ホテイアオイの花を咲かせたい人「ホテイアオイをメダカの飼育水に浮かべているんだけれど、ホテイアオイってきれいな花が咲くの??うちのホテイアオイは咲いたことがないんだけれど、どうやったら咲くのかな?咲かせる方法が知りたいな」
こんな悩み解決します
この記事の内容
ホテイアオイの花を咲かせる方法について書いています
こんにちは、せいじです。
金魚の飼育を10年以上しており、金魚のふるさと奈良県大和郡山市より金魚マイスターの認定を受けています。
さて、手軽に飼育できる植物に、ホテイアオイがあります。
手軽さからゆえに、金魚やメダカの飼育によく用いられます。
緑の大きな葉っぱを青々させて飼育水に浮かんでいる様子は、水槽をより魅力的なものにしてくれます。
さらに、ホテイアオイは美しい花を咲かせます。
とても、魅力的な植物なんですよ。
ただ、ホテイアオイを飼育しているけれど、なかなか花をつけてくれない、と悩んでいる人もいるかもしれません。
ホテイアオイは、環境が整わないと花を咲かせてくれません。
花を咲かせるためには、十分な日照時間、適度な気温、良好な栄養状態が必要になります。
というわけで、今回はホテイアオイの花を咲かせる方法について解説します。
ホテイアオイの花が咲かないのはなぜ?咲かせる方法や咲く時期など
では、まずはホテイアオイの花の特徴についておさえておきましょう。
ホテイアオイの花はどんな花
ホテイアオイの花は、全体が薄紫色で、花びらの根元にいくほど紫が濃くなり、真ん中あたりに黄色が配色された非常に美しい花です。
見るものをうっとりとさせるような、そんな魅力を持っています。
ホテイアオイの花が咲くのはいつ?(時期や季節)
ホテイアオイの花が咲くのは、初夏から初秋にかけて、だいたい6月〜10月ごろの期間になります。
花が咲くには気温が影響しているため、地域によって咲く時期が多少異なります。
1日の中で咲くタイミングは、朝です。
ホテイアオイの花が咲くのは珍しい?
ホテイアオイは、十分な太陽の光、一定の気温、栄養状態が良好であること、といった条件がそろわないと咲きません。
しかし、条件をそろえるのはそれほどむずかしいことではありません。
ですから、咲かせるのがむずかしく、特別珍しい花、というわけではありません。
繰り返しになりますが、一定の条件を満た好ことができれば、誰でも咲かせることができるのです。
特別な飼育方法や、特別な道具などがいるわけではないので、むしろ咲かせやすいと言えるかもしれません。
ホテイアオイの花が咲くのは一日
ホテイアオイの花は、基本的に朝に咲き、夕方には萎れてしまいます。
1回の開花で楽しめるのは1日だけですね。
萎れたあとには、種を放出し、新しいホテイアオイが誕生します。
ホテイアオイの花の咲かせ方
ここからは、ホテイアオイの花を咲かせる方法について見ていきましょう。
飼育をしていても、全然花をつけてくれない、と困っている人は、ぜひご覧ください。
開花に必要な条件とは
ホテイアオイが花をつけるには、かなりのエネルギーが必要になります。
つまり、花をつけるには、十分なエネルギーを作り出せる状態にしてあげる必要があるわけです。
ホテイアオイがエネルギーを確保するのに必要な要素は、次の3つです。
エネルギーの確保に必要な要素
- 太陽の光
- 一定以上の温度
- 十分な栄養
この3つが整うことによって、ホテイアオイの活動性が向上し、花を咲かせるエネルギーを確保できるのです。
ただし、これらの要素がそろっていても咲かないことがあります。
ホテイアオイが花を咲かせられるほどに、成長していない場合です。
株の成長が不十分だと、花を咲かせるまでには至りません。
その場合は、ホテイアオイの成長をじっくりと待ってあげてください。
開花に必要な条件を、より詳細に見ていきましょう。
太陽の光
ホテイアオイが花を咲かせるためには、太陽の光を十分に当たる場所で飼育することが必要になります。
太陽の光を用いて光合成をすることで、エネルギーを生み出すことができるからです。
ですから、1日の中でも、できるだけ太陽の光が当たる場所で飼育するようにしてください。
私の環境でいうと、午後からの半日ほど太陽の光が当たる場所で飼育していますが、無事花を咲かせてくれました。
これぐらいの時間、しっかりと太陽の光を確保できれば、ホテイアオイの花を咲かせることができます。
花が咲くのに必要な気温
ホテイアオイが花をつけるためには、気温も重要です。
気温が低いと、ホテイアオイの活動性が低下し、花を咲かせられないからです。
ホテイアオイは、元々南アメリカの暑い地域に生息する植物です。
ですから、寒さに弱い性質を持っているんですね。
気温が下がると活動性が低下し、真冬では枯れてしまいます。
逆に、気温が上昇することで活動性が高まり、20℃以上の気温が安定して見込める季節になれば、花が咲く環境が整うことになります。
栄養状態
前述したように、花を咲かせることは、ホテイアオイにとってとてもエネルギーが必要になる行為です。
そのエネルギーを確保するためには、ホテイアオイの栄養状態が良好であることが必要になります。
栄養状態を良好にするためには、飼育水に十分な栄養がなければなりません。
ホテイアオイの栄養になるものは、金魚やメダカが出す排泄物や、餌の成分です。
ですから、程よい飼育水の汚れが、ホテイアオイの栄養状態を良好に保つ秘訣となります。
逆に、頻繁に水換えをして、飼育水をきれいにしすぎると、ホテイアオイにとっては栄養を吸収できなくなってしまいます。
かといって、汚れがひどすぎて飼育水が傷んでしまうと、逆にホテイアオイにとってもマイナスになります。
目安としては、金魚やメダカにとって適切な青水(グリーンウォーター)を維持してあげるといいでしょう。
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ホテイアオイの花が咲かないのはなぜ?咲かせる方法や咲く時期など:まとめ
ホテイアオイの花を咲かせる方法について書きました。
この記事をまとめます。
この記事のまとめ
- ホテイアオイが花を咲かせるためには、かなりのエネルギーが必要
- エネルギーを確保するためには、太陽の光、一定以上の気温、良好な栄養状態を確保しなければならない
- 6月〜10月までの気温が上昇する季節に、太陽の光が十分当たるところで、金魚やメダカの飼育水に浮かべておけば咲く可能性が高い
ということで、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。