グリーンウォーターにしたくない人「グリーンウォーターにしない方法が知りたい。メダカを飼育しているんだけれど、グリーンウォーターにしないで、透明な水のまま飼育したいんだよね。でも、屋外飼育だと勝手にグリーンウォーターになってしまう。なんとか防止する方法はないかな?」
こんな悩みを解決します
この記事の内容
こんにちは、せいじです。
メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。
さて、メダカを屋外で飼育していると、徐々に水が緑色に変色して困っている、という人もいるのではないでしょうか。緑色の水は、グリーンウォーター、もしくは青水と呼ばれ、メダカを飼育するのに適した環境とされています。
しかし、透明な水で飼育したいという人もいるでしょう。
では、どうすればグリーンウォーターになるのを防ぐことができるでしょうか。
ポイントとしてあげられるのは、次のようなことです。
グリーンウォーターを防ぐ方法
- こまめに水換えをする
- 光の当たる時間を短縮する
- 赤玉土を入れる
- 水草を入れる
というわけで、今回はメダカの飼育水がグリーンウォーターにならないようにする方法について解説していきます。
グリーンウォーター(青水)になる原因
では、まずはメダカの飼育水がグリーンウォーターになる原因について見ていきましょう。
グリーンウォーターは、諸条件が整うことで発生します。その条件をまとめると、次のようになります。
グリーンウォーターになる条件
- 飼育水が富栄養化している
- 長時間太陽の光が当たる環境
- 水温が高い
掘り下げていきます。
飼育水が富栄養化している
飼育水がグリーンウォーターになる条件のひとつ目は、飼育水の富栄養化です。
富栄養化とは、水の中に有機物が増えることをいいます。メダカのふんや餌の食べ残しが有機物であり、飼育水の中に溜まっていくことで、水が富栄養化の状態となります。
富栄養化するとグリーンウォーターになるのは、有機物がグリーンウォーターの正体である植物プランクトンの餌になるからです。
ですから、たくさんの有機物があるほど、植物プランクトンはそれを餌に増殖していくんですね。
長時間、強い光が当たる環境
次に必要なのが太陽の光です。なぜなら、植物プランクトンが増殖するためには、光合成が必要になるからです。
光合成ができる太陽のもとだと、植物プランクトンが増殖し、グリーンウォーターになるんですね。
水温が高い
植物プランクトンの増殖には、水温も関係します。なぜなら、水温によって植物プランクトンの活動性が変わるからです。
植物プランクトンが活発に活動できる水温は25℃以上です。この水温を維持することで、グリーンウォーターを作ることができます。
飼育水のグリーンウォーターを除去する方法
ここまではグリーンウォーターができる条件について書いてきました。
ここからは、飼育水がグリーンウォーターになってしまった場合に、透明な水に戻す方法について見ていきましょう。
こまめに水換えをする
グリーンウォーターを透明な水にするには、まず植物プランクトンを排出し、透明な水に入れ替える必要があります。
水中の植物プランクトンが減れば、増殖するペースをおさえることができるからです。そして、水換えのサイクルを早めることによって、さらに植物プランクトンが増えない環境を作ることができます。
目安としては、3日に1回、3分の2以上の水換えですね。
とはいえ、このペースで水換えをしても、真夏ではいったん透明な水になるものの、すぐにグリーンウォーターになってしまいます。
光の当たる時間を短縮する
ですから、グリーンウォーターになる条件のひとつである、太陽の光があたるのを減らしましょう。時間が短縮できたら、植物プランクトンが光合成できないために、増殖をおさえることができるからです。
1日の中で日陰になる場所に容器を設置するか、日よけを用いて太陽の光があたる時間を短くしてください。
水換えと合わせておこなうことによって、グリーンウォーターを透明な水に戻すことができます。
いったんメダカを他の容器に移す
飼育水がグリーンウォーターになるためには、メダカのふんなどの有機物が必要になります。ですから、メダカがいなくなってしまうと、グリーンウォーターは消えてしまいます。
餌となる有機物がなくなってしまうからですね。
なので、メダカをいったん別の容器に移してしばらく時間をあけることで、グリーンウォーターが透明な水に戻ります。
飼育水がグリーンウォーターになるのを防ぐ方法
最後に、飼育水がグリーンウォーターになるのを防ぐ方法について見ていきましょう。
飼育水の富栄養化を防ぐ環境を作ることで、グリーンウォーターになるのをおさえることができます。
そのためには、バクテリアによる生物濾過の作用によって、飼育水の汚れを浄化する必要があります。
赤玉土を入れる
メダカを飼育している容器に赤玉土を入れることで、飼育水がグリーンウォーターになるのを防ぐことができます。なぜなら、赤玉土がバクテリアの棲み家になるからです。
バクテリアは、環境によって増えたり減ったりします。棲み着ける場所が多いほど数が増えて、飼育水の浄化作用を発揮してくれます。
赤玉土で生物濾過を強化すれば、飼育水の富栄養化を防ぐことができ、グリーンウォーターにならない環境を作ることができるのです。
水草を入れる
水草にも飼育水を浄化する効果があります。ですから、水草を容器に入れることが、グリーンウォーターになるのを防ぐことができます。
水草も植物なので、有機物を餌にして成長するんですね。水草が餌にしてしまうことによって、飼育水の富栄養化をさけることができます。
なので、グリーンウォーターにならない環境を作ることができるのです。
メダカの飼育水のグリーンウォーター(青水)対策とは?:まとめ
メダカの飼育水をグリーンウォーターにしない方法について書きました。
グリーンウォーターにしないようにするためには、グリーンウォーターになる条件を把握し、それをつぶしていく必要があります。
単体の方法では十分に効果が得られないこともありますが、組み合わせることで透明な水を維持できるようになるので、ぜひ取り入れてみてください。
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。