ホテイアオイを鉢植えで育てたい人「ホテイアオイって、鉢植えで育てることもできるのかな?メダカといっしょに飼育しているんだけれど、増えすぎちゃって間引きしたいんだよね。とはいえ、そのまま捨てるのも気が引けるので、鉢植えで育てたらどうなんだろうって思ったんだけど、水に浮かべて育てるイメージがあるから、うまく育たないのかな?育てられるんなら、育て方を教えてほしいな」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
ホテイアオイを鉢植えで育てる方法について書いています
こんにちは、せいじです。
金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。
さて、ホテイアオイって、鉢植えで飼育できるの?と素朴な疑問を持ったことはないでしょうか?
ホテイアオイというと、水に浮かべて育てる植物というイメージがありますよね。
ですが、鉢植えで育てることも可能です。
ホテイアオイが増えすぎて、メダカに悪影響が出そうだから間引かないと、なんてことはよく起こることですが、鉢植えにして室内で観賞することができれば、捨てずに済みます。
また、ホテイアオイは冬に枯れてしまいますが、鉢植えであれば寒さへの耐久性が上がり、冬越しできる可能性が高くなります。
というわけで、今回はホテイアオイを鉢植えで飼育する方法について解説します。
ホテイアオイを鉢植えで育てるメリットや目的
では、まずはホテイアオイを鉢植えで育てるメリットや目的について整理しておきましょう。
ホテイアオイの特徴は、なんといっても水に浮かべておくだけでいい、という手軽さです。
それでいて、飼育水に酸素を供給したり、水質を浄化してくれたりするわけですから、メダカや金魚の飼育に人気なんですね。
その特徴にあえて逆らって、鉢植えにするのはどんな場面が考えられるでしょうか。
まとめると、次のようなケースがあげられます。
鉢植飼育が適している場面
- 冬越しさせたい
- 室内で観賞したい
- 間引きするホテイアオイを活用したい
それぞれ掘り下げていきます
冬越しさせたい
ホテイアオイは、鉢植えにすることで冬越しさせやすくなります。
鉢植えの方が寒さへの耐久性が上がるからです。
ホテイアオイは元々南アメリカの暑い地域の植物なので、寒さには弱い性質があります。
日本の冬の気候だと、水に浮かべたホテイアオイは弱って枯れてしまいます。
メダカや金魚の屋外飼育でホテイアオイを用いていると、夏場は間引くぐらいに増えていくのに、冬場は枯れてしまうため、毎年春になったら新たに購入している人も少なくないでしょう。
しかし、鉢植えにすると、水に浮かべた状態よりも寒さに強くなり、冬に枯れにくくなります。
鉢植えで無事に冬越し、春を迎えることができたら、再び水に戻してあげるといいでしょう。
そうすれば、毎年購入しないで済むようになります。
室内で観賞したい
室内で観賞したい場合も、鉢植えでの飼育が適しているでしょう。
鉢植えにすることで、飾る場所などのバリエーションが増えるからです。
たとえば、仕事をするデスクの上に置いてみたり、食卓に置いてみたり、といった感じですね。
水に浮かべている状態では、移動させにくいですからね。
ただし、ホテイアオイを元気に飼育するためには、太陽の光がとても重要です。
ですから、屋外で飼育する場合は、昼間は窓際の太陽の光が当たる場所に置いたり、外に出すなどしてあげてください。
間引きホテイアオイを活用したい
メダカや金魚の水槽に浮かべてホテイアオイを育てていると、勝手に数が増えていきます。
増えすぎると、夜に飼育水の酸素を消費しすぎてしまい、酸欠などの悪影響が出ることがあります。
ですから、増えすぎたホテイアオイを間引く必要が出てくるんですね。
間引いたホテイアオイは、ゴミとして捨てなければなりません。
自然に返してあげようと川に流したり、公園などに埋めてはいけないのです。
なぜなら、ホテイアオイは外来種であり、その上自然の中で大繁殖して様々なことに悪影響をあたえるからです。
とはいえ、生きている植物を捨てるのも気が引ける、せっかく育ってくれたし、そんなふうに思う人も少なくないかもしれません。
ひとつの解決策が、鉢植えで育てることです。
飼育水から取り除ける上、別のところで観賞することができるようになります。
ホテイアオイを鉢植えで育てる方法
ここからは、ホテイアオイを鉢植えで育てる方法について見ていきましょう。
ホテイアオイに適した土
鉢植えで育てる場合には、当然土が必要になります。
ホームセンターなどに行くと、いろいろな種類の土が販売されており、どれを買ったらいいのかよくわからない、という頭を悩ませる人も少なくないでしょう。
特に、植物に疎い人では、さっぱりわからん、となるはずです。
ホテイアオイを鉢植えで育てる際に使う土は、水生植物の栽培などに適している「荒木田土」がいいですね。
ビオトープにも使える土なので、春になったら鉢のまま水槽に入れるのもありです。
あたえる肥料は?
ホテイアオイを育てるにあたっては、肥料は基本的に必要ありません。
肥料をあたえなくても十分すぎるほど成長するからです。
逆に、あたえると巨大化したり、大繁殖してしまうことになるので、肥料はあたえないようにしてください。
鉢植えで育てるのに必要な環境
水に浮かべて飼育するぐらいですから、水分はたっぷりあったほうがいいですね。
ですから、鉢植えで育てる場合も、土が常に湿っている状態を確保してあげてください。
水やりが手間なのであれば、大きめの水受けを使用し、水を張っておくようにするといいでしょう。
ホテイアオイを鉢植えで育てる方法:まとめ
ホテイアオイを鉢植えで育てる方法について書きました。
この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- 冬越し、室内で飾りたい、間引いたホテイアオイの有効活用をしたい、そんな時に鉢植えにすることが有効
- ホテイアオイの鉢植えには、荒木田土が適している
- 鉢植えでも飼育はかんたん
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。