにメダカの成長を促進することができます。
ただし、無理に成長を促すと、身体が成長しても体質が弱くなる、といった弊害が出ます。急激な身体の成長に内臓の機能が追いつかず、免疫力が低下してしまうからです。
免疫力の低いメダカは、当然病気になりやすかったり、体調をくずしやすかったりと、短命になります。
なので、早すぎても問題なんですね。
早く稚魚を成長させるとしても、水温は28℃までにとどめておくようにしてください。
頻繁に水換えをする必要がある
大きくするためには、それ相応にたくさんの餌を食べさせる必要があります。餌をたくさん食べさせるということは、その分排泄物が増えるということです。
排泄物が増えると、飼育水の汚れがひどくなるため、水質が悪化しやすくなります。水質の悪化は、メダカの健康に害を及ぼす可能性が高くなります。
メダカの成長速度を高める場合は、水換えの頻度を増やして、水質の悪化を防ぐようにしてください。
メダカの稚魚の成長速度を爆上げする方法とは:まとめ
メダカの稚魚の成長速度を高める方法について書きました。
環境の整備と、餌をたくさんあたえることによって、メダカの成長を促進することができます。
成長が早くなるということは、無理ない程度であればメダカが早く丈夫になったり、産卵が早く可能になったりというメリットがあります。ですから、1年で代重ねすることも可能になります。
ぜひ、子、孫、というふうに、代重ねを楽しんでみてください。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。