メダカの繁殖

メダカの繁殖行動、交尾はいつの時期にどんなふうに行われる?

2021年8月23日

メダカの繁殖行動について知りたい人「メダカの繁殖行動について知りたい。メダカっていつの時期に、どんな時間帯に、そしてどんなふうにして繁殖行動をするのかな?また、どうやって相手を決めているんだろう?」

こんな疑問を解決します

この記事の内容

メダカの繁殖行動、交尾の時期や時間帯、どんなふうに行われるのかなどについて書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水中で生活する生き物を中心に飼育しています。

さて、メダカを飼育していると、卵を産んでいるのを発見する機会があると思います。

メダカが産卵するにあたっては、当然、それなりの行為をします。いやゆる、繁殖行動、ひらたく言うと交尾ってやつですね。

では、メダカの交尾は、いつ、どのような形で行われるのでしょうか。

メダカの交尾は、水温が18℃以上になると行われるようになります。だいたい、3月の末から10月いっぱいにかけてですね。

1日の中で行われる時間帯としては、早朝4時〜5時が多く、遅くても8時までには終了します。

オスが求愛行動をし、メスに受け入れられると交尾が行われ、受精卵が放出される形となります。

というわけで、今回はメダカの繁殖行動がいつ、どのように行われるのかについて解説していきます。

なお、メダカは生まれてからどれぐらいで繁殖ができるようになるの?といった情報を知りたいかたは、メダカの繁殖、産卵はいつから?年齢や成長具合、産卵時期についてをご覧ください。

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メダカの繁殖行動、交尾はいつの時期にどんなふうに行われる?

では、メダカの繁殖行動、交尾がいつ、どのように行われるのかについて書いていきます。

メダカは、次のような条件が整うと、繁殖行動をするようになります。

メダカが繁殖行動をする条件

  • 繁殖できる状態まで成長している
  • 水温が18℃以上ある
  • 体調不良や病気になっていない
  • 栄養状態が良い
  • 日照時間が12~14時間ある

上記の条件を満たすことによって、メダカの繁殖行動が見られます。

上記の条件に合致する環境を人工的に作ることでも、繁殖を促すことができます。

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メダカの交尾の時期は?

メダカが交尾する時期については、水温が影響してきます。日本の地域によって季節ごとの気候が若干異なるため、一概にはいえませんが、おおよそ3月末から10月いっぱいまでの時期が、メダカの繁殖の時期となります。

繁殖行動に関係してくるのは、水温と日照時間ですね。

1日の平均水温が18℃を上回ってきて、また日照時間が10時間以上になってくると、繁殖行動がはじまります。

水槽での屋内飼育では、もう少し長く12時間からできれば14時間ぐらい照明をつけておくと、繁殖行動が見られるようになります。

そして、条件を満たしていれば、その間繁殖行動は続きます。

メダカの交尾はいつ行われる?

メダカが産卵するためには、その前に交尾が必要になります。メダカの交尾は、基本的に早朝に行われます。

時間としては、早朝4〜5時ぐらい、遅くても8時までには終了していますね。

ですから、なかなか交尾の場面を目にすることは少ないかもしれません。

もし、交尾しているところを生でご覧になりたいかたは、4〜5時にスタンバイしてもらうと見ることができる可能性が高いです。

メダカの交尾の仕組みとは

メダカの交尾がどのように行われるかについてです。

交尾をまとめると、次のようになります。

メダカの交尾

  • オスがメスを追尾する
  • 求愛行動を行う
  • メスが受け入れたら交尾開始
  • お互いの生殖孔を近づけてメスは産卵、オスは放精
  • メスが産卵床などに卵を産み付ける

メダカの交尾は、お腹の中に卵を抱えたメスを、オスが追いかけるところからはじまり、この追いかける行為を追尾行動といいます。

そして、オスはメスの身体の下から近づいていき、身体を寄り添わせながら、時々メスの前に出てくるっと回転します。

行く手を阻むように、オスがメスの目の前を横切るんですね。これがメダカの求愛行動です。

メスがオスの求愛を受け入れた場合、メスは泳ぎの速度を弱め、オスはメスのお腹のところにぴったりと寄り添います。そして、互いに生殖孔を近づけて、各ひれや身体全身を小刻みに震わせます。

このときに、メスは産卵、オスは出てきた卵に精子をかけるために放精をするのです。

精子をかけられた卵を、メスはお腹にくっつけたまま、産み付けられる場所を探します。

ですから、卵を産み付けられる場所を用意してあげる必要があります。

たとえば、卵を産み付けるための専用の道具である産卵床や、水草があれば、メダカは卵をくっつけていきます。

これで、産卵は終了です。

ただ、いつも成功するとは限りません。メスがオスの求愛行動に対して拒否することがあるんですね。その場合は、残念ながら産卵には至らず、オスはメスの身体から離れます。

そして、再度チャレンジしていくことになるんですね。

メダカの世界も、なかなか厳しいようです。

メダカの交尾にかかる時間

オスの求愛行動が受け入れられて、交尾に入ってからの時間は約15~25秒ぐらいです。

その間に、メスは卵をお腹のところに卵を抱卵し、オスが精子をかけるんですね。

メダカの繁殖行動、交尾はいつの時期にどんなふうに行われる?:まとめ

メダカの繁殖行動、交尾がいつの時期に、どんなふうに行われるのかについて書きました。

本記事をまとめます。

この記事のまとめ

  • 繁殖は18℃以上の水温で行われる
  • 3月末〜10月いっぱいの時期
  • 早朝4〜5時にかけて、遅くとも8時までには終了
  • オスの求愛行動をメスが受け入れることで実施
  • メスがお腹のところに出す卵にオスが精子をかけて受精
  • その後、メスが卵を放出する

なお、1回あたりの卵の数を増やす方法については、メダカの産卵数はどれぐらい?卵の数を増やす方法は?をご覧ください。

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ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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