メダカの飼い方

メダカに長時間の直射日光は危険!死ぬ理由とは?

2021年9月25日

長時間の直射日光の影響を知りたい人「直射日光が長時間あたる場所でメダカを飼育していると、死んでしまうと聞いた。日光浴はメダカにとってメリットがあるんだよね?それでも長時間になると死んでしまうの?その理由はどんなものがあるのかな」

こんな疑問を解決します

この記事の内容

直射日光が長時間あたる環境で飼育すると、メダカが死んでしまう理由について書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。

さて、メダカを飼育するにあたっては、日光があたる屋外で飼育したほうが、健康で色艶もよく、そして早く成長します。

なぜなら、紫外線の効果によってメダカの体内でビタミンA、Dが生産され、前述したような効果をもたらしてくれるからです。

しかし、どんなものにも加減というものがあるように、直射日光があたりすぎるのはよくありません。メダカが死んでしまう原因になるからです。

本来であればたくさんのメリットをもたらせてくれる日光浴、それが長時間になると死んでしまう原因になるのはどうしてでしょうか?

というわけで、今回は直射日光が長時間あたる環境で、メダカが死んでしまう理由について解説していきます。

メダカに長時間の直射日光は危険!死ぬ原因とは?

では、長時間の直射日光がメダカの死につながる原因について見ていきましょう。

まとめると、次のようになります。

長時間の直射日光で死ぬ理由

  • 高水温に耐えられなくなる
  • 急激な水温の変化によるダメージ
  • 水温の上昇による酸素不足
  • 水質の悪化が促進される

それぞれ掘り下げていきます。

高水温により耐えられなくなる

メダカは高水温になると、耐えられなくなって死んでしまいます。生きていける水温に限度があるからです。

メダカが生きていられる水温は、2〜38℃ぐらいが目安となります。この水温域を外れてもすぐに死んでしまうことはないものの、長い時間続くと死んでしまうことになります。

真夏に長時間、直射日光があたるような環境だと、水温が40℃を超えることもあります。

そうならないように、環境整備してあげてください。

急激な水温の変化によりダメージ

メダカは、適応力の高い生き物です。ですから、緩やかな変化であれば、ある程度適応していくことができます。

そのいっぽうで、急激な変化に弱い特性があります。

前述したように、2〜38℃まで幅広い水温で生きていけるメダカですが、水温が急激に変化すると、そのストレスによって体調をくずしたり、突然死んでしまうことがあります。

ですから、直射日光による急激な水温の変化には十分注意してください。

たとえば、小さな容器に少ない水量で飼育していると、直射日光や外気温の影響を受けやすくなります。

急激な水温の変化につながるので、できるだけ大きな容器、たくさんの水量で飼育するようにしてください。

水温の上昇による酸素不足

水温の上昇は、酸素不足、つまり酸欠により死んでしまう原因となります。

なぜなら、水温が上がることによって、水中に溶け込むことができる酸素の量が減少してしまうからです。

水に溶け込む酸素を、溶存酸素と言います。水は水温が低いほど溶存酸素量が多くなり、水温が高くなるほど溶存酸素量が少なくなります。

水温が低いうちは、なんら問題なく生活できていたメダカが、水温が上昇することによって突然酸欠を発症してしまい、全滅してしまうなんてことが起こるのです。

昼間に水温が上昇する時期は、特に注意してください。できれば、エアレーションをして飼育するようにしてください。

参考記事
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水質の悪化が促進される

水温が上昇すると、飼育水が汚れやすくなります。なぜなら、飼育水に溜まった汚れが腐敗しやすくなるからですね。

飼育水に発生する汚れの主なものは、メダカが出す排泄物や餌の食べ残しとなります。

メダカを飼っていると、汚れが水中に徐々に溜まっていくことになります。その汚れは、水温が高ければ高いほど腐敗しやすくなり、腐敗すると飼育水の汚れを促進してしまうことになります。

ですから、定期的に容器自体を掃除するようにしてください。

メダカの直射日光対策

直射日光によるデメリットを防ぐためには、環境整備が必要です。適度に太陽の光があたる場所に、容器を設置するようにしてください。

どうしても長時間太陽があたる場所にしか設置できない場合は、光をある程度遮るようにしてください。

ただし、容器を完全に覆ってしまうと、蒸れが発生したり、酸素が十分に供給されないという問題が起こり得ます。

すだれをかけるのが、個人的にはおすすめですね。

かんたんに覆う範囲を調整できますし、適度に隙間があるため、日差しを完全にシャットアウトしてしまうこともありません。

ですから、日光のメリットを取り入れつつ、デメリットをおさえることができます。

メダカに長時間の直射日光は危険!死ぬ原因とは?:まとめ

長時間の直射日光により、メダカが死んでしまう理由について書きました。

日光浴はさまざまなメリットをメダカにもたらします。しかし、直射日光が長時間あたる環境では、デメリットも発生します。

日光のおいしいとこどりができるよう、環境整備をしてあげてください。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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