メダカの繁殖

メダカが繁殖、産卵しない9つの原因と対処方法とは

汗強めの女の子

メダカが産卵しないので困っている人「メダカが産卵しない理由が知りたい。メダカを飼育しているので、繁殖したいと思っている。でも、全然メダカが産卵してくれない。どうして産卵してくれないのかな?なにか問題がるのかな」

こんな悩みを解決します

この記事の内容
メダカが繁殖、産卵しない原因と解決方法について書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーなど、水の中で生活する生き物を主に飼育しています。

さて、メダカを飼育していると、繁殖させたいな、と思う人もいるでしょう。

メダカは、金魚とくらべると繁殖させやすく、また増えても省スペースで飼育できますからね。

ところが、メダカがなかなかその期待に応えてくれないことがあります。繁殖、産卵してくれない状態ですね。

その原因として考えられるのは、次の9つです。

メダカが繁殖、産卵しない原因

 

  • 水温の問題
  • オスとメスのペアになっていない
  • メダカの相性
  • 日照不足
  • 栄養不足
  • 水質が悪い
  • 体調不良や病気
  • 過密飼育
  • 産卵床がない

これらの問題を解決することで、メダカが繁殖、産卵してくれるようになります。

というわけで、今回はメダカが産卵、繁殖してくれない原因と対処方法について解説していきます。

メダカが繁殖、産卵しない9つの原因と対処方法とは

では、メダカが繁殖行動をしない、産卵しない原因について掘り下げていきます。そして、対処方法についても書いていきます。

繁殖できる水温になっていない

メダカが繁殖行動をするには、水温が影響します。水温が18℃以上になると、メスが抱卵し繁殖活動をするようになります。

ですから、18℃より水温が低いと、メダカは繁殖活動をしません。

メダカは変温動物なので、水温によって活動性が変化します。水温が低いと活動性が低下し、高いと活動性が高まります。

そして、もっとも活動的に過ごせる水温は、25〜28℃ぐらいです。

このような性質から、メダカが繁殖するためには、最低でも水温が18℃を超える必要があるのです。

オス、メスのペアができていない

当然ながら、繁殖活動をするためには、オスとメスのペアが必要になります。どちらかいっぽうしかいない場合は、繁殖活動できません。

ですから、オス、メス両方そろえる必要があります。

ちなみに、稚魚の孵化率を高めるためには、オスを少し多めに入れたほうが良いですね。というのも、条件が整えばメスは毎日のように産卵するため、オス少ないと精子が追いつかないからです。

メダカの相性が悪い

オスとメス、両方そろっているのに繁殖行動をしない場合は、ペアの相性が悪い可能性があります。

メダカの繁殖は、オスがメスにアプローチし、それをメスが受け入れることで成立します。しかし、相性が悪いと、メスがオスを拒否してしまいます。

これでは、メスが産卵することができず、稚魚が生まれなくなります。

日照時間が足りない

メダカが繁殖行動をするためには、日照時間も影響します。1日に12〜14時間ほど、光が当たらないと、繁殖行動をしないからです。

室内で飼育する場合は、照明を12時間以上、できれば14時間以上点灯するようにしてください。

そうすることで、繁殖行動を促すことができます。

栄養不足になっている

栄養状態が良くないと、メダカは産卵をしません。なぜなら、産卵にはそれだけエネルギーが必要だからです。

ですから、繁殖ができる環境になったら、餌をたくさんあたえるようにしてください。

通常であれば、1日1〜2回の餌やりで十分ですが、産卵を促したり、たくさん卵を産んでもらうためには、5〜6回まで餌の回数を増やすようにしてください。

ただし、1回の餌の量を増やすと、メダカが消化不良を起こしてしまうリスクが高くなります。なので、1回の量は増やさないで、回数を増やして餌の総量を増やすようにしてください。

水質が悪い

水質が悪化していると、メダカは産卵をしません。水質の悪化により、ストレスを感じるからです。

水質は、飼育水の汚れに影響を受けます。汚れが増えると、水質が悪化するんですね。

ですから、水換えなどによって、適切な水質を維持するようにしてください。

なお、水換えの適切なペースについては、あたえる餌の量やメダカの数、そして水温といった要素をふまえて考える必要があります。

ですから、飼育環境によって適切なペースは異なります。日々の観察の中で、適切な水換えのペースを見つけてあげてください。

体調不良や病気

メダカが体調不良や病気になっていると、繁殖、産卵をしなくなります。繁殖、産卵にエネルギーを使うことができなくなるからです。

まずは体調の回復や、治療を行ってください。

メダカの体調不良や病気への治療については、塩浴が効果的です。飼育水を0.5%ほどの塩水にすることによって、体調回復や病気の治癒に効果があります。

詳しい効果や具体的なやりかたについては、メダカの塩浴(塩水浴)の方法や効果、期間や塩の量についてをご覧ください。

過密飼育

メダカを同じ容器にたくさん飼育していると、卵を産み付ける場所が確保できないために、メダカが産卵しないことがあります。

ですから、メダカの繁殖をする際は、余裕を持って飼育するようにしてください。

なお、過密飼育は産卵しないだけでなく、メダカの健康にも悪影響をあたえます。

その意味でも、少ない数のメダカを飼育するようにしてください。

産卵床がない

メダカが産卵するには、卵を生み付けられる場所が必要です。

メダカが卵を生みつける場所を、産卵床と言います。産卵床は、人工的に用意することもできますし、水草も産卵床の代わりなります。

これがないと、メダカが産卵できない場合があります。ですから、専用の産卵床や水草を用意してあげてください。

メダカが繁殖、産卵しない9つの原因と対処方法とは:まとめ

メダカが繁殖、産卵しない原因と対処方法について書きました。

メダカは、水温や日照時間、といった自然環境、そして、健康状態や産卵できる余裕のあるスペースの有無、水質などによって、産卵できるかどうかが決まってきます。

適切な環境を整備することによって、困るぐらい産卵するようになります。

ぜひ、繁殖を楽しんでください。

ただし、もうこれ以上メダカを増やすことができない、といった状況になった場合は、メダカを増やしたくない!繁殖させない方法とはをご覧ください。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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