金魚の飼い方

金魚のベアタンクの掃除は楽?それとも手間?

2021年4月28日

水槽の掃除で悩む人「ベアタンクのほうが掃除が楽かどうかで悩んでいる。金魚を飼育する際、砂利を敷くかベアタンクにするか、悩みどころなんだよね。そもそもベアタンクって、本当に掃除が楽になるのかな?」

こんな悩みを解決します

この記事の内容

金魚をベアタンクで飼育する場合、掃除が楽なのか、それとも手間がかかるのかについて書いています

こんにちは、せいじです。

金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。

さて、金魚を飼育するにあたっては、必ず水換えやふん、コケ取りといった掃除が発生します。

水換えの頻度、掃除の手間をトータル的に考えた場合、砂利を敷いているのと、ベアタンクではどちらが楽なのでしょうか?

ベアタンクは砂利がない分、掃除はずいぶん楽に感じます。

しかし、ふんや苔が目立ちますし、砂利を敷いている水槽とくらべると生物濾過の作用も落ちるので

、水換えやの頻度を高める必要があります。

いっぽうで、砂利を敷いている水槽では、砂利の掃除という手間が発生します。

また、水槽の底の汚れが目立たない、というのはメリットですが、目立たないということは汚れがわかりにくいということでもあるわけで、気づかないうちに水質の悪化をまねいている可能性があります。

というわけで、今回は金魚のベアタンクの掃除は楽かどうかについて解説していきます。

参考記事
【金魚】ベアタンクとは?砂利なし飼育のメリット、デメリットを解説

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金魚のベアタンクの掃除は楽?それとも手間?

では、金魚のベアタンクの掃除が楽か、それとも意外と手間がかかるのかについて書いていきます。

砂利がないぶん掃除自体は楽

ベアタンクの掃除は、底に砂利がないのでとても楽です。

メリットをまとめると、次のようになります。

メリット

  • 砂利掃除の手間がない
  • 砂利を気にして水換えしなくてよい
  • 汚れがわかりやすい

まずは砂利掃除がない点ですね。

砂利ってけっこう面倒なんですよね。

水換えをするときに砂利の汚れを吸い出そうとすると、詰まって水の排出がスムーズにできなかったりします。

また、砂利そのものを掃除しなくてはいけませんしね。

なぜなら、砂利の中に汚れが蓄積し、その汚れが腐敗して水を汚す原因になるからです。

病原細菌の温床になったりするので、きちんとメンテナンスしていないと金魚が病気になるリスクが高くなります。

ベアタンクではそれを気にする必要がありません。

それに、水槽の汚れがひと目でわかるというのもいいですね。

底面の汚れや苔が目立つのでこまめに掃除が必要

とはいえ、このメリットがベアタンクの掃除のデメリットにもなります。

デメリットをまとめると、次のようになります。

デメリット

  • 汚れが目立つのでこまめな掃除が必要
  • 水槽の底のコケ掃除をしなければならない

汚れがわかりやすいということは、汚れが目立つということだからです。

せっかくきれいな金魚を泳がせていても、水槽が汚れてしまっていては観賞性が低下します。

なので、砂利の水槽にくらべるとこまめな掃除が必要になります。

ふんをスポイトで取り除くといった、日々の掃除が必要になってくるのです。

また、砂利を敷いていたらつかない底のコケ掃除が必要になります。

ガラス面についたコケは、なかなか見栄えが悪いですよね。

しかも、水槽の底ですから掃除がしにくいんですよね。

壁面のようにマグネットクリーナーでコケを落とすことができないので、確実に手を濡らす必要が出てきます。

このあたりは、砂利を敷いていたほうが楽ですよね。

水槽の衛生管理はしやすい

メリット、デメリットをトータル的に考えると、砂利を敷いている場合も、ベアタンクにおいても、掃除自体の手間はそれほど差がないかもしれません。

ただ、ベアタンクのほうが衛生管理はしやすいですね。

なぜなら、嫌でも水槽の汚れがわかるからです。

つまり、金魚の健康管理という面でいうと、ベアタンクのほうが優れているといえるでしょう。

砂利を敷かない分、生物濾過に必要なバクテリアが少なくなり、浄化作用が弱くなるといったデメリットはありますが、それについてはサブフィルターを追加するといった形でフォローできますからね。

個人的にはそれほどデメリットにならないと思います。

金魚のベアタンクの掃除の方法

ここからは、ベアタンクの掃除の方法について解説していきます。

前述したように、ベアタンクではこまめな掃除が必要になってきます。

ですから、できるだけかんたんに済ませたいところですよね。

スポイトやネットでふんを取り除く

日々のメンテナンスとしては、底のフンの除去です。

金魚のフンが底にたまるので、スポイトを使って取り除いてください。

水槽用にプラスチック製の長いスポイトが市販されています。

それを使えば、手を濡らさなくても取れるでしょう。

「ちまちまスポイトで取るのは面倒だ!」という人もいるでしょう。

実は私もそのタイプですね。

そういったかたは、ネットを使ってフンを取り除きましょう。

ある程度、一気にフンを取り除くことができます。

ただ、あまり激しく動かすと水流が発生します。

金魚にストレスとなる場合があるので、そのあたりは注意が必要ですね。

金魚に優しく動かしてあげてください。

水換え時に底のコケの掃除を行う

水換え時には底のコケ掃除を行いましょう。

水槽の中に手を入れる必要があるので、入れる前に必ず手を洗ってください。

特にタバコを吸う人は、タバコを吸ったそのままの手を水槽に入れるのはやめてください。

金魚に有害となりますので。

コケの掃除はスポンジを使うのが楽かなと思います。

特に底のコケは、スポンジを使って直接手で掃除をしたほうが効率がいいですね。

スクレーパーや柄のあるブラシを使うのもいいですが、なかなか動かすのがむずかしいので。

さて、使用するスポンジですが、コケ取り用のものを使うとおもしろいようにコケを取り除くことができます。

「激落ちくん」を使うという手もあるのですが、掃除をしているとボロボロとくずれてきて、飼育水に残ってしまうことがあります。

残った激落ちくんを金魚が口に入れてしまうリスクがあるので、ちょっと心配ですね。

掃除が面倒だというかたは、アイテムを使ってコケの発生自体をおさえてしまうのもいいでしょう。

コストはかかりますが、掃除の手間に見合う効果が期待できますよ。

水換えは通常のポンプで可能

水を排出する際は、一般的な水槽用のポンプで吸い出せばOKです。

安価なものであれば100均でも売っています。

砂利がないので、水の排出はとても楽ですね。

金魚のベアタンクの掃除は楽?それとも手間?:まとめ

金魚をベアタンクで飼育する場合の水換えや掃除について書きました。

ベアタンクでの掃除は、こまめに行う必要があります。

汚れが目立つからですね。

ただ逆にいうと、汚れが把握しやすい分、金魚の健康管理がしやすいということでもあります。

この記事に掲載したリンクをまとめておきます。

参考記事
【金魚】ベアタンクとは?砂利なし飼育のメリット、デメリットを解説

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ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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