メダカの繁殖

メダカの繁殖、産卵はいつから?年齢や成長具合、産卵時期について

メダカはいつから繁殖するのか知りたい人「メダカがいつから繁殖、産卵するのか知りたい。メダカは何歳になったら卵を生むの?どれぐらい成長したら繁殖が可能になるのかな?また、繁殖の時期とかも知りたいな」

こんな疑問を解決します

この記事の内容
メダカがいつから繁殖、産卵をするのかについて書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーなど、水の中で生活している生き物を主に飼育しています。

さて、メダカを飼育する楽しみとして、繁殖があります。自分の手で新しいメダカを生み出し、育てることができるのです。

では、メダカはいつから繁殖できるようになるのでしょうか。

メダカが繁殖、産卵できるようになるには、年齢よりも成長具合が影響します。

しっかりと餌をあたえて大きく育てれば、生まれてからわずか2〜3ヶ月で繁殖、産卵できるようになります。

というわけで、今回はメダカがいつから繁殖、産卵できるのか、そして、繁殖の時期はいつか、について解説します。

メダカの繁殖、産卵はいつから?年齢や成長具合、産卵時期について

では、メダカの繁殖、産卵はいつからできるようになるのか、年齢や成長具合について見ていきたいと思います。

メダカの寿命は1~3年、どれだけ長くても5年です。ですから、かなり早くから繁殖できるようになります。

ただし、繁殖すると寿命が短くなるため、繁殖できる期間はごくわずかですね。

メダカの寿命はどれぐらい?死ぬ原因や長生きさせるコツは?

メダカが繁殖、産卵する年齢、成長具合は?

メダカが繁殖できるようになる要素としては、年齢よりも成長具合が影響します。身体がある程度の大きさに成長しないと、繁殖することができないからです。

繁殖できるようになるには、2cmほどの大きさに成長する必要があります。

飼育水の水質を良い状態に保ち、しっかりと餌をあたえると、生まれてから2~3ヶ月で2cmまで育てることが可能です。

ですから、メダカが繁殖できるようになるのは、最短で2~3ヶ月ということになります。

とはいえ、これはあくまでも繁殖できるようになる目安です。できるだけ早く繁殖させることが、プラスとは言えないからです。

なぜなら、早い段階で繁殖させてしまうと、まだメダカの身体が成熟しておらず、無精卵が多く発生してしまいます。それに、卵の数も少なくなります。

また、繁殖はメダカの身体に大きな負担となり、寿命にも影響します。繁殖を経験したメダカのほうが、そうでないメダカよりも寿命が短くなるんですね。

そのあたりをふまえて考えると、半年ほどかけて身体を成熟させ、それから繁殖するようにしたほうが、産卵の質は良くなります。

メダカが産卵する時期は?

メダカは、水温によって繁殖をします。水温が18℃以上になると、求愛行動をするようになり、繁殖、産卵が見られるようになります。

変温動物であるメダカは、水温が低いと活動量が低下し、産卵もしません。

しかし、水温が18℃以上になると、活動性が向上するとともに産卵をするようになるんですね。

日本の気候でいうと、だいたい3月の後半から10月いっぱいぐらいまでが、メダカの産卵の時期になります。

ですから、繁殖が可能となる水温まで上がってきたら、産卵しやすいように環境を整えてあげてください。

メダカはどれぐらい卵を産むの?

ところで、メダカはどれぐらいの卵を産むのでしょうか。

メダカが1回の産卵で産む卵の数は、10~50個です。成熟具合や身体の大きさ、そして栄養状態や水質、太陽の光の当たり具合などが産卵数に影響します。

また、メダカは環境が整っていれば何度も産卵をします。1匹あたり、多い個体だと複数回に分けて500個ほどの卵を産むんですね。

ですから、けっこうな卵の数になります。もちろん、産んだ卵が100%孵化するわけではないので、「卵の数=稚魚の数」というわけではありませんが、それでも上手に育てればかなりの数のメダカが誕生することになります。

産ませたのはいいけれど、飼いきれなくて川に流した、なんてことがないようにしてください。

メダカの繁殖、産卵においてするべきこと

ここからは、メダカの産卵前後にするべきことについて書いていきます。

オスとメスをいっしょに飼育する

メダカの繁殖をするためには、当然オスとメスのメダカが必要になります。両方いないと、産卵、受精しないからです。

なので、オスとメスのメダカをいっしょに泳がすようにしてください。

なお、メスよりオスを少し多めに入れることで、受精卵の割合を増やすことができます。

産卵床を用意する

メダカに卵を産ませて稚魚を育てるためには、産卵床が必要になります。産卵床とは、メダカに卵を産み付けさせるための道具です。

産卵床がなくてもメダカは卵を産みますが、水槽全体に散らばってしまう可能性があり、卵を別容器に移したり、管理したりといったことがむずかしくなります。

しかし、産卵床を用意すれば、メダカはその産卵床に卵を産み付けるため、あつかいが楽になるんですね。

インターネットやペットショップには、メダカ専用の産卵床が販売されています。

また、水草を入れている場合は、水草が産卵床の役割を果たしてくれます。

必ず用意するようにしてください。

親魚と卵の容器を分ける

メダカが無事に産卵したら、すぐに親魚と卵を別容器に分けてください。いっしょにしておくと、親魚が卵を食べてしまうからです。

メダカは、自分が産んだ卵を見分けることができません。ですから、食べ物だと思って食べてしまうんですね。

産卵が済んだら、速やかに別容器に移すようにしましょう。

メダカは共食いをする!原因や理由と対策について解説します

メダカの繁殖、産卵はいつから?年齢や成長具合、産卵時期について:まとめ

メダカの繁殖、産卵ができる年齢や成長具合、また、産卵が発生する時期について書きました。

本記事をまとめると、次のようになります。

本記事のポイント

  • メダカの繁殖は早くて生後2〜3ヶ月で可能
  • ただし、早すぎると産卵数が少なく無精卵が多くなる
  • 1度の産卵で10〜50個の卵を産む
  • 産む時期は水温が18℃以上、3月末〜10月まで

ぜひ、自分の手で、かわいいメダカの子孫を育ててあげてください。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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