金魚が冬眠しているのか死んでいるのかに悩む人「冬になって金魚が動かなくなった。冬眠しているのかなと思うんだけど、死んでいるようにも見える。これってどう見分けたらいいのかな?もし死んでるなら早く水槽から出したほうがいいだろうし。冬眠か死んでいるのか、見分けかたが知りたい」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
金魚が冬眠しているのか、それとも死んでしまったのか、見分ける方法について書いています。本記事を読むことで、冬眠の環境と、死んでいる状態がわかります
こんにちは、せいじです。
金魚のふるさと、大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。
金魚飼育歴は10年以上となります。
さて、冬になると金魚は冬眠をします。
また、変温動物なので、水温が低下すると活動も低下します。
つまり、水温が下がると、動きが鈍くなったり、ほとんど動かなくなるのです。
冬眠で困るのが、本当に生きているの?と不安になるケース。
あまり経験がないと、まるで死んでいるようにも見えるかもしれません。
見分けるポイントとしては、金魚が冬眠する環境になっているかどうかや、死んだときの様子の把握です。
そこを比較して、最終的には触ってみる、という確認が必要になることもあり得ます。
というわけで、今回は金魚が冬眠しているのか、それとも死んでいるのかを見分ける方法について書いていきます。
金魚が冬眠?それとも死んでいる?見分ける方法とは
では、金魚が冬眠しているのか、それとも死んでしまったのか、見分けるポイントについて書いていきます。
まずは冬眠である可能性が高いと思われる状況から見ていきます。
金魚が冬眠をするのは水温が5℃前後
まず、金魚が冬眠をする環境をおさえておきます。
金魚は水温が10℃を下回ると、活動が低下します。
活動が低下すると、動きが鈍くなっていきます。
そして、5℃前後になると冬眠に入ります。
冬眠に入ると、金魚は水槽の底でじっとしてあまり動きません。
しかし、水温が10℃前後あるのに金魚が底でじっとしているようであれば、死んでいるか、それとも異常が発生している可能性が高いです。
えらや口、ひれの動きを確認して、動きが見られないようであれば、すでに死んでしまっていると考えていいでしょう。
状態を確認して死亡が確定すれば、すぐに水槽から取り出してあげてください。
そのままにしておくと、他の金魚に食べられてしまいます。
もし動きがあるようであれば、衰弱している可能性が考えられます。
塩水浴などを実施して、治療にあたってください。
底でじっとしているけれど動きはある
水温が5℃前後になって水槽の底でじっとしている状態は、冬眠をしていると考えられます。
えらや口、ひれが時々動くようであれば、冬眠によって活動が下がっている状態ですので、そのまま見守ってあげてください。
もし、動きがまったくないようであれば、死んでしまっている可能性があります。
身体が立っている
金魚は死んでからしばらくすると、腐敗が進むことによって身体が横になったり、水面に浮いたりします。
ですから、金魚の身体が立っている状態であれば、生きている可能性が高いです。
ただし、金魚が死んだ直後は、普段の様子と変わらない姿でいる場合があります。
特に水温の低い場合は、腐敗の進みが遅いため、水面に浮くまでの時間が長くなる傾向があります。
ですから、この場合もえらや口、ひれの動きを確認するようにしてください。
金魚が死んでいる可能性が高い場合
次は、金魚が死んでいる可能性が高い状況について、書いておきます。
えらが動いてない
金魚はえらで呼吸をします。
えらから水を取り込むことによって、水中の酸素で呼吸をするのです。
なので、えらが動いてない状態は、呼吸をしていない状態となります。
つまり、死んでいる可能性が高いということですね。
ただ、金魚は活動が低下すると、えらの動きも低下します。
ですから、ある程度時間をかけて、じっくり観察してから判断するようにしてください。
身体が横を向いている
身体が横を向いている場合も、かなり深刻な状態と言えます。
すでに絶命しているか、それとも重篤で息絶える間際に近い状態です。
そのまましばらく生きている子もいますが、再び元気になるのは不可能に近いと思っていいでしょう。
水面に浮いている
転覆病でないのに水面に浮いてしまうのも、深刻な状態です。
横を向いて浮いてるのであれば、死んでしまっている可能性が高いですね。
金魚は死んだ直後は浮きません。
しかし、死んでから時間が経ち、内臓が腐ってくると、身体にガスが溜まってきます。
そのガスによって、身体が浮くのです。
腐乱がはじまるのは、水温や身体の中に残っている餌の量によって変わってきます。
水温が高いほど腐敗しやすいですし、また餌が残っていると、餌によって腐敗が進みやすくなります。
目が白く濁っている
金魚が死んでいるかどうかは、目を見ることでもわかります。
死んでしばらくすると、金魚の眼は白く濁ります。
「死んだ魚の目」の状態になるのです。
ですから、目が白く濁っているのは死んでいる証拠となります。
最終判断は触って動くかどうか
観察でほぼほぼ死んでるかどうか把握することができますが、わかりにくい場合の最終手段は、さわって動くかどうかになります。
さわっても動かないようであれば、金魚はかなりの確率で死んでいます。
そして、他の要素もかさなければ、死んでいると断定しても大丈夫でしょう。
金魚が冬眠?それとも死んでいる?見分ける方法とは:まとめ
金魚が冬眠しているのか、それとも死んでしまったのか、確認する方法について書きました。
時と場合によっては、金魚が死んでるのかどうか、わかりにくいことがあります。
冬眠の時期であれば、余計に判断しにくいですね。
なので、ポイントを確認してもらい、判断してあげてください。
死んでいる状態で長く水槽に置いておくと、水質の悪化の原因になったり、他の金魚が食べることによって、病気になる可能性があります。
できるだけ早く水槽から出すようにしましょう。
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。