メダカの病気など

メダカのエラ病の原因や症状、治療方法について

2021年11月21日

メダカのエラ病について知りたい人「メダカのエラ病について知りたい。メダカの病気でエラ病ってのがあるんだよね?エラ病って、外から見えないからやっかいだって聞いたんだけれど、どうやったら気づくことができるのかな?それに、治療するにはどうしたらいいんだろう?」

こんな悩みを解決します

この記事の内容

メダカのエラ病の原因や症状、治療方法について書いています

こんにちは、せいじです。

メダカや金魚、ウーパールーパーといった、水の中で生活する生き物を中心に飼育しています。

さて、メダカの病気のひとつにエラ病があります。

エラ病とは、えらがやられてしまう病気の総称です。

メダカにとって、えらは呼吸をするための非常に重要な器官です。

ですから、えらが病気に冒されてしまうと、呼吸ができなくなって死んでしまうことになります。

早期発見、早期治療が必要になりますが、えらにはえらぶたがあり、その中で異常が発生するため、外からは発見しにくい病気でもあります。

そのため、手遅れになることも少なくないんですよね。

とはいえ、異常を把握する方法がまったくないわけではありません。

というわけで、今回はメダカのエラ病について解説します。

メダカのエラ病の原因や症状、治療方法について

では、メダカのエラ病の原因や症状について見ていきましょう。

エラ病の原因とは

エラ病となる直接の原因は、えらへの細菌による感染や、寄生虫による寄生です。

それが原因で、えらが腫れたりして機能不全を起こすのです。

エラが機能不全を起こすと、酸素を取り込めず、呼吸ができなくなります。

感染や寄生を引き起こす原因は、水質の悪化や急激な環境の変化などによるメダカの免疫力の低下です。

免疫力が低下すると、細菌や寄生虫から身体を防御できなくなり、エラ病を発症してしまうんですね。

つまり、日々の飼育や環境整備がエラ病を予防するには重要になります。

エラ病の症状

エラ病は、外からはなかなかわかりにくい病気です。なぜなら、えらの中はえらぶたによって隠れて見えないからです。

ですから、異常が発生していても気づけないんですね。気づいたときには手のほどこしようがない状態まで悪化していた、というケースが少なくありません。

とはいえ、外から絶対にわからないか、と言われるとそうではありません。

外見からエラ病の発症を予測することは可能です。

なぜなら、エラ病になっているメダカは、泳ぎや普段の様子に異常が見られるようになるからです。

外から確認できる症状としては、次のようなものがあります。

メダカのエラ病の症状

  • メダカの泳ぎ方がおかしい
  • 水面でぼーっとしている時間が長い
  • エラが開いている
  • エラの動きがおかしい
  • エラが赤く充血している

体表に異常が見られないのに、なんだかメダカに元気がないなぁと感じたり、泳ぎにキレが無いなぁと思ったら、エラ病を発症しているかもしれません。

さらに、水面で浮かんでいる姿をよく目にするようになり、刺激しないと動かなくなってしまった、なんて状態に進行していくと、ますますエラ病の可能性が高まります。

さらに観察すると、えらの動きが一定でなかったり、左右のえらの動きが合わなかったりといった症状が確認できることがあります。

片方のえらしか動いていない、といったような状況ですね。

ここまできたら、ほぼエラ病にまちがいありません。

ですから、すぐに治療に当たってください。

なお、外からみてもえらの充血がわかるほどひどくなっている場合は、回復はむずかしくなります。

エラ病は他のメダカにうつる?

エラ病が他のメダカに感染することはありません。

ですが、1匹のメダカに発症が見られたということは、他のメダカにも発症する可能性があるということになります。

ですから、すぐに環境の改善に取り組んでください。

具体的には、メダカの免疫力を回復させるために、ストレスの原因となっていることがらの改善が必要ということになります。

たとえば、水換えをしたり、濾過槽のメンテナンスをしたりして、水質が悪化する原因を取り除くといったことが必要です。

水質の悪化は、すべての病気の原因となるため、病気が発生したらまずは水換えをする、というのがセオリーなんですね。

エラ病を放置すると自然治癒する?

エラ病が自然治癒することはありません。ですから、放置すると確実に死にます。

必ず治療するようにしてください。

メダカのエラ病の治療方法

ここからは、メダカのエラ病の治療方法について見ていきましょう。

塩水浴を実施する

メダカのエラ病の治療方法としては、塩浴(塩水浴)があります。

飼育水を0.5%の塩分濃度にし、その中で過ごさせることで自然治癒力が高まり、病気から回復するんですね。

エラ病の初期であれば、塩浴によって完治する可能性が高いです。

ですから、早期発見によってできるだけ早く塩水浴を実施してあげてください。

ただし、症状が進行している場合は、治療できないこともあります。

水換えをする

塩水浴を実施する前に、必ず水換えをしてください。水質を改善し、メダカのストレスを軽減するためです。

エラ病が発生するということは、メダカがストレス状態に陥っている証拠です。

その原因のひとつとして、水質の悪化が考えられます。

ですから、水換えを実施して水質を改善してあげてください。

メダカのエラ病の原因や症状、治療方法について:まとめ

メダカのエラ病について書きました。

エラ病は外から発見しにくい病気であるため、手遅れになりやすく、やっかいな病気です。

日々の様子観察をしっかりと行い、外に出てくる症状からエラ病に早期に気づいてあげてください。

そして、できる限り早く塩水浴を実施してあげてください。

ということで、今回はこのへんで終わりにしたいと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

  • この記事を書いた人

せいじ

現在:ハッピーアクト代表
住所:金魚のふるさと奈良県大和郡山
金歴:15年以上
実績:金魚マイスター認定者
    全国金魚すくい選手権20位
内容:金魚の飼育、育成、金魚すくいのコツを発信  

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