メダカの餌のあたえかたについて知りたい人「メダカの餌のあたえかたについて知りたい。メダカを飼育しているんだけれど、餌の頻度や量ってどんなもんなんだろう?食べるだけあたえたらいいのかな?それとも、頻度や量を決めるにあたって、なにかしら考慮しなければならない要素があるのかしら?」
こんな疑問を解決します
この記事の内容
メダカの餌の頻度や量、水温に応じた餌のあたえかたについて書いています
こんにちは、せいじです。
金魚やメダカ、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を好んで飼育しています。
さて、今回はメダカの餌やりについてです。
メダカを飼育する場合、水温に応じて餌の頻度や量を調整する必要があります。また、餌のあたえかたについても、水温が影響してきます。
なぜなら、メダカは水温によって身体能力が変化する変温動物だからです。
ですから、水温が高く、活発に活動するときには餌を多めに、そして水温が低く、活動が低下するときには餌の量を少なくし、真冬の冬眠の時期には完全に餌をあたえないようにしなければなりません。
餌やりの調節をまちがうと、メダカは消化不良などを発症し、死んでしまう可能性があります。
というわけで、今回はメダカの餌のあたえかたについて解説します。
メダカの餌やりの頻度や量、餌のあたえかたについて
では、メダカの餌やりの頻度や量、餌のあたえかたについて見ていきましょう。
まずは、メダカの餌の頻度や量を決めるにあたって、最重要事項となる水温との関係から見ていきたいと思います。
それから、各季節ごとの餌やりについて書いていきます。
メダカの餌やりの頻度や量は、水温によって決まる
メダカの餌やりの頻度や量は、水温によって決まります。
なお、1回にあたえる餌の量については、だいたい2~5分程度で食べ切れる量を目安にしてください。
まとめると、次のようになります。
水温ごとの餌の頻度や量
- 15℃以上:1日2回
- 10~14℃:1日1回
- 9℃以下:餌をあたえない
一般的に、上記の水温になる季節に合わせて、餌の頻度を掘り下げていきます。
春から夏にかけての餌やり
春から夏にかけては、メダカがもっともたくさん餌を食べる季節となります。
メダカは、水温が15℃以上になると、活動的に生活するようになるからです。活動的に生活すれば、当然お腹もすくようになります。
また、消化能力も高まっているため、餌をたくさんあたえても、消化不良を起こす可能性が低いです。
ですから、1日2回、しっかりとあたえるようにしてください。
春先や秋の餌やり
メダカは、水温が15℃を切ると活動性が低下します。消化能力も低下するため、餌の頻度を減らすようにしてください。
この季節でやっかいなのは、日中が暖かいのに対して、朝晩の冷え込みが厳しいことです。
たとえば、まだ暖かい夕方に餌をあたえたとしても、夜にかけて冷え込み、気温が15℃よりも下がっていくと、お腹の中の餌が消化しきれないまま残ってしまう可能性があります。
メダカが体調をくずす原因になるので、水温が下がりはじめる時間に餌をあたえるのは避けてください。
餌をあたえたあと、2時間ぐらい水温が維持されるタイミングで給餌を終えるようにしてくださいね。
冬の餌やり
冬になって、水温が10℃を切るようになると、メダカは冬眠状態となります。冬眠状態となったメダカは、活動性が極めて低下します。
ですから、餌を食べなくても餓死の心配がなくなります。
逆に言うと、メダカは基本餌を食べなくなります。
活動が低下するということは、消化能力も低下するということになります。ですから、メダカに餌をあたえて、万が一食べてしまうと、確実に消化不良を起こすことになります。
水温が10℃を下回ったら、くれぐれも餌をあたえないようにしてください。
繁殖をさせるのであれば餌をたくさんあたえる
メダカを繁殖させたい場合は、餌の頻度を増やしてあげてください。1日5回以上餌をあたえ、繁殖のためのエネルギーを補ってあげましょう。
そうすれば、たくさん卵を生んでくれるようになります。このような餌のあたえかたを、飽和給餌と呼びます。
なお、餌の頻度を増やす場合は、餌の間隔を2時間以上あけるようにしてください。消化不良を防ぐためですね。
体調不良や病気のときは餌をあたえない
メダカが体調をくずしたり、病気になったときは、餌を食べなくなります。
餌をあたえても、メダカが食べないようであれば、餌を速やかに水槽から取り除いてください。
飼育水の汚れの原因になるからです。
そして、餌をあたえないようにし、体調回復のために塩水浴などを実施してください。
メダカの餌やりの注意点
ここからは、メダカの餌やりの注意点について書いていきます。
あたえすぎはデメリットばかり
メダカは、たくさん餌をあたえると、自分の消化能力の限界を超えて食べてしまいます。
なので、餌のあたえすぎに十分注意する必要があります。
餌のあたえすぎや、まちがった餌やりは、消化不良の原因となるからです。
メダカにとって、消化不良は百害あって一利なしです。
メダカが消化不良を起こすと、免疫力が低下します。その結果、感染症などの病気にかかりやすくなります。
また、メダカが餌を食べ残すと、残った餌は飼育水を汚す原因となります。飼育水の汚れは、メダカの病気につながります。
基本、餌は控えめに与えるようにしてください。
水温が下がるタイミングではあたえない
もうひとつは、前述したように、餌のあたえるタイミングに注意が必要です。
水温が下がるタイミングで、餌をあたえないようにしましょう。
なぜなら、メダカは水温によって消化能力が変化するからですね。
水温が高いと消化能力も高まり、水温が低くなると、メダカの消化能力も下がります。
ですから、水温が下がるタイミングで餌をあたえないようにしてください。
餌を食べたときは暖かくても、夕方から夜にかけて水温が下がると、消化しきれない餌が長時間、お腹の中に残ることになるからです。
メダカにとってはストレスになるため、くれぐれも暖かい時間が2時間以上つづくタイミングで餌やりをするようにしてください。
メダカの餌やりの頻度や量、餌のあたえかたについて:まとめ
メダカの餌やりの頻度や量、えさのあたえかたについて書きました。
この記事をまとめると、次のようになります。
この記事のまとめ
- 餌やりの頻度は、水温が15℃以上で1日2回
- 水温が下がるにつれて減らす
- 餌のやりすぎはデメリットばかり
ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。